続々トラベルとかナントカ

日本全792市を訪問した駅や旅の記録です

生活と思い出と世の中と(1997年②)

遡って振り返る「生活と思い出と世の中と」。27回目は生活と思い出と世の中と(1997年①) に続く1997(平成9)年の第2回目です。

今からもう四半世紀も前なのですね。

前回記事で描き切れなかった内容を振り返ります。

●ドラマ

当時見ていたドラマを列挙します。

・ガラスの靴 加藤紀子さん主演。シンデレラをモチーフとしながら、出生の秘密をめぐるドロドロの展開も。

・いいひと。 草彅剛さん初主演作として話題に。困ってる人が居たら助けずにいられない、いいひとのドラマ

・FIVE 5人の少女が犯罪組織と戦う。ともさかりえ鈴木紗理奈篠原ともえ遠藤久美子知念里奈の当時豪華な5人の共演

ボディガード 長渕剛さんの4年ぶりレギュラードラマ。ボディーガードを生業とし、ある親子を守り通すドラマ

失楽園 先日逝去された古谷一行さんの主演、川島なお美さんとの濡れ場で話題になった究極的な不倫ドラマ。映画でも別キャストで上映。

あぐり NHK連続テレビ小説吉行和子さんの母あぐりさんの半生を描く、新人田中美里さんの演技と夫役野村萬斎さんの怪演と。

・WHO? 昼帯ドラマ。星野真里さんの初主演作。女子高生が和菓子屋の大家族に飛び込んで新生活で巻き起こる数々

ウルトラマンダイナ ウルトラマンティガの次作でつるの剛士さん主演。布川敏和/小野寺丈/山田まりや/木之元亮等豪華共演

七曲署捜査一係 単発ドラマ。「太陽にほえろ!」の10年ぶりリメイク。舘ひろしさんをボスにキャストを一新。

 

プロ野球

セ・リーグはヤクルト、パ・リーグは西武が優勝し、西武は2年間オリックスに優勝を掴まれましたが、3年ぶり優勝でした。

日本シリーズはヤクルトが4対1で制して日本一になりました。西武は2年間優勝を逃しての出場でしたが、日本一になれず、やはり黄金時代は過ぎたかな、とこの時点で感じました。

この年から年135試合制に移行しました。またドーム球場の開設として、大阪ドームナゴヤドームが完成、試合が行われるようになりました。この時は、これからすべてドーム化されていくのか、と思っていましたが、そうでもなかったですね。

新人王はセ・リーグ広島・澤崎俊和投手パ・リーグはロッテ・小坂誠選手でした。澤崎投手は同期の黒田博樹投手より先に台頭しましたが、その後は一時抑えに回ったりしたものの早くに引退し、この前後の広島では新人で活躍した選手が多く短命に終わっていました。

セ・リーグ本塁打王はヤクルトのホージー選手でしたが、陽気なキャラも含めて有名になり、ヤクルトは同時入団したオルティス選手が振るわず、ホージー選手が当たって良かったと思いました。

セ・リーグ最優秀防御率は広島・大野豊投手で当時42歳での規定投球回到達かつこのタイトル獲得となりました。

巨人はFAで清原和博選手が移籍し話題に。松井秀喜選手とのアベック打線で売りましたが、やはり巨人の重圧かチームが1975(昭和50)年以来の最下位か?というぐらい不調を極め、後半巻き返しで4位になったものの、かなりの低調ぶりでした。開幕はヤクルト戦で、この試合では広島から復活を期して移籍してきた小早川毅彦選手に3連続本塁打を打たれ、小早川選手の復活を後押しする格好となりました。桑田真澄投手が2年ぶりに復帰、1995(平成7)年のダイビングキャッチで肘を負傷後の待望の復活でした。

阪神ではグリーンウェル選手が鳴り物入りで入団したものの「神のお告げ」という有名なセリフを残してわずか7試合で帰国、引退しました。

引退としては、大石大二郎(近鉄)、西村徳文(ロッテ)、福良淳一(オリックス)といずれも後にオリックスの監督となる、一時代を築いた内野手が揃って現役を退きました。

 

●大相撲

概ね貴乃花の時代でしたが、優勝は貴乃花が3回と最多で、曙、若乃花貴ノ浪が1回ずつでした。

曙は当時横綱でしたが、その横綱在位期間のうち1996(平成8)~1999(平成11)年の4年間で、この年の1度だけしか優勝していなかったのは調べてみて意外でした。

引退力士としては、まず元小結・浪乃花がケガもあり27歳の早い引退となりましたが、小兵で味のある力士でした。

また長年、関脇12場所を務めるなど三役で活躍し、大関候補にも名前が挙がった琴ヶ梅も引退、幕内に上がれないまま引退した大竜は元十両として年寄襲名しました。

戦後初の奈良県出身の幕内力士として注目された力櫻は諸事情で若くして引退となり、後にプロレスの道へ進む事となります。

元関脇・若翔洋も引退、大型の身体で関脇へ駆け上がった時期は注目されました。また琴別府も引退、十両へ上がりながら大病で序ノ口まで降格し、そこから新入幕を果たした苦労人でした。

そして元大関小錦も遂に引退しました。大関としては1993(平成5)年までで、翌年からは関脇へ陥落後、平幕で相撲を取り続けた4年間でした。その超重量の身体を支えるひざの故障に苦しみながら、土俵に立つとひときわ歓声の大きかった人気力士でした。