続々トラベルとかナントカ

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生活と思い出と世の中と(1993年②)

遡って振り返る、「生活と思い出と世の中と」。34回目は1993(平成5)年の第2回です。

 

まずは、この年に見たドラマから。

●ドラマ

並木家の人々 …武田鉄矢陣内孝則・安田成美という3人での家族ドラマ。

振り返れば奴がいる …織田裕二石黒賢氏による医師ドラマ。Bitter&Sweatの対照的な医師の絡み合い。

はだかの刑事 …松方弘樹氏主演。約3年続いた「刑事貴族」シリーズ終了後、人情刑事ドラマとしてスタート。少しアクション寄りとなりつつ9ヶ月放送。

RUN …長渕剛氏2年ぶりの主演ドラマ。占い師をしながら「鼠小僧」として悪を闇へ裁くスタイルのドラマ。

高校教師 …真田広之桜井幸子氏を中心として高校の禁断学園ドラマ。主題歌「ぼくたちの失敗」の大ヒット

正しい結婚 …昼ドラマ。藤吉久美子船越英一郎川島なお美氏等で繰り広げた30代の複雑な恋愛模様郷ひろみ氏の主題歌「僕がどんなに君を好きか、君は知らない」がヒット

パパっ子ちゃん …朝ドラマ。水野真紀阿部寛氏の主演で、父子の愛情・恋人との愛情などを織り交ぜ奈から展開

●音楽

「東京」(矢沢永吉)

「風の中の火のように」(KAI FIVE)

エロティカ・セブン」(サザンオールスターズ)

「RUN」長渕剛

 

▼風の中の火のように

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●訃報

田中浩さん …悪役を中心に活躍した俳優。しかし「丸大ハム」のCMでは「わんぱくてもいいたくましく育ってほしい」でお馴染みの良きお父さん役で人気を博した

桂春蝶さん(2代目) …関西落語界のホープとして長年活躍、51歳の若さで病死

園山俊二さん …「はじめ人間ギャートルズ」で人気を博した漫画家。

笠智衆さん …おじいさん役で人気のあったベテラン俳優

加藤正之さん …「ドラえもんのび太のパパ役の声優として知られた。

戸浦六宏さん …常に目を細めた雰囲気の狡猾で残忍な悪役を得意とした俳優。

安倍徹さん …強面の風貌を生かした、組織の黒幕的な役どころで活躍した俳優。

津田恒美さん …広島東洋カープ炎のストッパー」として80年代後半に大活躍も脳腫瘍により32歳の若さで死去

ハナ肇さん …クレージーキャッツのリーダーとしてテレビのバラエティー界に君臨し、俳優としても味のある演技で人気

潮健児さん …「仮面ライダー」の地獄大使役など悪役で有名俳優。「忍者キャプター」では50歳を過ぎて正義のヒーローを演じた。

森永勝也さん …プロ野球ニュースの解説でお馴染み。広島の監督も経験。

田中角栄さん …元首相。日本列島改造論の展開、ロッキード事件での逮捕など破天荒な政治家として知られた

 

プロ野球

ヤクルトが西武を下して、初めてリーグ優勝&日本一となった1978(昭和53)年以来2度目の日本一となりました。

新人王は、セ・リーグはヤクルト・伊藤智仁投手、パ・リーグは西武・杉山賢人投手と、いずれも優勝チームから出ました。

伊藤投手は故障でフルシーズン働けず7勝2敗でしたが、内容が評価されての受賞となりました。今後を大きく期待されたものの、やはりケガが付きまとい続け、短命に終わりました。

杉山投手は入団年齢が遅くて長い年月は活躍できませんでしたが、この年は鹿取・潮崎いった投手とトロイカ体制ともいうべき鉄壁のリリーフ陣を形成していました。

また、巨人では長嶋監督の再就任が大きな話題となりました。また、その長嶋新政権1年目に松井秀喜選手が入団してきて、レギュラーとまではいきませんでしたが、それでも高卒1年目で11本の本塁打を記録し、大器の片りんを見せていました。

大洋が、横浜大洋ホエールズから「横浜ベイスターズ」になったのはこの年からでした。しかしその横浜で、大量解雇がありました。巨人からFAした駒田徳広選手を獲得すべく、球団の選手を大量解雇し、高木豊屋鋪要などの主要な選手も含まれていました。結局高木選手は日本ハムへ移籍し1年で引退、屋鋪選手は巨人へ移籍し、日本シリーズでのスーパープレーでチームの日本一に貢献しました。

また、このオフでの大型トレードで大変印象的だったのは、西武とダイエーのトレードでした。西武・秋山幸二渡辺智男内山智之の各選手とダイエー村田勝喜佐々木誠橋本武広の各選手の「3対3」のトレードで、規模もスゴイですが、「西武・秋山とダイエー・佐々木を出すか??」と衝撃でしたね。

日本一を花道にヤクルトから2人の大ベテラン選手である杉浦亨外野手(当時41)と八重樫幸雄捕手(当時42)が長い現役生活に別れを告げました。杉浦選手は前年引退するつもりだったのが、日本シリーズで劇的なホームランを打ったことで現役続行となったものでした。

また、オリックス松永浩美選手と阪神野田浩司投手がトレード移籍したシーズンで、野田投手はオリックスで短いながらも大活躍し優勝に貢献していきますが、松永選手は阪神移籍し、背番号2から「02」に変更した挙句この1年限りで阪神を退団したという事もありました。

西本聖投手がこの年のみオリックスに在籍していました。中日を退団し、オリックスへ移籍し37歳のシーズンでしたが5勝を挙げるなどそこそこ活躍していましたが、次の年は古巣へ戻る事となりました。

 

●大相撲

横綱に、貴花田大関に昇進した年でした。貴花田はわずか20歳5ヶ月での大関昇進となり、これは北の湖が持っていた最年少記録を更新するもので、この大関昇進時に父と同じ貴ノ花と改名しました。(その後貴乃花へ改名)

また、このタイミングで父が藤島親方から二子山親方となり、二子山部屋を継ぐ事となりました。

この当時は1991年の千代の富士引退以降、すっかり勢力図が変わっており、前年までに当時の横綱大関も多数現役を去っていった頃でもありました。

そんな中、曙が突出して強かった時代で、6場所中4回優勝しており、逆にその後の失速が際立った感がありましたが、この時はとにかく強かったです。他は若花田・貴ノ花が1回ずつ優勝しており、若花田の初優勝はTVで見て覚えていますが、ちょうど大学を出て引っ越し前の部屋の片づけをしながら見ていました。

引退力士としては、前頭下位から十両が最高位の力士が多く、目立つのは元小結・両国くらいです。同期の栃乃和歌と共に学生相撲出身で大器として騒がれた存在でしたが、ケガに悩まされる事も多く小結止まりでした。最後は92年11月に十両に陥落してわずか1場所で幕下へ陥落してこの93年にも番付こそ載りましたが場所前に引退したものでした。

 

Jリーグが開幕し、サッカー中継がゴールデンタイムにされていたこの1993年、[E:#x266A]オーレオレオレオレーのメロディーが流れまくっていた印象が強い年でした。

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