静岡市は静岡県の中部に位置し、人口は672,744人(2024.9.1現在)で、静岡県の県庁所在地で、2005(平成17)年に指定された最も新しく、また最も人口の少ない政令指定都市です。
自身の運営するブログのトータルPV数以下の自治体についてのみ、駅や街の様子を記事にしていますが、遂に「政令指定都市」を取り上げられるようになりました。
-JR東静岡駅-
・路線 JR東海道本線(東京-神戸間)
・開業 1998(平成10)年10月30日
・訪問 初訪問-2007(平成19)年8月
・1日あたり平均乗車人員
6,903人/日 (2021年)
・近隣の都市駅
(東京方面) 清水駅 ⇒2駅
(神戸方面) 静岡駅⇒隣駅
・鉄道での所要時間
東京駅から:1時間14分
大阪駅から:2時間54分
※AM9:00発での最短時間
・駅規模ランク
ホーム ★★★☆☆ …2面4線
跨線橋 ★★★★★ …1面の為なし。広いコンコース
駅舎 ★★★★☆ …2F建橋上駅舎
▼静岡市といえば、まずは新幹線もある静岡駅が中心駅として存在しますが、今回はその隣にあるこの駅をご紹介です。
1998(平成10)年に開業した新しい駅で、元は付近に貨物駅があったところで、その後の再開発で大規模な駅として静岡駅の隣に開業した駅です。
この記事の写真は2007(平成19)年当時の古いものですが、駅名標の自治体表示は「静岡県静岡市」ではなく「静岡市葵区」となっており、政令指定都市を感じさせるものがありました。
時刻表が下に見えていますが、10分に1本くらいのペースでした。
静岡駅の隣という事もあり、東京駅から新幹線で静岡まで行けば1時間10分あまりで着きます。
▼大きな駅のように見え、実際に大きな駅でしたが、ホームは1面2線しかありませんでした。
特に分岐する路線もなく、それらの機能は大体隣の静岡駅にあるので、ここには多数の線路は要らないという事かもしれません。
1面2線だけの駅でエスカレータ付というのはなかなかないように思いました。
▼駅コンコースです。
まるで市の中心駅かのような広々としたスペースがありました。
「グランシップ インフォメーション」というのがありましたが、グランシップとは県立の複合文化施設で、この駅の近くにあります。
▼線路をまたぐ長い通路には「動く歩道」もあるほど、金のかかった駅です。
大抵「東○○駅」と指名を名乗る駅は中心駅の隣にある中小規模の駅だったりしますが、この駅はかなりの大規模で、この自由通路は開業した1998(平成10)年に「土木学会田中賞」という建築関連の賞を受賞しています。
▼改札周辺の様子です。
改札真上の屋根縁にあたる部分に、駅名表示がありました。
▼駅前広場周辺の様子です。
駅は大きいですが、大きな建物がまばらに立ってはいるものの、全体的には閑散とした雰囲気が漂っていました。
これは駅が開業してから10年に満たない時期のものでしたが、今はもう開業25年を越えて、どんな風になっているのか、また行ってみてみたいものです。
▼東静岡駅の駅舎です。
大きな駅舎とは不釣り合いな、前には何にもない、ただ広々としたスペースだけが広がるという、九州新幹線の新駅で新幹線だけ止まる駅のような、これから開発されていくのかどうか…?という雰囲気でした。
ここから15年以上経っているのであるいは開発が進んでいるのかもしれませんが、総工費13.7億円と半端ない金額が捻出されているこの駅、一度訪れて損はないと思います。