続々トラベルとかナントカ

日本全792市を訪問した駅や旅の記録です

生活と思い出と世の中と(1995年②)

遡って振り返る「生活と思い出と世の中と」。31回目は1995年の第2弾です。

 

●訃報

南利明さん …飄々としたコメディアンから味のある役者へ。ジンセンアップの広告でも有名

金子信雄さん …刑事ドラマやヤクザ映画の敵役俳優としてならし、料理の腕前を活かして料理番組でも長年人気を博す

蔵間龍也さん …元関脇の大相撲力士。美形で人気を博すも病気により引退。タレント業へ進出も42歳の若さで早世

城達也さん …「ジェットストリーム」のナレーターとして大人気を博す。「赤い」シリーズ「赤い絆」のナレーターも担当

土井勝さん …「おかずのクッキング」で有名な料理研究家。息子・土井善晴氏が後継

山田康雄さん …ルパン三世の声であまりに有名。「お笑いスター誕生」の司会、「俺たちは天使だ!」の次回予告も担当

テレサ・テンさん …80年代中盤の歌謡界を支えた歌姫。儚げな佇まいが印象的も早世

宮内幸平さん …「アルプスの少女ハイジ」のアルムおんじなど、おじいさん役の声優としてお馴染み

浜村純さん …飄々とした雰囲気に悪役や頑固なオヤジを演じた俳優

福田赳夫さん …1976~78年まで首相を務めた。後に息子・福田康夫氏が後に首相となり親子二代首相となった。

笹川良一さん …日本モーターボート協会のCMで有名。一日一善のCMは昭和の象徴。

仲根政裕さん …ジャンボ仲根とよばれ主に近鉄で活躍したプロ野球選手だったが40歳の若さで早世

岡田栄次さん …日本初のガラス越しキスシーンを演じた俳優。フィクサー的役柄を得意としたが「しゃぼん玉」ガンさんが印象的

渡辺美智雄さん …ミッチーとあだ名され独特の存在感を放った自民党の政治家。

宮口二郎さん …仮面ライダーの最初の幹部「ゾル大佐」で人気。天知茂氏につき「非情のライセンス」では刑事役で活躍した俳優

及川ヒロオさん …飄々とした雰囲気でヒゲ面のコソ泥系の役柄が印象的な俳優。

富山敬さん …1970年代を中心に数々のアニメヒーロー役を務めた声優。「侍ジャイアンツ」「宇宙戦艦ヤマト」「タイガーマスク」等

川谷拓三さん …通行人役から長い下積みを経てピラニア軍団で人気を博し「3年B組貫八先生」では主演を務めたが54歳で早世

 

●ドラマ   …当時見ていたドラマに限り並べます


「部屋(うち)においでよ」 …今は亡き某グループの某メンバーが年上の彼女に甘える感満載だった

「私、味方です」 …舘ひろし氏が探偵役で登場し、クライアントのお悩み解決に奮闘。この時期はコミカルな役が多かった。

「いつかまた逢える」…集団青春恋愛もの?島根が舞台なのが何気にお気に入り。今田耕司氏が連ドラに出た珍しい例。

「おかみ三代 女の戦い」…山岡久乃萬田久子の各氏を相手に高橋由美子氏が奮闘

「風の刑事・東京発」…「さすらい刑事旅情編」のシリーズが終了し、柴田恭兵氏が久々に刑事役。次からは「はみ出し刑事…」へ

「ひと夏のラブレター」…平穏そうな住宅街に巻き起こる泥沼の恋模様

 

●ブロ野球

オリックスが、阪急時代の1984(昭和59)年以来11年ぶりのリーグ優勝を遂げ、ヤクルトとの日本シリーズには敗れたもののがんばろうKOBEを合言葉に、この年起こった阪神大震災の被災者への大きな力になりました。小林宏投手の「オマリーの14球」の熱闘はリアルで見ていましたが本当に「手に汗握る」がピッタリな瞬間でした。

その日本一ヤクルトはこの年、外国人を他球団からの移籍により獲得、阪神からオマリー選手、ロッテからミューレン選手が加入し、怖い打線になりました。

巨人では「若大将」原辰徳選手が引退し15年の現役生活に別れを告げました。次々にFAなどで新戦力が加入し、立場的に不利になっていく一方で出番も減り、そんな中で見せた意地の一発、バットを高く放り上げて放ったホームランが忘れられません。

同じく巨人、FAで川口和久投手が広島から移籍、当初は西武の話が長嶋監督のラブコールで急転巨人入り、西武へ口利きをした社会人時代の先輩・森繁和氏に平謝りし口を聞いてもらえなかった話は、本人がYou Tubeでよくしています。巨人入りはなりましたが、先発で結果が残せず、その後中継ぎに活路を見出す事となります。

広島・山内泰幸投手が新人王を獲得しました。独特のタメて投げるフォームが印象的でしたが活躍が長続きしなかったのは残念でした。広島はこの後も澤崎投手や小林幹英投手など鮮烈なデビューの後あまり活躍できなくなった投手が続く事となりました。

 

●大相撲

貴花田改め貴乃花初場所より横綱デビューし、新横綱で優勝を成し遂げました。

ちなみに四股名を改名したのは前場所の1994(平成6)年11月場所で、この場所が大関最後となり、2場所連続の全勝優勝という文句ない形で、横綱へ昇進する事にもなりました。

22歳の新横綱誕生は相撲界を更に活気づかせ、この年の優勝は貴乃花4回、若乃花が1回ずつでした。

若乃花の優勝は、弟・貴乃花との「兄弟対決」での優勝決定戦によるもの、というこれ以上ない舞台でのものでした。

主な引退力士としては以下の通りです。

元幕内・琴椿 …30歳を過ぎてから新入幕を果たした遅咲き力士ながら現在も親方を務めるまでに

元小結・琴富士 …平成3年に平幕優勝を成し遂げるも、最高位は小結止まりで30歳で引退

元小結・隆三杉 …約10年の長きにわたり幕内を務め安定した成績を残した。角界きってのいい人としても知られた

元幕内・起利錦 …鏡山部屋で多賀竜と共に幕内で活躍

元幕内・大翔山 …学生横綱から角界入りし大器と騒がれながら故障に泣き29歳で引退

 

貴乃花横綱になり、ますます彼を中心に回り始めた相撲界でした。