(2024年5月当時)
▼まずは、JR伊丹駅を出てからペデストリアンデッキを下りた先辺りにこんな石垣が見え「史跡 有岡城跡」とありました。
駅の真ん前に城跡という訳です。
元は伊丹城でしたが、これが攻め落とされて有岡城に改称された経緯があります。
▼これもまた伊丹駅至近の地にあったこのお寺は「本泉寺」という日蓮宗のお寺です。
1560年、桶狭間の合戦の年にこの伊丹の地に創設され、1696年にこの地に移され、以後伊丹の街と共に歩んできたといわれています。
▼伊丹郷町
と書かれた説明板がありました。
伊丹郷(いたみごう)町は、かつて15の村からなる地区で、江戸時代に酒造業で栄えた町で、当時の面影を残すエリアとして観光にはちょうど良いところと思います。
▼こちらは「伊丹郷町の大溝跡」とありました。
2003(平成15)年に発掘されたという大溝が再現されたという事ですが、当時は酒蔵からの排水として利用されていたといいます。
▼歩道橋の上から幹線道周辺の様子です。
高層建築物も、昔懐かしい建築物も混在した一帯でした。
▼これぞ!という感じの酒蔵がありました。
塀には”「伊丹諸白」と「灘の生一本」下り酒が生んだ銘醸地、伊丹と灘五郎”の日本遺産認定の横断幕がありました。
2020年に認定されたという事ですが、これは伊丹市だけではなく、神戸市や芦屋市、西宮市、尼崎市とこの伊丹市の阪神5市が共同で申請したものだといいます。
西宮とか、神戸市の灘区などは造り酒屋のイメージがありましたが、伊丹にはそういうイメージがなくて、訪ねてみて知りました。
▼この和風建物は「市立伊丹ミュージアム」という施設のものです。
2022(令和4)年に、それまでの色々な施設を複合して結集し、芸術・歴史・文化の総合的な発信拠点として開館されたといいます。
▼旧家が続くエリアが街中に紛れるようにありました。
こちらは旧・石橋家住宅で、先の市立伊丹ミュージアムに属する建物という事ですが、19世紀中期の建築物が当地へ移転される形で建っています。
石橋家は17世紀後期から現伊丹市のエリアに移り住み、明治期からは酒造業を営んでいたといいます。
▼こちらは岡田家酒蔵、とありました。
元・伊丹市長である岡田利兵衛(1892-1982)氏の旧宅であるといいます。
酒蔵が増築されたのが1715年とありますが、築年代がハッキリしている酒蔵としては日本で最古といわれています。
1992(平成4)年に国の重要文化財に指定されています。
▼通りがかりに、この妙見大菩薩というのを見つけて、お祈りしてみました。
▼そしてそこで引いたおみくじが…
「凶」
何年ぶりかに引いた凶でした。
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