前回記事の波子駅の西隣の駅となります。
-JR久代駅-
・路線 JR山陰本線(京都-幡生間)
・開業 1959(昭和34)年3月1日
・訪問 2008(平成20)年11月
・1日あたり平均乗車人員 3人/日 (2018年)
・近隣の都市駅
(京都方面) 江津駅⇒4駅
(幡生方面) 浜田駅⇒2駅
・鉄道での所要時間
東京駅から: 10時間28分
大阪駅から:7時間17分
※AM9:00発での最短時間
・駅規模ランク
ホーム ★☆☆☆☆ …1面1線
跨線橋 ★☆☆☆☆ …なし
駅舎 ★☆☆☆☆ …なし
▼山陰本線で江津駅から4駅、浜田駅からは2駅と、浜田寄りになっていて、下りでやってくると、ここからが浜田市の駅となり、浜田市で東端の駅です。
開業は1959(昭和34)年で、開業当初の自治体名は那賀郡国府町久代という事で当初から自治体名ではなかった駅で、また国府町の自治体名を現わす駅も存在していません。その後1969(昭和44)年に浜田市となりました。
東京からだと鉄道では10時間28分。大阪からは7時間17分と波子駅と比べるとかなりかかります。今時期帰省する人がいるとすれば鉄道だとこんなにも時間がかかる訳です。
1日あたりの乗車人員はわずか3人で、沿線に利用者数の少ない駅が並ぶ中でひときわ少ない状況となっており、この駅名標も崖の裏に立っている感じでした。
おなじ「くしろ」でも北海道の釧路駅とは全然違う雰囲気です。
▼ホームは1面1線で、改札も何もなく、路地から入っていくとこんな目線で、駅の設備関係はこの待合スペースにすべて集約されている格好です。
この写真でいうと向こう側、西へ2駅行けば市の中心の浜田駅ですが、そんな雰囲気のカケラも感じられず、左側の裏手にあたる部分は鬱蒼と生い茂った緑一色の景色でした。
▼上の写真と反対向き(東向き)の江津方面、いよいよもってなんにもない「秘境駅」のようですが、実はそんな事はなく、このホームをそれて降りて行くと集落があります。
というか、最寄りのバス停からその集落を通って歩いてここへやって来ました。
▼駅設備が集中している待合スペース内です。
駅舎がないので、駅舎とホーム上待合室を兼ねている状態です。掃除道具もロッカーなどなく隅っこに置いてありました。
1日あたり乗車人員3人ということですが、1980年代に100人以上いての激減ではないようで、当時から20数人くらいのレベルで元々低かったようです。
▼右側の山の中腹に見えるのが線路ですが、こうして見るとスゴイ秘境駅のように見えますね。左に隠れた部分に集落があります。
▼駅出て目線です。
山道の間にある坂道という感じで、これを上って駅に至る形です。
逆に駅から出ると下り坂ですが、その先に集落があるのが見えます。なので決して秘境駅という訳ではありません。
▼この坂を上って、久代駅ホームに直接至ります。
このカーブミラーの先が駅ホームですが、曲がったら唐突に現れて境目がなく、ここを上がる時は「ホントに駅に行き着くのかな?」という感じでした(雰囲気でそんな感じはするのですが…)
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