2022年、あけましておめでとうございます。
本年も駅や旅の様子をできるだけupしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします!
-JR西浜田駅-
・路線 JR山陰本線(京都-幡生間)
・開業 1922(大正11)年3月10日
・訪問 2008(平成20)年11月
・1日あたり平均乗車人員
158人/日 (2018年)
・近隣の都市駅
(京都方面) 浜田駅⇒隣駅
(幡生方面) 益田駅⇒7駅
・鉄道での所要時間
東京駅から: 10時間23分
大阪駅から:7時間4分
※AM9:00発での最短時間
・駅規模ランク
ホーム ★★★☆☆ …2面2線
跨線橋 ★★★☆☆ …屋根あり
駅舎 ★★☆☆☆ …平屋駅
▼島根県西部の石見地方では珍しい、市名に方角のつく駅で、その名前から浜田駅に準じた格の扱いを感じます。
山陰本線で浜田駅の西隣の駅になりますが、開業は1922(大正11)年で、浜田駅より西へ周布駅までの延伸時に開業した駅です。
当初は「石見長浜」駅と名乗っていましたが、1949(昭和24)年に現駅名に改称しています。
そして、今年2022年でちょうど開業100周年です。
開業当初の自治体名は那賀郡長浜村という事で、その村名に旧国名「石見」を冠されたのが当初の駅名(石見長浜)です。1940(昭和15)年に浜田市となり、その9年後に西浜田駅と改称になっています。
東京からだと鉄道では10時間23分と前回の下府駅と同じで、下府は浜田駅の東隣で、ここ西浜田は浜田駅の西隣ですが同じ時間となります。大阪からは7時間4分とこちらは下府駅より4分短くなっています。新山口経由で北上する時に東隣の三保三隅駅に特急停車する為、下府駅より少し短くなっていると思われます。
1日あたりの乗車人員は156人で、沿線で市の中心駅以外ではかなり多い方で、浜田駅から約5.4kmの地点にあります。
▼ホームは2面2線で、両ホームは向こうの跨線橋で繋がっています。
付近の沿線駅で、市の中心駅以外で跨線橋があるのは大変珍しく、波根駅から一連の山陰本線・石見地方の駅をupしてきていますが、初めて出てきたかと思います。
それくらい「西」浜田駅と名づけられるほどの設備が整い、利用者数が見込まれたのだと感じます。
右側の島式ホームは跨線橋の向こう側に待合室があり、待合室以外にも屋根のあるエリアが確保されている点も周囲の市の中心外の駅と比べると優位性があるといえます。
▼ホームから改札口にかけての様子です。
きっぷ回収箱の周辺のフレームは改札であった事が分かる形になっていました。
▼ホームから駅舎内に入り、ホームへのカットです。
他の沿線駅では、当時は乗車証明書発行機があったのに対し、ここでは簡易型ながら自動券売機が設置されていました。
▼これも駅舎内ですが、ベンチが複数設置され、中は少しゆとりのある空間でした。
平たい壁面に色んなものがベタベタ貼られていました。
▼自動券売機周辺ですが、これも他の沿線駅(市の中心外)と異なる形で、他の駅は運賃表が駅名が列挙される形で表形式で展開されていたのに対して、ここでは路線図形式で展開されていました。
▼駅出て目線です。
明確に駅前通りがあり、広場スペースがあり、というフォーマットが形成された駅前でした。
▼西浜田駅の駅舎です。
こじんまりとした駅舎になっており、この辺りは下府駅などより明らかに小さい建物ですが、1990(平成2)年に無人化になってから、駅舎の建物は半分程度になったといいます。その代わりといってはなんですが、駅前に自販機が複数設置されていました。
建物が他の沿線駅とはどこにも似ておらず、板張りの壁に紫の瓦ではない平屋根が使われていました。
以上、西浜田駅でした。