前回記事の久代駅の西隣の駅となります。
-JR下府駅-
・路線 JR山陰本線(京都-幡生間)
・開業 1921(大正10)年9月1日
・訪問 2008(平成20)年11月
・1日あたり平均乗車人員
87人/日 (2018年)
・近隣の都市駅
(京都方面) 江津駅⇒5駅
(幡生方面) 浜田駅⇒隣駅
・鉄道での所要時間
東京駅から: 10時間23分
大阪駅から:7時間8分
※AM9:00発での最短時間
・駅規模ランク
ホーム ★★★☆☆ …2面2線
跨線橋 ★★☆☆☆ …地下道
駅舎 ★★☆☆☆ …平屋駅
▼下府と書いて「しもこう」と読みます。「府」は国府とか国の都が置かれていたりして国分寺がある所に多くつけられていて、この「府」の字だけで「こう」と読む駅(徳島県)や愛知県には国府と書いて国府(こう)高等学校というのがあります。
山陰本線で浜田駅の東隣の駅になりますが、開業は1921(昭和34)年で、浜田-都野津間への延伸時に開業した駅です。今年でちょうど開業100周年です。
開業当初の自治体名は那賀郡下府村という事で、その村名から取られています。その後いくつか変遷していますが、
1941(昭和16)年 那賀郡国府村下府 (駅名が自治体名でなくなる)
1951(昭和26)年 那賀郡国府村下府 (国府村が町制施行)
1969(昭和44)年 浜田市となり現在に至る
東京からだと鉄道では10時間23分と東隣の久代駅より5分ほど短いですが、特急の止まる浜田駅の隣にある立地の関係です。大阪からは7時間8分とこれも久代駅より7分短くなっています。といっても東京から10時間半、大阪から7時間もかかる訳ですが。
1日あたりの乗車人員は87人で、沿線で市の中心駅以外では多い方ですが、浜田駅から約3.6kmの地点にあります。
▼ホームはなんと2面2線あります。
駅の★評価つけ始めてから3つ星つけたのは初めてではないかと思います。
しかも両ホーム上に待合スペースがあり駅舎も別にあります。この辺りでは市の中心駅以外で破格の設備を誇るといっても過言ではないと思います。
▼2面のホームは、地下道でつながっています。
ホームから下り坂になった先の築堤下を掘っての地下道の形です。
構内踏切やそもそも直接乗入れなどのホームが沿線上多い中で、これまた異例です。
▼駅舎側ホームの待合スペース周辺です。こちらは上りで出雲市、松江、鳥取方面です。ひいては大阪、京都方面な訳ですが…。
名所案内に複数箇所記されていました。
この中で「石見畳ヶ浦」という所は、駅に1時間に1本来るバスに3分ほど乗って、約1kmあまり歩いて行くと、素晴らしい岩の隧道が見えるようです。徒歩だと30分程度とか。時間があれば行きたかった所です。
▼駅舎側待合スペースのアップです。
建物の腰の部分が板張りのものでした。室内型ではありましたが、窓やドアは開けられていました。
Wikipediaを見るとこれら待合スペースが今年撤去されたとありましたが、どこソースなのでしょうか?探しても全然見つけられませんでした。
▼駅舎からホームへは、改札口からこの階段をのぼります。
なので駅舎側であってもなくても階段を利用する事となります。
▼駅舎内から改札方向への様子で、上の写真の階段も見えていますが、改札通ればドーンと階段な感じです。
改札の名残を思わせるゲートがあり、その前に乗車証明書の発行機が置いてありましたが、発行機は撤去されたようです。
▼これも駅舎内の様子です。
板張りの壁にまばらに掲示物があり、窓がいくつか配されている格好です。
▼駅出て目線です。
橋の向こうが幹線道になりますが、これを橋のところで逸れて駅へ向かう格好となります。
▼幹線道から見た下府駅です。
橋の向こうに見えています。
▼下府駅の駅舎です。
ブルーの屋根が印象的で存在感のある駅舎です。
白壁の褪せ具合がなんともいえず、ところどころ斑になっていました。
今年は開業100周年という事もあり、あるサイトで見たらライトアップですごくきれいになっていたので、探してみてみて下さい。
では、下府駅でした。
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