まだまだ続く東広島市の駅シリーズ、前回の西高屋駅から市の中心、西条駅を飛び越えての西の駅のご紹介です。
-JR八本松駅-
・路線 JR山陽本線(神戸-門司間)
・開業 1895(明治28)年4月4日
・訪問 2008(平成20)年8月
・1日あたり平均乗車人員
3,203人/日 (2022年)
・近隣の都市駅
(神戸方面) 西条駅⇒2駅
(門司方面) 海田市駅⇒4駅
・鉄道での所要時間
東京駅から:4時間37分
大阪駅から:2時間17分
※AM9:00発での最短時間
・駅規模ランク
ホーム ★★★☆☆ …2面2線
跨線橋 ★★★☆☆ …階段(橋上式)
駅舎 ★★☆☆☆ …橋上駅舎(1F建)
▼開業は1895(明治28)年で、日清戦争の翌年にあたります。
「はっぽんまつ」だと漢字だけ見てずっと思っていましたが、ある意味そのまま「はちほんまつ」なのですね。
開業当初のこの駅の所属自治体は「賀茂郡川上村」で、開業して60年以上経った1956(昭和31)年に「賀茂郡八本松町」へ合併となり駅名と一致する形となりました。
その後1974(昭和49)年に高屋町が東広島市に編入され今年で50年になります、というこの辺りの背景は前回の白市駅や西高屋駅などと同様です。
市の中心である西条駅までは2駅ですが、この訪問時は2008(平成20)年で、まだこの隣の寺家駅が開業していなかったので、隣駅表示に「さいじょう」の名前が見えます。
東京駅からだと、鉄道のみでは9時発で最短4時間37分、大阪駅からでは2時間17分と2時間半を切り、いずれも広島駅を経由してのルートとなりますが、広島駅から在来線で30分程度かかります。
駅利用者数は3,000人を越え、山陽本線の東広島市で最東端にあり、西隣の瀬野駅は広島市の駅になります。
また山陽本線で最も標高の高いところ(海抜255m)にある駅としても知られています。
▼ホームは2面2線で、両ホームの内側のみに線路があります。(真ん中に中線がありますが…)
途中駅で、特に退避とかないのでこれで足りているのかな、という感じでした。
向こうに見える跨線橋で両ホームがつながっていますが、跨線橋の上部は吹き抜けになっていないようで、沿線の近隣駅とちょっと違った雰囲気でした。
▼駅を出ると、いきなり線路上の橋(道路)という構造でした。
ホームから階段を上がって、そのまま改札を進んで出たら、この道路が横に通っている、という感じです。なので駅前広場はここにはなく、この下りた先に広場があります。
なので、ホームから単一の改札へ合流する橋上駅舎ではありますが、そこから階段がある2階建てではなく、1階建ての橋上駅舎という珍しい構造となっています。
また駅出て目線は、向こうに見える鉄橋がまたいい景色ぶりを感じさせてくれます。
▼八本松駅前の道路です。
駅の真ん前はこの道路だけという、ちょっと変わった構造です。
▼八本松駅前広場は、このスペースになります。
駅の真ん前の通路から下りたスペースであり、通路から見下ろした形です。
▼八本松駅と駅前通路と駅前広場の位置関係はこんな感じです。
左側の白い建物が駅舎で、駅前通路はこの緑の長いもので、この通路の存在感がかなり強いものとなっていました。
向こうで階段の下りている先が駅前広場です。
▼駅前通路を下りた先の駅前の一角で、右側の個人商店の並びは昭和を感じさせ、左向こうには地上にある旧駅舎と、その前が駐輪場になっていました。
旧駅舎と旧駅前の風景がそのまま残っている感じでした。
▼旧駅舎の前は駐輪場と先に書きましたが、こんなにワンサカと自転車が止まっていました。
2008(平成20)年と今から16年も前の事なので、今はどうなっているか分かりませんが…。
旧駅舎は事務舎への転用という形で残っているといい、ホームから見ても裏側に旧駅舎が残っている様子が窺えます。
▼八本松駅の駅舎です。
駅を出るとこんな感じで狭苦しいので、なかなか正面から全貌を撮る事が難しく、このような斜めからのカットになっています。
建物はごつくて大きいイメージでしたが、駅スペース的にはそんな広くない感じでした。
この駅を西へ進むと、次からは広島市の駅へと突入していきます。
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