諫早市は長崎県の南東部に位置し、人口は139,980人(2012.9.1現在)で、長崎県では、県都・長崎市、佐世保市に次ぐ第三の人口を有する町です。古くから交通の要衝として栄え、現在でも長崎市への玄関として重要な役割を果たしています。市内の眼鏡橋は長崎市の眼鏡橋よりも先に国重要文化財に指定されています。
-JR・島原鉄道/諫早駅-
【路線】JR長崎本線(鳥栖-長崎間)
大村線(早岐-諫早間)
島原鉄道線(諫早-島原外港間)
【開業】1898年11月27日
【訪問】2010年8月
【1日あたり平均乗車人員】 JR-5,495人/日 (2010年)
島原-1,563人/日(2005年)←乗降人員数
【近隣の都市駅】(鳥栖方面)肥前鹿島駅→12駅
(長崎方面)長崎駅→7駅
(早岐方面)大村駅→2駅
(島原外港方面)吾妻駅→10駅
▼駅名標
JR長崎本線に属しながら大村線へも分岐する交通の要衝となっていて、JRの他にも島原鉄道の始発駅として、雲仙市や島原市への玄関的な役割も担っています。
両隣は東諫早と西諫早で、東諫早の方面は岩松の記載もあります。
▼ホーム
ホームは3面5線を持ち、利用者は長崎県内では2番目に多い駅です。
それだけに華やかな雰囲気で、看板も並んでいます。
5線のうち、1~4番線はJRで0番線のみが島原鉄道用で、下2枚中上の写真では左が4番線です。下の写真の方もJRのホームで、九州でおなじみの電車が停まっていました。
▼島原鉄道のりば
0番線の島原鉄道のりばです。
ここの看板では次駅の表示はあるものの当駅表示はありません。
下半分には沿線全駅の駅名が乗っていて、島原外港駅まで一本道となっています。
ホームの屋根が木造で、それもこんな感じのかなり渋い雰囲気で見応えあります。
▼島原鉄道の電車
黄色を前面に押し出した配色のインパクトある電車です。
1本の線路にひっそりと停まっている、そんな感じでした。
横の壁が鏡のようになっている為、列車が二重に見えていますが、こういう風景もなかなか見れないような気がします。
▼駅前風景
駅前はロータリーが整備され、画面にて案内表示も出ていました。これがまたV字形オブジェの上に乗っかっている格好で、風景としてインパクトを持たせています。
▼駅前通り
駅前広場を出てすぐの歩道橋の上からの駅前通りのカットです。
通っていた赤いバスがインパクトありますが、独特の曲線を描いた街灯が並んでいて、通りの華やかさを一層引き立たせています。
▼諫早駅 駅舎(遠景)
駅前スペースも含めた駅舎の様子、駅前歩道橋のおかけでいいカットが撮れました。
駅前広場のスペースそのものはあまり広くなく、そこから片道2車線の道路が緑の中央分離帯を挟む形で伸びています。
▼諫早駅 駅舎
ひさしの縁が駅名表示の両サイドで突起していてインパクトがあり、昔からの地方都市の中心駅らしいどっしりとした雰囲気の平屋駅舎です。
1934年の完成で以後は90年代に塗り変えはされたものの、大きな変化はないという昭和初期の雰囲気を今に伝えているというところでしょうか。島原鉄道ホームの木造にも古風な雰囲気が十分に感じられて、なかなか渋い駅という事が出来るでしょうか。