続々トラベルとかナントカ

日本全792市を訪問した駅や旅の記録です

JR佐世保駅 (長崎県佐世保市)

長崎県佐世保市JR佐世保(させぼ)です。

佐世保市は、長崎県の中東部に位置し、人口は254,546人(2014.4.1現在)で、長崎県では県都長崎市に次ぐ第2位の人口を誇る街でもあります。旧海軍の軍港が置かれた港町で、また日本最大級のテーマパークであるハウステンボスを有し、最近では佐世保バーガーが有名です。

-JR・松浦鉄道佐世保駅
【路線】JR佐世保線(肥前山口佐世保間)
    松浦鉄道・北九州線(有田-佐世保間)

【開業】1898年1月20
【訪問】初訪問-2010年8
【1日あたり平均乗車人員】 JR-3,635人/日 (2010年)
                 松浦-691人/日 (2006年)
【近隣の主要駅(肥前山口方面)早岐駅→3駅、有田駅→5駅
          (諫早方面)ハウステンボス駅→4駅
          (有田方面
松浦鉄道)佐々駅→17駅

Himg0179駅名標

JR佐世保線の終着駅で、また当駅は属していないものの「大村線」の電車も乗り入れてきており、いずれの路線もここから3駅先の早岐(はいき)駅までは共通で、ここから分岐していきます。

大村線は分岐する早岐駅から諫早方面までが所属駅となります。

いずれにしても終着駅につき、片側しか隣駅表示はありません。ただし松浦鉄道が通っており、ここから松浦やたびら平戸口など県内他市へのアクセスが可能です。1988年にJR松浦腺から転換されて松浦鉄道となり現在に至ります。

Himg0176 ●ホームと電車

右が2番線、左が3番線となりますが、JRでは3面6線もの広大なホームをもつキー駅で、駅利用者数は長崎市諫早市に次いでの第3位になります。

左側の緑色のはまさにというべきか、特急「みどり」の車両です。

この両ホームは天井部分がアーチ状の骨組みで結ばれています。

Himg0177 ●1番線

上の写真の右側にあたる1番線です。

向こうは車止めがあり、ホームの形も切欠きというか、ここで線路が止まっています。まぁ終着駅ではありますので。

県内第二位の人口で、また人口25万越えの市の中心駅でありながら、このような終着というのは非常に珍しいと思います。

Himg0180 ●ホーム俯瞰

高架駅である当駅はこのように街の様子を見下ろせます。

都市の中心地らしい駅前風景ですが、佐世保は九州でも10番目の人口を誇るという事で、県都以外の街でいえば、3本の指に入る事になるでしょうか?県都でも佐賀市よりは人口が多い状態になっています。

Himg0181

●日本最西端

佐世保駅はJRでは日本最西端の駅でもあります。

実際は松浦鉄道の「たびら平戸口駅(平戸市)」が最西端の駅ですが、1988年JRから転換されたため、JRでは当駅が最西端となりました。

というわけでこんなモニュメントがつくられています。

東経129度43分との事です。

ちなみに最南端は同じ九州の鹿児島県・枕崎駅、あと最北端は北海道稚内市稚内駅、最東端は北海道根室市東根室駅、となります。

Himg0182 ●ようこそ

という事で歓迎の横断幕、駅出入口の上部にかかっていたものです。

佐世保バーガー」がすっかり有名になりましたが、佐世保ハンバーガー伝来の地、とされています。

1950年頃、アメリカ海軍の関係者からレシピを教わり、それが佐世保でのハンバーガーの起源とされています。

Himg0183佐世保バーガー

の大きなオブジェが駅構内に。

佐世保バーガーはこれと決まったものはないそうですが、佐世保市内で販売する、注文に応じて、手づくりをするハンバーガーを総称して呼ぶとの事でした。「注文に応じて」がミソで、作り置きをしない、という事です。

駅では佐世保バーガーMAPを配っているとの情報もありました。

Himg0184佐世保独楽

これまた駅構内にあった佐世保の名産である独楽(コマ)です。

喧嘩ゴマとも言われ、やはり競い合うものだそうですが、だいぶ変わった形をしてますね。今では正月の縁起物としての性格が強いそうですが…。

市の代表的な祭りである「佐世保くんち」では、人の体より大きいくらいの喧嘩ゴマがつくられ、巻いて回して倒すという事が行われたそうです。

Himg0192佐世保駅1

出入口周辺を正面から。

なかなか撮りづらい駅舎でいろんな距離や角度から撮りました。このカットでは規模はよく分からないでしょうが、とりあえず高さとしては2F分相当という事は分かるかなと思います。

Himg0211佐世保駅2

別の所ですが、出入口部分を斜めから撮ったものです。

正面からじゃ厚みが分からなかったりするので、こういう撮り方をする場合もあります。柱が太くて骨組みのしっかりしたものとなっていました。

上半分のみ半円というか曲線で、西洋美術の一端を窺えるような形をしています。

上の屋根の部分は船の帆を思わせるものとなっていて、海洋都市としての性格を強調したものかと思います。

Himg0218佐世保駅駅舎

かなり近づかないと全体像が撮りづらいという厄介な駅まわり(障害物が多い)となっていて、こんな形でしか撮れないのかな…とか思いながら撮っていました。

それでも横に広いという事はまずお分かり頂けるかなとは思います。あと、建屋のてっぺんが波打ちの連続で港町の側面が強調されているな、というのも。

Himg0212佐世保駅

駅前に停まるタクシー群との駅舎カットです。

こんな感じで駅舎を遮るものが多々あり、ここでも駅の大きさがイマイチ分かりかねるようなカットになってしまっています。

これだけタクシー停まってるんで都会ぶりは窺えるかなとは思います。九州の県庁所在地以外の市の中心駅としては、かなりの大規模で賑わいを見せていました。駅のすぐ近くが海というのも、この駅の趣深いところでもあります。