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日本全792市を訪問した駅や旅の記録です

信楽高原鉄道/玉桂寺前駅・勅旨駅 (滋賀県甲賀市)

滋賀県甲賀市信楽高原鉄道/玉桂寺前(ぎょくけいじまえ)駅・勅旨(ちょくし)です。

 

前記事の信楽駅に続いてのお送りです。

 

まずは玉桂寺前駅から

 

 -信楽高原鉄道玉桂寺前駅

  • 路線:信楽高原鉄道信楽線(貴生川-信楽間)
  • 開業:1987年7月13日
  • 訪問:2008年5月
  • 1日あたり平均乗車人員:7人/日 (2016年)
  • 近隣の都市駅:(貴生川方面)貴生川駅→4駅
  • 鉄道での所要時間: 東京駅から:約4時間 
              大阪駅から:2時間弱

 ▼貴生川駅から信楽高原鉄道信楽駅まで5駅ありますが、そのひとつ手前がここ「玉桂寺前」駅です。

 

国鉄信楽線が開業したのが1933年ですが、ここは後からできた駅で、1987(昭和62)年JRへ分割民営化されたその年の7月にここがJRから信楽高原鉄道へ転換されるタイミングで開業しています。従い、この駅がJR駅であった事は1日もない格好となります。

 

利用者数が1日7人(乗車数)と極少で、辺りも実に閑散としたのどかな所ですが、このホームのベンチはその人数分以上あります(笑)

 

駅名が示すように「玉桂寺」というお寺が徒歩約5分の地点にあります。

 

隣の信楽駅との駅間は1.3kmありますが、この時は信楽駅から歩いてここへやって来ました。賑やかな所から閑散な所へと移りゆく落差がものすごかったです。

 

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▼ホームは1面1線、上りも下りすべてこの線に停車します。

周りになんにもないのどかな風景です。

 

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▼ホームの反対側です。

 

向こうに庇の見えている部分が、いちばん最初の写真の駅名標の所で、ここにベンチがあり、雨除けできるのもここだけです。利用者の少ない駅なので、これだけで事足りる感はありますが。

 

その手前の右に幅が広がっている部分に階段があり、ここを下りて出る構造になっています。

 

何もない駅の割に信楽遊ランド」なる幟が立っていました。今から10年余り前の事ですが、この当時の観光キャンペーンのようで、これに因んで取り付けられていたようです。

 

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▼ホームの階段を下りたところです。

 

通路としての細道とそれを覆う緑があるだけ、な感じでした。

 

階段を下りたらそのまま出口で、駅舎はありません。

 

駅名の表示を外から分かるものがないようで、ホーム上にある駅名標のみが駅を知るものという事になるかと思います。

 

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▼駅規模が分かるように、下りきってからのカットです。

 

ホームはこんな感じでかさ上げされてるのが分かります。

この当時が2008年で、この駅の開業が1987年と、当時まだ開業後20年そこそこであったにもかかわらず、そんな新しい感じが全然しなかったのが妙に不思議でした。

 

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▼更に引きで駅を見たカットです。

 

遥か向こうに小さく見えるのが駅なのですが、それよりもこれが駅前風景という事が驚きです。

 

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▼さんざん「なんにもない」と書きすぎた感がありすみません。

 

玉桂寺は人通りこそ少ないものの中は結構派手なお寺ですし、これ以外にも、いやこれ以上にここには見どころがあります!

 

それがこの「保良(ほら)の吊り橋」です。

 

この橋の様子はまた別記事に譲りたいと思いますが、高さ13mの所にあり、川の上に架かりつつも線路の上にも架かっていて、上から電車が見れる珍しい吊り橋です。

 

信楽エリアではどうしてもタヌキの焼物が多く飾られる所にばかりスポットが当たりがちですが、ここにも素晴らしい名所がある訳で、その最寄り駅である「玉桂寺前」駅でした。

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続きまして、勅旨駅です。

 

 

信楽高原鉄道勅旨駅

  • 路線:信楽高原鉄道信楽線(貴生川-信楽間)
  • 開業:1963年6月1日
  • 訪問:2008年5月
  • 1日あたり平均乗車人員:76人/日 (2016年)
  • 近隣の都市駅:(貴生川方面)貴生川駅→3駅
  • 鉄道での所要時間: 東京駅から:約4時間 
              大阪駅から:2時間弱

信楽駅から玉桂寺前駅を経て、その次の駅がこの勅旨駅です。

ひらがなで表記されていると「ちくしょう」に見えそうです(笑)

勅旨というのは一般的に天皇の命令などを意味しますが、ここがそのようなゆかりの地であったのかは不明です。天皇の命で開発された田を「勅旨田」といいますが、そういう関係もあるのかもしれません

 

開業は1963(昭和38)年という事で中途半端な時期になっています。この沿線は開業した1933年かJRから転換されて信楽高原鉄道になった1987年に開業した駅が殆どで、これ以外の途中の時期に開業した唯一の駅という事になります。

 

駅利用者数は1日76人が直近のところで、多いとはいえませんが玉桂寺前駅の10倍と考えると、そこそこあるように見えます(笑) 実際まだここはそれなりに周りに何かしらありますので。こうして建物も見えているように。

 

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▼待合スペースです。

 

ここも玉桂寺前駅同様に、この辺りのみ庇があり、ここに駅設備の殆どが集中しています。

定期の運賃表やダイヤもここに載っていました。

待合の椅子が玉桂寺前駅ではプラスチック製のセパレートのものになっていたのが、ここでは木造のひとつながりの長椅子になっていました。

 

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▼沿線駅でダイヤを御紹介できませんでしたが、ここへ来たようやくダイヤを撮ったものがありました。

 

平たくいうと1時間に1本です。

ただし、きれいな1時間おきではなく、各時間帯に必ず1本ある形で、30分そこそこしか空かない場合と1時間半近くあく場合とバラバラです。昼間と夜だけはきれいな1時間おきです。

この時、沿線を1駅ずつめぐっていたのですが、こういうダイヤだったので、一部は徒歩移動をしていました。駅間距離がさほどではない(貴生川を除く5駅で5km程度)為、それもありでした。

 

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▼ここもまたホーム上に屋根があるのはここに見えているだけです。

 

そしてまた「信楽遊ランド」の幟が立っていました。

 

向こうには人家がいくつか見えています。

 

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▼上の写真の手前に当たるところです。

 

この駅駐輪場に自転車を止めて、向こうのホームへとそのまま入れるようになっていて、勅旨駅もまた駅舎がありません。また改札も門も何もなく、そのまま入る事ができます。

 

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▼駅前広場に相当するスペースです。

 

車の向こうのガードレールでスロープ状になっているところの向こうが駐輪場、その向こうが駅のロケーションになっています。

 

車が乗り入れるくらいのスペースはありますが、バス等が特に乗り入れる事はないようです。

何気に時計塔があったりします。

 

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▼駅すぐの踏切です。

 

左手前に隠れている部分が駅です。

 

駅を出て左折するとこの向こうへ出ますが、ここがこの駅前通りという事になるでしょうか。玉桂寺前駅と見比べたら「都会!」と思ってしまいますが、この駅は真向いにお寺がある他はあまりこれといった観光名所的なものは見つけられませんでした。

 

以上、ここまで勅旨駅でした。

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今回は信楽駅から貴生川へ戻る途中の2駅を御紹介でした。