続々トラベルとかナントカ

日本全792市を訪問した駅や旅の記録です

JR高原駅 (宮崎県西諸郡高原町)

宮崎県西諸県(にしもろかた)高原町JR高原(たかはる)です。

高原町は宮崎県の南西部に位置し、人口は8,725人(2019.6.1現在)で、「天孫降臨」伝説の神話のふる里として知られています。

また、町名が示すように高原が広く、町域の50%を高原が占めているという、高原の町というわけです。

-JR高原駅
【路線】
JR吉都線(吉松-都城間)
【開業】1913年5月11日
【訪問】2019年1
【1日あたり平均乗車人員】 94人/日 (2015年) 
【近隣の主要駅】 (吉松方面) 小林駅→2駅 
           (都城方面) 都城駅→7駅

▼高原と書いて「こうげん」でもなければ「たかはら」でもなく「たかはる」と、いかにも九州らしい読み方の町であり、駅であります。

この時は、霧島温泉郷の旅から始めて、初日は霧島温泉郷のホテルで泊まり、そこから霧島温泉駅へ出て、吉松駅まで来て吉都線に乗り、次の宿泊予定地である都城へ行くまでを楽しんでいました。 

これであっさりと都城まで行くのも味気なく、時間的な余裕もあったので、どこか吉都線の駅で1ヶ所寄りたい と思い、どこにするか??となったのですが…

その条件として…

 ・自治体の中心駅

 ・行った事のないところ

で考えると、答えはこの駅だけになり、やって来ました。

しかし本数をかなり気にしないと…というところで、やはり計画は大切です。

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▼ホームは幅の広いホームに1面2線の形です。

この時は両サイドに電車が停まっている形でした。

片方には吉都線キットカット電車が停まっていました。

ホーム屋根はそこそこの長さが取られていて、ホーム幅の広さもあって、ワイドな屋根となっていました。ちょっとばかり大規模駅感が垣間見られる、そんな感じでした。

ちなみに優等列車の停車などは特にありません。

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▼ホームは1面のみですが、そのホームと改札を繋ぐものとして、構内踏切が設けられていますが、跨線橋はありません。

利便性という点だけでは非常に良いのですが、設備としては寂しいものがあり、規模の小ささも感じてしまいます。ホーム屋根は大きめなんですが…

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▼ホームから離れていく方向の線路の様子です。

電車が通り過ぎていくところ、田舎町を儚く通っていく、どこか寂しさを感じました。

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▼駅にあった、いかにも手書きの味のある看板で「神武の里 高原」とありました。

ここ高原町は歴代天皇の初代である神武天皇伝承地として、生まれた時の産湯とされるもの、おなじく生まれた時の穢れを落とした池、等々さまざまな伝承物があるといいます。

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▼写真が横になりすみません。

路線図と時刻表です。

路線図は見えにくいですが、右上の赤い部分が当駅湖で、そこから下へ茶色の路線が吉都線で、ブルーのライン(日豊本線)と交差する部分が都城駅です。

この路線図においては都城がもっとも都会です。そしてその都城駅までは560円となっていました。というこの時も、この駅から都城駅へ行って宿に辿り着きました。

時刻表は御覧の通り、1時間に2本以上ある時間帯はありません。

加えて、0本の時間帯も多数あり、上下線とも1日に8、9本しかありません。「計画が大事」そのもので、よく時刻表を確かめて旅しないとエライ事になります。

特に吉松方面は8時10分の次は13時05分まで、約5時間電車がありません

都城・宮崎方面は20時30分が終電で、これを逃すと電車は来ません。

心して旅しなければ…

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▼駅舎内の様子です。

1本の通路がある両サイドに待合室と「駅市」のスペースがありました。

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高原駅の駅前広場です。

真ん中部分に丸く植込みが設けられ、ロータリーが形成されていました。

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高原駅開業100周年記念碑がありました。

大正初期の1913年に開業したので、2013年にこれが造られたといいます。

斎藤茂吉がここ高原駅から高千穂峠を眺めて詠んだとされる歌です。

 

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▼たかはる駅前イルミネーションとして看板が出ていました。

この時は明るいうちに着いたので、イルミネーションがあるんだなと思った程度でしたが、暗くなるまで居たので、その効力を後で知る事となります。

この時は今年の年始でしたが、おそらく季節限定のものだと思います。

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高原駅の駅舎です。

この駅名表示にも、下の部分に「神武の里 たかはる」の表記があります。

高原観光センターとの合築の形で、駅舎も少し大きめになっています。

屋根がいくつもつくられていて、妻も出ていたり、かなり凝った面が見受けられました。

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▼最後にこれは、高原駅駅舎の夜の風景です。

電車がなくて2時間ほどいる事になったので、この駅の夜景を見る事ができました。

寄る所、というか時間つぶしに少々苦労しましたが、暗くなるまで居る事ができて良かったです。

ロータリーの真ん中も円錐?状に電飾がなされていたのは勿論、駅舎の軒下にも電飾が張り巡らされていました。

2017年では12/1にイルミネーションの点灯式があったとの記録があり、今年も同じであればもう2ヶ月もしないうちにここにまた灯りがつくことになるのかなと。

中途半端に明るく写っているので、ものすごい風景という訳ではないのですが、実際これより暗かったので素晴らしいものでした。

ここだけでなく、周辺の施設にも電飾がなされていたのもありましたので、それを楽しむ事もできます。

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