宮城県柴田郡柴田町のJR・阿武隈急行/槻木(つきのき)駅です。
柴田町は宮城県の南東部に位置し、人口は39,160人(2014.12.1現在)で、郡部でありながら4万近い人口を誇り、山本周五郎作「樅の木は残った」のモデルになった樅の木がある所として知られています。
-JR・阿武隈急行/槻木駅-
【路線】JR東北本線(東京-盛岡間)
阿武隈急行線(福島-槻木間)
【開業】1891年1月12日
【訪問】2015年1月
【1日あたり平均乗車人員】 JR-2,788人/日 (2013年)
阿武隈-1,134人/日(2012年)
【近隣の主要駅】(東京方面)白石駅→5駅
(盛岡方面)岩沼駅→隣駅
(福島方面)角田駅→4駅 ※阿武隈急行
●駅名標
「つきのき」と読みます。この日、今年の1月3日ですが、宮城県であと2つ未訪であった市があり、それが登米市と角田市でした。登米市の新田駅を訪ねてから、ただ一つ残った未訪の角田市へ向うにあたりJRから阿武隈急行へ乗り換えたのが、ここ槻木駅でした。
この駅名標はJRも阿武隈急行も含まれていて、緑のラインがJRで、左下の黒のラインで東船岡と結んでいるのが阿武隈急行の側です。
●駅名標・2
阿武隈急行と銘打った、ひらがながメインの駅名標です。こっちのがJR、というか旧国鉄っぽい駅名標ですが…。
本来阿武隈急行だと終着駅になり、片側表示になるところですが、もう片側にJR東北本線の岩沼駅の名が記されています。
歩いて行けるような所は…、、キロ単位の所ばかりで、磨崖仏群とか貝塚とか歴史に触れる事の出来るものもありました。
3km歩き、また帰れれば安くていい旅ができますが、時間も要るしで…。タクシーをそこそこに使えばそんなに高くなく行けるくらいのレベルかな、という感じですね。
平たい屋根がホーム上に続いていました。
下2枚中上側の写真の右に写ってるのは、ここを発つ時に乗った電車です。
当地の属している「柴田町」と書かれてあるのが印象的でした。
下側の電車の写真は着いた時のものです。
室内型の待合室がありました。
郡部ではありますが、JRと阿武隈急行を結ぶ拠点駅の雰囲気が滲み出ています。
●跨線橋
緑の階段が印象的な跨線橋です。
左側に出ているのは駅の敷地そのものをまたぐ自由通路です。
●跨線橋内
跨線橋の階段もそうですが、天井も内壁も同様に緑のカラーで埋め尽くされていました。
通路はやや広め、掲示物は張られていました。
突き当りの「槻木駅で」「槻木駅で」ってのが一昔前を思わせます。
●跨線橋と柱
跨線橋のアップの姿とこの階段部分を支える柱とのカットです。
筋交いの通った細い柱でこの階段は支えられていて、その織りなす模様が美しく感じられました。一番下の足の部分の黄色いペイントも印象的でした。
待合室のある島式ホームから跨線橋を渡って来た、駅舎側のホームです。
椅子が割に多く並べられていました。
●槻木駅 駅舎
予想に反して?の大きな駅舎です。
真ん中の半円の高い部分は中空のような感じになっていて、空も垣間見えます。
青空にこの真ん中上の半円部が、天空のように浮かんでる感じにも見えます。
この次に訪ねる阿武隈急行の角田駅も実に似た形で、最初混同してしまう程でした。
郡部の駅ながらこれだけきれいな頃で、見る価値ありと思います。当初行く予定はなかったのですが、待ち時間がそれなりにあったので寄れました。そんな事で出会う旅もあるのだな、といったところでした。