御坊市では既にJR御坊駅をupしていますが、今回は御坊市内のみで運行されている「紀州鉄道」の駅を取りあげたいと思います。
-紀州鉄道/西御坊駅-
【路線】紀州鉄道線(御坊-西御坊間)
【開業】1932年4月10日
【訪問】2010年10月
【1日あたり平均乗降車人員】 113人/日 (2011年)
【近隣の主要駅】(御坊方面)御坊駅→4駅
▼駅名標周辺
御坊市に初めて足を踏み入れたのが2009年8月で、紀勢線をぐるっと回った旅の一環で訪ねたもので、その時はJRの御坊駅だけ行ってすぐ引き返したんですが、翌年10月に再び御坊駅に来て、紀州鉄道の駅を見てみようと思って、ずーっと歩いていきました。
紀州鉄道は、御坊-西御坊間(間に3駅ある)2.7kmを結ぶ短い路線です。以前はこの隣にもう一駅、日高川駅というのがありましたが1989年に廃止され、現在は当駅がこの盲腸線の終着となっています。
木製の細い柱で支えていたり、あちこちいたる所に昔の面影を遺した駅まわりとなっています。
▼時刻表
これは実は御坊駅での写真です。
朝夕晩は1時間に2本、それ以外は1本ずつといったところで、1日計21本になります。
全くのローカル線の割に本数あるかな、と感じました。
全てが御坊-西御坊間の折返し運転です。
▼紀州鉄道の列車
1両のみのワンマンカーです。
たった4駅分、2.7kmのゆったり旅でした。こんな短い路線それまで乗った事なかったと思いますし、その後も乗った覚えがありません。そこらのバス路線より短いですもんね。
これも実は御坊駅にて。この写真と上の時刻表のみ御坊駅のもので、他は全て西御坊でのものです。
▼車止め
今となっては終着駅につき、車止めが取り付けられています。
向こうは柵がされながら、更に線路が続いていて、この先に駅があった事の名残がハッキリと見てとれます。
▼ホーム
ホームは僅か1面1線のみ。
典型的なローカル線で、それも市内2.7kmを結ぶのみとあっては、究極的なローカルといえます。折返し運転のみで、それも行き交う事もないという訳ですね。
▼駅舎内
ベニヤ張りのような木製の壁面が続く、そこそこ広い室内となっています。
所々壁面が外れかかっているところにどこか哀愁を感じます。
それでもポスターは賑やかにあちこち貼られてありました。
こうして自転車が駅舎内に適当に置かれているとこもローカル鉄道ならではですね。
▼西御坊駅 駅舎
数段の階段の上にある、いかにも昔ながらのローカル線の駅舎、という感じの建屋です。
駅を出るといきなり踏切で、駅前広場相当のものはありません。
ただ、駅舎内に自販機が置いてあったりはしています。
ホーム上の細長い建物はトイレでしょうか。昔うちにあった仮設トイレを思い出しました。