東京都小平市のJR新小平(しん・こだいら)駅です。
小平市には西武/小平駅がありますが、バスで10分ほどかかる、少し離れた位置にある別ものです。
・開業 1973(昭和48)年4月1日
・訪問 2013(平成25)年6月
・1日あたり平均乗車人員
10,284人/日 (2022年)
・近隣の都市駅
(鶴見方面) 府中本町駅⇒3駅
(西船橋方面) 新秋津駅⇒隣駅
・鉄道での所要時間
東京駅から:46分
大阪駅から:3時間38分
※AM9:00発での最短時間
・駅規模ランク
ホーム ★★★★☆ …2面3線
跨線橋 ★☆☆☆☆ …踏切
駅舎 ★★★★☆ …平屋駅舎
▼小平市で唯一のJR駅です。
JR武蔵野線に属していますが、武蔵野線の駅では2番目に少なく、1日あたりの乗車人員は10,000人強です。開業当初からは右肩上がりでしたが、コロナ禍に入って以降逆に減少に転じているようです。
武蔵野線の開業に合わせて1973(昭和48)年に開業した駅のひとつで、開業当初から自動改札が導入された駅のひとつとされています。昭和40年代に自動改札があったのか?と調べてて驚きました。
そしてこの駅を語る上で外せないのは、1991(平成3)年の豪雨による水没災害です。
特有の駅構造によるものもあり、ホームや線路が最大1m以上も隆起し、大量の水が流入し…という災害だったといいます。
この間、駅の営業が停止され、当初復旧に6ヶ月はかかる、といわれていた甚大な被害でしたが、わずか2ヶ月で営業再開しています。
東京都の駅で、東京駅からだと最短46分で着きます。
▼ホームは半地下のような構造で暗い印象が強かったです。
なのでこのように人がいないと、荒涼とした雰囲気が強かったです。
▼で、反対方向から見ると、空が見えてる形で、そういう意味での半地下構造と感じます。
この構造もあって先述の甚大な災害が発生したのですね。
▼トンネルとトンネルの間にある駅で、ホーム上にあるこの小階段とその上のスロープが印象的でもありました。
しかしこのスロープが後述の形で、本来の意味を成すものではありませんでした。
▼このスロープへ上がってしまうとエレベーターへ行けない(スロープから降りなければならない)というのがこれで少し分かると思います。同じように階段へも行けません。
スロープはこのようにエスカレーターへと繋がり、階段・エレベーターとエスカレーターで完全に動線が分けられてしまっています。
バリアフリー対応のスロープと思いきや、車椅子でスロープを上り進めると、エレベーターには行き着けないという、全くのバリアフリー対応ではないので要注意です。
ホームは2面2線で、両ホームはこの階段やエスカレーターなどを上がったところで繋がっています。
▼駅を出てきました。
タクシーロータリーの形となっており、バスはここまで乗入れないといいます。
▼右端が駅舎建屋の一部ですが、真横に「そば うどん」の店がありました。
しかし当時から10年以上経った今、既にこのお店はなく、現在は「まいど」という立ち飲み&焼き鳥チェーンが営業しています。
▼新小平駅の駅舎です。
市名を名乗る駅の割には規模が小さく、実質的には西武の小平駅の方が中心駅と感じました。
なので「小平市へようこそ」的なものはなく、そもそも西東京の市にあまりそのようなものが見受けられませんが、ひっそりと立っている感の強い駅でした。
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