続々トラベルとかナントカ

日本全792市を訪問した駅や旅の記録です

伊賀鉄道/上野市駅 (三重県伊賀市)

三重県伊賀市

三重県伊賀市伊賀鉄道/上野市(うえのし)です。

 

前回記事の伊賀上野駅に続いての伊賀市の駅ですが、今回は伊賀上野からつながる「伊賀鉄道」の駅で、伊賀市の中心駅でもあります。

 

伊賀鉄道上野市駅

【路線】伊賀鉄道伊賀線(伊賀上野伊賀神戸間)
【開業】1916(大正5)年8月8日
【訪問】2012(平成24)年9月
【1日あたり平均乗車人員】 962人/日 (2017年)
【近隣の都市駅】(伊賀上野方面) 伊賀上野駅→3駅、
           (伊賀神戸方面) 上野市→11駅

             東京駅から: 4時間3分
             大阪駅から: 2時間5分
             ※AM9:00発での最短時間

 

▼旧・上野市の市名そのものの駅であり、現・伊賀市になっても旧の「上野市」そのままで駅名として残っています。2019年2月には「忍者市」駅という副題がついた事も大変話題になった駅です。上野市は自治体として存在しないのに駅名としてだけ存在している状態です。

伊賀上野城へは歩いて行ける程近いですが、両隣駅も古風な名前の駅で、歴史ある街を感じさせます。

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▼ホームは1面2線のみです。

沿線を代表するキー駅の割には…という気もしますが、そんなに長い路線でもないので、これだけあれば十分かな、という向きも確かにあります。

ピンクの柱が続いててるのがなんとも印象的でしたが、そこへ両サイドにピンクいっぱいの電車が停まっているこの状態は、桜並木を歩いているような、そんな華やかさがありました。

間のベンチのブルーが、ものすごいコントラストを放っていました。

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▼ピンクづくしのホームから改札側へ歩いて行って、左手には車庫が見えましたが、そこから出ているように見えたふくろうヘッドの電車がありました。これは前回記事の伊賀上野駅伊賀鉄道側のホームにいた車両のおんなじものでした。

ホーム自体は1面2線だけですが、車庫からの線路やその他線路が数多くあるのがこの駅の特徴のひとつといってよいかもしれません。

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▼1面のホームと改札とは右側の構内踏切で結ばれている格好です。

そしてそして…

忍者のぬいぐるみ?がお出迎えです。

それも「よっ!」を手を挙げてる感じで。

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▼忍者列車の幟と、それを持っているような忍者たちの像がありました。

さすがは忍者の里ですね。

甲賀の方の駅は、あまりこのようものを見受けませんでしたが、伊賀の方はここといい、伊賀神戸駅といい、忍者忍者してます。エエジャナイカニンジャナイカ

影の軍団」にしても「忍者ハットリくん」にしても、忍者の主流は伊賀なんでしょうか?いつも伊賀が正で甲賀は邪みたいに扱われている気がします。

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 ▼近隣名所等の案内です。

伊賀流忍者博物館というのが約300mと手近にあります。

そしてなんといっても上野城です。これも駅の前にあり300mとされています。

だんじり会館というのは100mと更に近くにあります。

おなじく100mの所に伊賀市役所がありますが、「伊賀」の部分が上から貼り足されていて、前が「上野」市役所であった事が如実に分かるようになっていました。

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▼ホームの様子で柱と両サイドの電車ピンクづくしだった訳ですが、これはそのホーム屋根を遠目に撮ったものです。こんな感じのホーム屋根だったのかと…頭でっかちの屋根に細い柱の脚の組み合わせで。

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▼駅舎内の様子です。

こじんまりとした駅舎ですが、中に待合室がありました。

ミニギャラリーとして額に飾られた写真が彩られていました。

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▼駅を出たところで、向こうにホームの見える所です。

前面に目を惹くのは…、、この青装束赤装束の忍者キャラです。これってもう完全に「ハッ〇リくん」じゃありませんか??カンゾウとシ〇ゾウだよね?と言いたくなりました。

そしてそのバックには「城下町 伊賀上野 散策地図」がありました。真ん中らへんの赤い部分が当・上野市駅ですが、実に目の前!上の緑の部分が上野城跡です。

城下町の町割りが色濃く残る街、との記載があり、日本情緒を楽しめる街として散策のし甲斐がある街といえます。

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▼前後しますが、ホームにて見かけた、実に多彩に絵が描かれているラッピング電車の数々です。

可愛い忍者もあれば渋い忍者も車体のフロントを彩ったりしていました。

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▼2012年当時の上野市駅前広場の様子です。

「上野産業会館」という1957(昭和32)年築の渋すぎる建物が残っていましたが、建物の端の方では工事で隠れている様子も見受けられ、この年3月に閉館され、この時はその半年後にあたります。「後任」というべき施設である「ハイトピア伊賀」にその機能を移転させています。

この建物は既に解体されてしまっているので、このカットは今や貴重なものとなってしまっています。

広場真ん中には、伊賀の産んだ俳聖・松尾芭蕉像が堂々と建っていました。

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上野市駅の駅舎です。

横幅が狭く、かなりこじんまりとした駅舎ですが、現・伊賀市の中心駅的な役割を果たしてはいます。

建物の前面と側面が同じような顔ですが、ピンクのペイント位置が違っていたりしてアクセントがつけられていました。

ちなみにこの時はまだ普通に「上野市」駅でしたが、2019年2月にこの上野市駅の部分が「忍者市」駅に変わり、ネットニュースでも話題になっていました。これに伴って下に小さく「上野市駅」として振られている形です。実際の駅名が副題より小さくなっている格好です。

忍者市駅になってから訪問していないので、再度行ってみたいものです。

 

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