(2013年2月当時)
▼旅の記事の最初の写真が風景ではなくて、こんなポスターか!と思われそうですが、これとて旅の1ページです。ここ袋井で開催された講演会のポスターですから。
元横綱・大乃国の芝田山親方の講演会で、この2013年2月当時に開かれたものでした。現役時代から考えられないほどの饒舌な人物になり、このような話のオファーもよく来ていたんだろうな、と推測します。
大乃国は恵まれた大きな体で、幕内上位に定着して、北尾(のちの双羽黒)・保志(後の北勝海)・旭富士などと共に幕内ホープとして期待され、遂には横綱まで上りつめましたが、その後怪我などで振るわず28歳の若さで現役を引退してしまいました。しかしその後積み上げた人生で、このように講演に引っ張られるような人物になったのかな、と感じさせられました。
▼街を歩いていて出くわしたものです。
市のマスコット「フーちゃん」とありました。
調べてみたら現在の袋井市の現在のキャラクターは「フッピー」という、これとは別のフクロウのキャラクターで、このフーちゃんは旧・袋井市のキャラクターだという事です。
袋井とフクロウって名前が似てるからこのキャラが採用されているのか?と思いましたが、鎌倉時代の和歌にもその事が掛けて詠まれていたそうです。市内でフクロウは山間部にはいるようですが、先のような掛け言葉もあってか袋井市の市の鳥はフクロウだそうです。
▼駅近くの「西通り」というバス停に複数の標識が立っていました。
「袋井駅前」バス停の隣のバス停です。
◎遠鉄「西通」バス停
⇒1時間に2,3本はあり、色んな行先の複数路線のバスが通っています。
◎秋葉バスサービス「西通り」バス停
⇒平日は1日数本で、何時間も空きがある箇所あり、休日は運行なしです。
秋葉バスサービスとは、静鉄(静岡鉄道)グループのバス会社で、静岡鉄道の子会社です。
▼袋井駅から駅前通りを進み北へ500m程の地点にある、静橋(しずかばし)という大きな橋です。
手前の親柱がどっしりとしていて、その上にいくつもの電灯があり、橋としての豪華さを感じさせます。
そしてこの橋を歩いて行くと、歩道の道幅が広がっているところがあり、そこにはモニュメントも置かれていました。
▼その静橋が架かっている川は原野谷川(はらのやがわ)という川で、静岡県西部を流れる二級河川「太田川」水系の川です。
堤防の描く曲線ラインが美しく、これに沿って川が流れていましたが、陽の光にあたると水面がキラキラしてきれいですね。
▼静橋を北へ渡り切らない地点から右手に見えるこのスペースは
「袋井宿場公園」というものです。
袋井宿の様子を今に伝えるスペースとなっています。
▼という訳で、袋井宿場公園へ入ってみました。
まずは門がお出迎えです。
▼公園内敷地での袋井宿に関する看板群の様子です。
東海道五十三次のちょうど真ん中の宿場町である事がそこかしこに表現されていました。五十三ある宿場町のうち、ここ袋井が二十七番目という訳です。
先述の袋井とフクロウの掛け言葉の件も、(文字だけの説明板に)書かれていました。
▼公園内の様子です。
芝生があってベンチがあって水辺があるだけの休憩スペース的なエリアです。
袋井駅から歩くと数百メートルになりますが、休憩に活用ぐらいはできると思います。
▼公園を出て街歩きを再開しましたが、この辺りの風景はめちゃくちゃ惹きつけられました。
建物も凄いし、奥のブロック塀の上の部分がブリキのつなげ合わせみたいで、すごくカオスな感じでした。
▼関所のドアっぽいこの威圧感のある建物のあるこの地は袋井宿の本陣跡です。
袋井宿には東・中・西と3軒の本陣が置かれていたといいますが、ここはそのうちの「東」本陣跡です。
東本陣では敷地全体で1,000坪超あり、相当な大規模であったようです。
東海道のど真ん中がウリの袋井市、この後訪ね歩いた所でもやはり、その事が記されていて、やはりウリなんだなと感じた次第です。
そんなこんなの袋井市、この記事はここで〆めと致します。