続々トラベルとかナントカ

日本全792市を訪問した駅や旅の記録です

愛知/豊川① 東海道五十三次・御油宿の街並み

愛知県豊川市名鉄/御油駅から同・名電赤坂駅間の道中を中心にお送りします。

 

(2013年2月当時)

 

▼まずはこの写真です。

名鉄御油駅に降り立った訳ですが、その理由はこれで、東海道五十三次御油宿」の宿場町を歩いてみたかったからです。

御油宿というと東海道五十三次35番目の宿場町で、本陣が最大時は4軒あったといいます。

この広重の絵は「留め女」とよばれる旅籠の女が旅人を無理矢理引きずり込む姿が描かれているといいます。ここの客引きは東海道の中でも屈指の強引な客引きをやっていたといわれています。

東海道の宿場町の絵を見ると、今はどうなってるんだろう?と歩きたくなりまして、やってきました。

▼上の写真の宿場町の絵が欄干にあったこの橋は、御油といいます。

御油駅前の踏切を南西方面へ道なりに歩くと、この橋に行き着きます。

▼この新御油橋の架かるこの川は「音羽(おとわ)川」といいます。

12kmほどの二級河川です。

この時は2月でしたが、両サイドに桜の木があり、桜の季節になるとさぞや良い景色だろうなと思いつつ、この辺り流し歩いていました。

▼橋を渡ったところの「御油橋西」バス停(豊川市コミュニティバス)です。

「ごゆりんバス 音羽線」とありました。

現在、市のサイトを見てみると1日8便運行となっていました。国府駅からこの辺りまでは両方面共通に停まり、以後は循環式のルートとなっていました。それでも1時間に1本あるかないかなので利用時は要ダイヤ確認です。

御油郵便局の前へ来ました。

御油の松並木」「松並木資料館」など観光地への標識が見えました。

御油といえば街道の松並木豊川市の観光にはこれが一番と思い、やってきた訳です。

名電赤坂方面、北向きに歩いているところです。

街道っぽい雰囲気になってきました。

▼街道を示すスローガン?にも出くわし、ここが街道である事を感じさせてくれます。

「ゆっくり走ろう御油の松並街道」とあり、松並木がまた楽しみになりました。

ここは「イチビキ」という醤油等のメーカーの「第一工場」とされるところで、本社は名古屋にあり、全国に営業所はありますが、工場は愛知県内に点在しています。

▼街道といえば街灯にも注目してしまいますが、ここの街灯は松が描きこまれていて、この街道らしさが表れていました。

▼上の写真から少し北へ歩いて振り返ったカットです。

イチビキの工場建屋が和風でとても素晴らしいものでした。板張りになまこ壁、色々と和風建築のエッセンスが詰まったものでした。

▼更に街道らしい街並みが続きます。

昔からあった建物ばかりのようで、新しい建物が見当たらないぐらい、そんな昔のままというほどでもないですが、昭和末期くらいの景色をとどめている感じがします。

▼上の写真の標識にありましたが、左へ曲がって東林寺という浄土宗のお寺へ来ました。

室町時代中頃の創建とされ「三河四国八十八ヶ所50番霊場」とあり、表は「ごゆ観音」なる標柱が前面に出ていました。

▼東林寺の手水舎です。

▼東林寺の境内の様子です。

室町時代創建という事は、御油宿の街道として機能し始めた頃には、寺院として存在していたという事でしょうか。

▼再び街道へ出てきて、歩いていきます。

こういう建屋群を見ると、これらの建屋はそれぞれいつ建ったのかすごく知りたくなります。50年前の姿はどうだったのか…とかもいつも考えてしまいます。

 

さて、次の記事ではいよいよ御油の松並木をめぐります。

 

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