静岡県藤枝市、静岡/藤枝① 古い建物の行く末は…?につづく藤枝市の旅第2弾です。
(2018年3月当時)
▼第2弾の最初は「若一王子神社」です。
ここに藤枝市の名前由来も記されていました。
この神社は西暦730年からの長い歴史のある所で、後に源義家(1039-1106)が武運長久を祈念したとありました。その時に、松を植樹したといい、この時詠った歌に「松に花咲く藤枝の…」とあり、そこからこの一帯を「藤枝」というようになったとありました。
源義家は「後三年の役」で活躍した武士ですが、朝廷からは私戦扱いされて恩賞が出ず、自分のために戦った者に対して私財より恩賞を出したといいます。扱いは不遇でしたが、源氏の名声はこの事で高まったといいます。源頼朝が出てくるのは、この約100年後となります。
▼藤枝町役場跡地 がありました。
同時に藤枝市の市制施行時の市役所跡でもあったといいます。
藤枝が市となったのは、昭和の大合併である1954(昭和29)年の事で、それまでは藤枝町でした。
現在の市役所は、ここから700mほど南(藤枝駅寄り)に位置しています。
▼名の花咲く一帯に「公園用地」とありました。
道としては行き止まりですが、この一帯がそういうエリアという事でしょうか。
▼何のことかは分かりませんでしたが、「殉職之碑」とあって、「関係者以外はご遠慮下さい」ってなかなか殺生な事だと思いました。この2つが内容つながってるのかそもそも分かりませんでした。
▼さて、この藤枝の旅で目的地としていたのがここでした。
蓮華寺池公園
です。「れんげじいけ・こうえん」と読みます。
そしてこの池は蓮華寺池です。
湧き上がった雲が水面に映えてるのがいい感じでした。
やはり駅前だけしか歩いてなかったら出会えないような景色を、少し離れた所だと見られるものですね。藤枝でこんな景色を見れると思ってなくて嬉しい誤算でした。
下の写真はパノラマではなく、2枚左右のものを合わせましたが、ピッタリ一致するものではありません。
▼蓮華寺池には、ボート乗り場もありました。
8人乗りまでの足漕ぎボートは30分1,050円、2人乗りの手漕ぎボートは30分840円だそうです。
▼池に面した山肌の部分には、3本のジャンボすべり台があり、30m、50m、80mのものがあるそうです。
▼水面に沢山のものがブスブスと突き刺さるように生えていました。咲く前の蓮でしょうか。
蓮の見ごろは7~10月頃だそうです(この当時は3月)。
▼今更ながらですが、蓮華寺池公園の表示がありました。
大きな石で造られた立派なものでした。
の幟が並ぶ中に、地蔵さんが並んでいました。
▼そして、その蓮華寺池公園を眺めながら、スタバで一服できます。
スターバックスコーヒー 藤枝蓮華寺池公園店 というそうです。
個人的には当時、郊外のスタバに初めて行ったもので、それまで駅近くの店しか行った事がなかったので、なんだか新鮮な印象でした。
▼近くには「藤枝宿と岡部宿」という形で、地図付きの説明板があました。
この辺りは東海道の宿場町だったのですね。
蓮華寺池公園は「藤枝宿」の方の地図に載っています。
真ん中よりやや上が蓮華寺池で、赤い道路が東海道にあたるようですが、現在地を少し南東にそれれば「田中城跡」という重要拠点に行き当たるので、もう少し頑張って歩いていれば…と思わなくもないですが、ここまで歩きすぎていたので、そこまでは…というところでした。
藤枝宿の方は当時を偲ぶものが皆無で、岡部宿は現在の藤枝市岡部町ですが、こちらは当時を偲ぶものがいくつかあるようで、大旅籠柏屋の存在や古い街並みが残っていたりなど、宿場町の訪ね甲斐はこちらの方があるかもしれません。
また、岡部宿は藤枝駅よりも焼津駅からの方が近いかもしれません。
▼蓮華寺池公園入口というバス停付近の通りで「長楽寺商店街」なる表示がかかっていました。
ここからはバスで藤枝駅へ。10分くらいで着きます。
ともあれ、池を見ながらコーヒー飲めるのが良かったですね、この次があれば岡部宿の街並みをしっかりと見たいものです。
以上、藤枝市の旅でした!