東京都日野市、JR日野駅からの歩き旅です。
(2017年8月当時)
▼日野市には2008(平成20)年7月に初訪問し、その時にこの日野駅を訪ねていますが、今回記事は9年ぶりに日野駅を訪ねて、少し巡った時のものです。
ただし、この写真を見てもわかると思いますが、あいにくの天気で、結局はあまり旅できずに終わってしまいました。
日野駅を見る度に、この屋根の赤さが印象的で、またこの時雨模様だった事もあり、余計にその赤さが光って映えていたように思います。
この赤屋根、裾の部分が何気に、高架下まで伸びていたのが見てて面白かったです。自販機などの庇になっていましたが、ここまでこの赤屋根のまま伸びていたとは、という感じで。
▼日野市のマンホールです。
分かりづらいですが、市の鳥である「カワセミ」が2羽向かい合っています。
▼甲武鉄道の開通と日野煉瓦でできたトンネル
についての説明板がありました。
「甲武鉄道」とは、今この日野駅の属しているJR中央線の前身にあたります。
この開通にあたっては、この日野宿の有力者たちが日野煉瓦工場を設立し、短期間の間に実に大量の煉瓦を生産し、トンネル建設に使われたといいます。
▼雨の降る中、旅もままなりませんでしたが、何とか歩いてみて行き着いたのが、この宝泉禅寺という臨済宗のお寺でした。
宝泉寺という名の禅寺として紹介しているサイトも多くありました。
日野駅から徒歩2分、という駅から手軽に行けるお寺です。
創立は鎌倉末期の1330年頃といわれ、当初は別の場所にありましたが火災に遭い当地へ移転したといわれています。
▼宝泉禅寺の境内を進みます。
細い参道の両サイドに高木が立ち並ぶ、ちょっと独特な雰囲気が漂っていました。
このお寺は、新選組の隊士として活躍した「源さん」こと井上源三郎の墓がある事でも知られています。
20年前のNHK大河ドラマ「新選組!」では小林隆さんが演じ、「源さん、死す」のタイトルで壮烈な死にざまを演じたのが記憶に残ります。
▼宝泉禅寺の拝殿を覗く格好のカットです。
やはり雨模様で、屋根が光って見えていい感じになっていました。
雨で遠出ができなかった、この日の日野市の旅でしたが、少ない箇所なりに良いカットが得られたように思います。
▼この宝泉禅寺で最も印象的なカットとなったのは、これでした。
菩提達磨像
とありました。
後のダルマさんにつながる、ギョロッとした目が印象的ですが、ちょっと痩せ気味で堀の深すぎる雰囲気も印象的でした。
単に「像」という形ではなく、この独特の浮き彫り感もすごくインパクトがありました。
▼如意山 寶泉寺
とありましたが、やはり禅寺らしく「禅」の一文字が目立っていました。
「今を生きる」、何気ないけど重い言葉とも思います。自分は今をどう生きているのか?と問うと、しっかり生きないとと襟を正されるような、そんな言葉だと感じました。
▼最後は日野駅に戻ってきて、駅前広場です。
日野駅自体は駅舎規模が小さく、これが東京の市の中心駅か!とビックリしますが、駅前広場やその周辺を見てみると、やはり東京の市の中心駅前である事が感じられ、高層ビルが立ち並んでいました。
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