(2011年2月当時)
▼座間ふるさとマップ
がありました。
こうしてみると文化財が多く、寺社も多く、歴史的な側面の強い街という事を感じました。そしてマップ内には「座間八景」として名所を掲げており、観光的な売り込みもかけている感がありました。
市の鳥シジュウカラ、市の花ヒマワリ、市の木モクセイとありました。
座間市のゆるキャラ「ざまりん」は、頭はヒマワリの花で、身体はヒマワリの種がモチーフになっています。座間には55万本も咲くヒマワリ畑があるといい、神奈川県にあって自然豊かな側面も感じさせる街なのですね。
▼座間の駅前にて
星の谷 観音通り商店会
とありました。
この辺りは、星谷寺(しょうこくじ)という立派なお寺があり、これに因んでこのネーミングになったと思われます。
しかしこれが10年前の姿とはいえ、そのレベルで見てみても随分と古めかしい感じの通りと感じさせられました。
そんな中で「俺の店」という個性的すぎる名前の店がありました。「演奏して歌える 自分でライブできる」店だそうで、今もあるようです。
▼その星の谷の通りを歩いていたら、座間市のホールである「ハーモニーホール座間」の催し物案内がありました。Charやスタレビなど結構上の世代向けが強かった感がありました。
このホールはある界隈では「聖地」なので、この旅は聖地巡礼に値するのかもしれません(笑)
▼商店街の名前のもととなった「星谷寺」へ来ました。
いきなり両サイドで仁王様のお出迎えの怖いところでした。
しかも下に「仁王」と銘打って、何にも囲われていない、剝き出しの仁王様って個人的にあんまり見た事がなくて新鮮でした。
接写すると迫力が存分に伝わってくるのが、やはり剝き出し仁王だな!と感じさせられます。
▼星谷寺の鐘楼です。
白壁というか、城郭建築のような中にある鐘ってなかなか珍しいのではないかと思いました。
そしてその鐘には、嘉禄三年(1227年)の銘があるといい、全国現存の梵鐘では50番目に古いとありましたが、関東以北では茨城県土浦市の等覚寺(1206、1207年頃)に次いで2番目に古いという、すごいもののようで「国指定重要文化財」と刻まれた石碑もありました。
しかし、ということは、西日本には古いものが多く残っていて、東にはあまり古い鐘は残っていないという事ですね。
珍しいのは、鐘は大抵撞く所が2つあるのですが、この鐘は1つしかないという事です。
▼修行僧 弘法大師
の像がありました。
そう、ここは真言宗のお寺なのです。
そしてこの寺は「坂東三十三観音」のひとつで、関東一円に全行程約1,300kmあるといいます。
また七不思議の寺としても有名だそうで、その不思議が8つあるのもまた不思議…というよく分からないことも書いてありました(笑)
▼星谷寺の本堂周辺です。
正三角形に見える屋根は珍しい印象を受けましたが、とにかく色んな三角がこのアングルで見えて画的にいい感じでした。手前に建っているものもことごとく三角だったりしますし。
▼星谷寺を出ましたが、
湧水と歴史の里 鈴鹿・長宿 散策マップ
というのがありました。
鈴鹿の泉というものがあり、水野湧き出る街づくりが整備されてきた面もあり、元々の座間での初期集落であった一帯とも相まって、都会の郊外にはありそうでないような独特の景観がつくり上げられていった、といいます。自然豊かで歴史あり、神奈川県とは思えない要素が多々あります。
▼ところ変わって「鈴鹿明神社」へやって来ました。
その歴史は古く、第29代欽明天皇の頃に創祀せられたとありました。
伊勢の鈴鹿での神社例祭で神輿が海上を渡御した際に、にわかに暴風雨に襲われ、遠く相模の東岸に漂着し、ここに社を建てて崇め奉った、とありました。すごい漂流ですね。
鈴鹿の名前を聞いて、三重県の鈴鹿市を連想しましたが、本当にその鈴鹿繋がりだとは思いもしませんでした。
10年前に来たので、もちろんの事厄年の一覧表も10年前のものです。
↓神社のHPです。
▼参道に朱塗りの灯篭?が立ち並び、ひときわ立派な雰囲気が漂っていました。
▼手水舎も立派なものでした。
建物も立派だし、やはり朱塗り灯篭が建っていました。
▼またこの神社には神輿殿もありました。
間口からして小さな神輿のようですが、8月の例大祭では神輿が街をめぐるそうです、今はコロナ禍でままならないと思いますが。
▼演舞場でしょうか。
神事などで活用されるようで、HPの写真にもいくらか出てきていました。
スピーカー(拡声器)もついていたり、なかなか設備的に色々あるものですね。
▼鐘楼です。
星谷寺とはずいぶん違うタイプですが、割にオーソドックスなものかと。袖に鬼瓦がついていました。
▼絵馬が沢山かけられていました。
これだけの人々の願いが一ヶ所に集まるところというのは、すごい「気」のようなものを感じます。すごいパワーというか念が集まっていそうな。
▼拝殿周りです。
パッと見も立派ではありますが、よくよく見てみるともっと立派感があって、さすがは座間の鎮守様という感じでした。
座間に来て、寺社巡りするとは思いもしませんでしたが、歩いていて思わぬ収穫に行き当たりました。という訳で次の記事へとつづきます。