みどり市は群馬県の東部に位置し、人口は51,363人(2012.7.1現在)で、2005年に当駅のある旧・新田郡笠懸町ほか計2町1村が合併してできました。
群馬県では安中市以来48年ぶりに誕生した最も新しい市で、また県内では平成の大合併でできた唯一の市でもあります。岩宿遺跡の名が全国的に有名で、この発見により日本の旧石器時代の存在が証明されたといいます。
-JR岩宿駅-
【路線】JR両毛線(小山-新前橋間)
【開業】1889年11月20日
【訪問】2012年9月
【1日あたり平均乗降車人員】 1,111人/日 (2011年)
【近隣の主要駅】 (小山方面)桐生駅→隣駅
(新前橋方面)伊勢崎駅→2駅
▼駅名標と名所案内
みどり市内ではJR唯一の駅ですが、東武、わたらせ渓谷鉄道、上毛電鉄など実に多くの路線の駅を市内に有しています。
つい先月、群馬県では最後に訪ねた市であり、この到着をもって群馬県全市制覇となった訳ですが、前日に2駅隣の伊勢崎に宿泊し、翌朝早くに向かいました。
岩宿遺跡へは約1.5kmあり、少し時間がほしいところで、名所案内においての各地の距離は駅から1kmはある状態で、少ない時間ではあまり楽しめないかもしれません。個人的には岩宿遺跡さえいければいいと思ってましたが…
▼橋脚を駆け抜ける
乗って来た電車が跨線橋の橋脚を抜けるところです。
橋脚は下へいくにつれて段々とその幅が細くなっています。
▼ホーム
ホームは2面3線、左側が駅舎になります。
両ホームは跨線橋でつながっていますが、屋根なしのものとなっています。
右側ホームには立派な瓦屋根の室内型待合室があります。
▼跨線橋にて
屋根なしながら、街灯が1本つけられています。ここでは見えていませんが、階段部分も1本ずつ取り付けられています。
向こうには両サイドを四角く結ぶように枠?!が数本つけられていて、両サイドは殆どが金網となっています。
▼ホーム俯瞰
右が駅舎側、左が島式ホーム側です。
跨線橋が屋根なしでありながら、島式ホームには立派な瓦屋根がつく、というのは珍しい取り合わせのように思います。で、その前に自販機もあります。ここだけ見ればなかなか充実、けど屋根なし跨線橋という…。そんな感じです。
▼駅前通り
駅出て駅前広場を過ぎてすぐの辺り、駅からまっすぐ伸びている道路で、程無く「岩宿駅前」交差点に行き当たります。みどり市では一般的に中心駅は赤城駅とされ、当駅はJTB時刻表などに中心駅扱いのマークが入っていますが、市内唯一のJR駅だからでしょうか。
ともあれ、市の中心的な雰囲気がここではあまり感じられないのは確かなようです。
▼岩宿駅 駅舎
赤褐色の屋根と白壁がコントラストのきいたこじんまりとした駅舎です。
出入口部分だけでなく、やや広めにひさしが突出しています。
みどり市の中心駅では必ずしもないものの、岩宿の名に惹かれてやって来ました。
駅舎周り色々居て、なかなか撮れなかったので、カットはこれだけですが、他の写真なくてもこれだけで全貌掴めそうな感じでそれはそれでよかったなと思います。
この町に来たら、岩宿遺跡で古代ロマンに存分に触れるとよいかと思います。その道中で、結構すごい事にも出くわしましたが…