-JR加佐登駅-
・路線 JR関西本線(名古屋-JR難波間)
・開業 1892(明治25)年2月6日
・訪問 2008(平成20)年5月
・1日あたり平均乗車人員
631人/日 (2019年)
・近隣の都市駅
(名古屋方面) 四日市駅⇒4駅
(JR難波方面) 亀山駅⇒2駅
・鉄道での所要時間
東京駅から:2時間57分
大阪駅から:3時間27分
※AM9:00発での最短時間
・駅規模ランク
ホーム ★★★☆☆ …2面2線(当時は2面3線)
跨線橋 ★★★☆☆ …屋根あり階段
駅舎 ★★★☆☆ …地上駅舎(平屋)
▼今から16年も前の2008(平成)年当時の様子です。
鈴鹿市にあるJR駅ですが、鈴鹿市の中心駅は近鉄の鈴鹿市駅や白子駅など近鉄駅にあり、JRには中心駅的なものがありません。
なのでこの駅も鈴鹿市にある一駅という位置づけです。
東京駅からだと2時間57分という事で、名古屋駅まで新幹線で行って、ここから関西本線に乗る格好ですが、次の駅だと3時間以上となる訳で「東京から3時間」の分岐点的位置にあります。
大阪駅からだと3時間27分かかるという事で、実は大阪からの方が30分も余分にかかるという事です。大阪からのが近いと思っていました。
開業は1892(明治25)年ですが、当初の駅名は「高宮」でした。
高宮駅という駅名は他にもありますが、滋賀県彦根市の高宮駅は1898(明治31)年、福岡市南区の高宮駅は1924(大正13)年で、いずれも当駅より後発となります。
開業当初の自治体は「鈴鹿郡高津瀬村」で、その4年前1888(明治21)年までは「高宮村」でした。
開業当時に旧所属自治体名を採用した格好で、開業後11年の1903(明治36)年に「加佐登」となって現在に至ります。
▼ホームは2面3線です。
この左側は片側のみ(駅舎側)で、右側は両サイドに線路があります。
ただし2023(令和5)年のダイヤ改正で1番線が使用停止となり、実質2面2線です。
ホーム間はこの跨線橋で繋がっています。
関西本線、特に三重県の駅独特のように感じられますが、跨線橋に「駅名」が記されています。これ見ると三重県を感じます(笑)
サイドの外壁部分のパネルがきれいで、少しカーブの入った屋根も相まって、全体的にマイルドな雰囲気の跨線橋でした。
▼跨線橋内、階段の様子です。
外から見たらかなり綺麗な雰囲気ですが、中の階段はサビがあったりしていました。
▼跨線橋の橋の部分です。
意外にも?サイドには掲示物がびっしり貼られていました。
こちらも外装に比べると、内装は青い骨組みが目立っていたり、床面がこのような感じだったりして結構ラフな印象でした。
▼加佐登駅の駅舎裏にあたる、ホームから見た駅舎周辺です。
当時は有人駅でしたが、この後2012(平成24)年に無人駅になっています。
駅ホームの通路と平行にそのまま出ていく感じになります。
▼加佐登駅前の様子です。
駅前はあまり広いスペースがなく、駅舎が道の横にある感じですが、駅前は唐突にこんな光景だったりします。とても駅前とは思えないような。
▼駅前広場、というか、こんなカーブの際に駅があったりして、ホントに広場と呼べるスペースがないに等しい感じでした。
なので駅外からも、すごく跨線橋が目立っていました。
▼加佐登駅の駅舎です。
本当に道の横に駅舎がある感じでした。
ここからだと駅名の表示が見えず、一番分かり易いのがホームから見た跨線橋の真ん中にあった表示でした。
あまり、駅前にコレがある、という感じの所ではないですが、旧東海道の「庄野宿」があり、その資料館として旧家もあります。