続々トラベルとかナントカ

日本全792市を訪問した駅や旅の記録です

香川/三豊 詫間 亀に乗った男

香川県三豊市JR詫間駅からの歩き旅です。

(2010年7月当時)

詫間駅前交差点

JR詫間駅前からロータリーを越えて西へ100m程の所にある、駅から最初の交差点付近の様子です。

これも8年近く前の様子につき、どれほど変わっているかもしれませんが、この向こうへずっと駅前の通りが続いていきます。

三豊市の現在の中心がこの詫間地区という事ですが、2006年平成の大合併以前は、この辺りは駅名と同じ「詫間町」でした。詫間町は合併前当時の人口で15,000人ほどいて、町としては規模の大きい方であり、今の三豊市を構成する旧町では高瀬町に次いで2番目に人口の多い町でした。

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●街灯

お城の形をした街灯が並んでいました。

お城はお城でもよくある「城下町の象徴」という感じではないこの街灯、これは竜宮城の表現と思われます。この地区は昔は「浦島」と呼ばれており、浦島太郎関係のものがそこかしこで散見されます。ただ浦島伝説は日本各地で見られ、どこが発祥やらようとして知れないですね。

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●マンホール

とてもダイレクトに浦島太郎が描かれていて、もちろん亀も竜宮城もあり「3点セット」が揃っているマンホールです。これは三豊市ではなく、旧詫間町として。

こういう楽しいマンホールっていいですね。少なくとも旅して訪ねる身としては得した感満載です!イルカに乗った少年、ではなく亀に乗った男です。

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●更にカメに乗った男!

高瀬川に架かる詫間大橋」の欄干には、浦島太郎がこのようにデーンと乗っかっていました。これだけダイレクトに鎮座していると爽快ですね!実に分かり易くて、旅した感も満載でした。

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詫間大橋から

詫間駅から詫間大橋を経て更に向こうを眺めた様子です。

なかなか言葉では言い表しにくいですが、カーブを描く道路はなんとなく山々に吸い込まれていきそうな気がしました。それと街灯ばかりが立ち並んでいて、建物はあんまりあるように見えないのですが、あんまり田舎感がなかったです個人的には。街灯が多かったせいかもしれませんが。

詫間駅から400mほど西へ行ったこの地ですが、歩き旅はここまでで、あとは詫間駅へ戻っていくだけとなりました。なのでこの橋の向こうは実際に歩き回ってはおらず、ちょっと残念というか心残りがあります。これもこの土地に足を下ろす事を目的としていた時期の訪問であった為で、やはり今度来る時はじっくり訪ねてみたい所のひとつです。行けば行くほど行きたい所が増えてくる、それがまた「旅」というものかと思います。

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●ホテル

これは詫間駅前に戻って来てのカットですが「ステーションイン タクマ」というホテルがありました。ホントに駅の真ん前にあります。

ちなみに俳優の宅麻伸さんはこの香川と同じ文化圏の岡山県の出身ですが、タクマは本名であり「詫摩」と表記するそうで、詫の字だけは合っています。ちなみに宅麻さんが「必殺」シリーズでチョンマゲを結わない現代風髪型の殺し屋役でレギュラー出演していた事を知っている人はかなり少ないでしょうね。

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●バス路線図

詫間町時代の名残りと思われる「詫間町営」バス路線図がありました。今では三豊市コミュニティバス詫間線という位置づけになるかと思います。

町内どこまで行っても100円とあり、結構な箇所停まる中でなかなか気前がいいなという感じで、逆に収入源としては見込んでいないのかな?という感もありありです。赤字垂れ流しっぽい感がプンプンしました。

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●路地裏の猫

通りかがりに見つけました。

何せもう今から7年も前の事なので、さすがにこの猫もうこの世にはいないだろうな、とかついつい考えてしまいます。飼い猫ならともかく。

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多度津藩 郷蔵/番所

ここは今では郡部である多度津藩の領内であったようです。

多度津藩は丸亀藩支藩であり、1万石を領し多度津に陣屋を構えられていたといいます。1694年に藩として成立したといいますが、当初は陣屋を構えず、丸亀城内に居を置いた状況が続き、結局陣屋が置かれたのはかなり後の1827年だそうです。

そんな多度津藩の郷蔵(ごうぐら)という事で、郷村の共同倉庫として年貢米などが置かれていたのでしょうか。

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●とこやさん

メンズとして描かれた絵が昭和テイスト濃しでした。

今のご時世、散髪屋ですら全国展開が幅を利かしていて、街の床屋さんもどんどんなくなっていってる感じです。件数も凄い減ったな、と思います。気軽に髪切りに行きにくくなったなと感じるばかりです。逆に高級な床屋さんも見られないというか…、パーマかけている人も減りましたよね…。この街とそんな事とは関係ないんですが、この絵を見るにつけ古き日々の事ばかりが思い出されます(自発)

この詫間地区は、とにかく浦島太郎関連をいかに見つけるかが旅を楽しむ一つの材料になると勝手に思っています。

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