続々トラベルとかナントカ

日本全792市を訪問した駅や旅の記録です

宮崎/小林 さりげない小林バスセンター

宮崎県小林(こばやし)市、JR小林駅からの歩き旅です。

(2013年1月当時)

●小林駅周辺図

小林駅にあった周辺案内図です。

小都市といえど駅の周りは色々と密集している様子でしたが、これを外れると急に道路の密集が緩やかになっていました。すごく分かり易いですね。

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●小林湧水案内

小林市は「名水の里」だそうで、各地にすばらしい湧水があるという事で、このように写真付きで紹介されていました。

湧水は上水道や市民プール、田畑の感慨等生活に不可欠なものとされ、また真の憩いの場ともなっている、といった解説もついていました。しかしこういうのは結構郊外にあったりするので駅から徒歩圏域で旅する身としては正直見るのは難しかったりします。

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●駅前広場にて

駅前広場はこんな風に作り込まれていました。

床面もそうですし、植込みの部分もレンガで囲われる形で。

地味に木造ベンチも置かれていたり。

向こうにはネオンがついていました。これは季節限定かもしれませんが、この時は1月で夜に駅に戻った時にとてもきれいでした。このねネオンについては冒頭リンクの駅記事にあります。

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●踊る木々を抜けて

駅前広場の木々はこんな感じのくにゃくにゃしたものでまるで踊っているかのような、「ダンシング木々?!」でした。

これを抜けて駅前の通りに出ます。

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駅前通

駅からまっすぐ伸びたメインの通りです。

小都市の中心の駅前という雰囲気はなくもないですが、金融機関はここから外れた地点にあったり、Yahoo地図を見ても載ってない建屋が多かったりします。

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駅前通りバス停

小林駅前のメインの通りから最初の信号を右折したところの通りに、この「駅前通り」バス停があります。宮崎交通のバス停です。

この通りもカラオケ店があったりタクシー会社があったり、それなりの通りとなっていました。

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●交差点

小林駅前の通りを直進して2つ目の交差点です。

これは今から2年半前の写真ですが、鮮度のない記事である事が分かってしまう点がひとつありました。

ここに写っている「スーパーマーケット江南」が、この半年後となる2013年7月31日をもって閉店してしまったそうです。破産し、法的整理に入ったと…。このブログ書いて調べてた時に初めて知りました。江南は宮崎市を拠点に6店舗営業していた時期もあったそうで、元々は昭和24年にここ小林市で金物店として創業されたのがスタートだそうですが、イ〇ンやドラッグストアの進出等々で売り上げが落ち込んでしまったといいます。

この記事を書くにあたり、小林駅周辺地図を見ていたら、この辺り何も名前が入っておらず、不思議に思って調べてたら、閉店されていた、という事です。

ほんの少し前に訪ねたばかりなのに…時は移ろいゆくものですね。

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●幹線道

上の写真の交差点を右折しての通りです。

幹線道でかなりの市街地的雰囲気も強いですが、こちらの方が駅前通りより商店街然としている印象もかなりあります。北海道の小都市にこういう傾向を感じますし、秋田県能代の駅前にもこんなイメージがあります。とにかく昭和の雰囲気満載な商店が続いていました。

ちなにここでは小林バスターミナルがこの通りにあります。

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●小林市マンホール

カラー版に出くわしました。

ここに描かれているものは…

 花 …花の里といわれる生駒高原のコスモス

 星 …日本一星空の美しい町、を標榜してのもの

 ホタル …ふるさと生き物の里、として環境庁より認定された出の山のホタル

そして、おなじく出の山は名水百選にえらばれた湧水でもあります。

こうした「花」「星」「ホタル」の3つの頭文字「H」と、水を表わす「H2O」とをかけて「3H2O」と表記されています。とても凝ったものですね。調べてみて改めて思いました。

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●昭和の残墟

2つ上の写真を進んだ所の「本町」交差点です。

この交差点に見える商店は店の看板も取れてしまっていて、朽ち果てた雰囲気がそこかしこに見られ、建材の質感といい、まさに昭和の香りを残したまま今に至るという感じで、時が止まっている感満載でした。

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●小林バスセンター前バス停

上の写真から少し歩いて、小林バスセンター前のバス停までやってきました。

宮崎交通と小林市コミュニティバスとの標識が立っていました。

小林駅行きのバスは宮崎交通で1時間に1本ない感じでした。ここから小林駅までは歩いて行けるので、それ自体は問題ないのですが、この路線の本数自体があまり多くなく、活発でないのかな、という印象は受けました。

コミュニティバスの方ですが、こちらは小林市内は実に11路線も有し、コミュニティバスなので本数はあっても1日4本、また毎日運行でない(主に週3回の)路線も数多くあります。日祝は基本運行なしのようです。

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宮崎交通 小林バスセンター

幹線道を歩いていたら、少し引っ込んだ所に古めかしい建物が…、

これこそが「小林バスセンター」なのです[E:sign03]

ともすれば見逃しそうな地味な建屋…、完全に周辺に溶け込んでる感じでした。

ちなみに隣は「産地直送 ふれあい市場」などとあり、地場の幸が売られている土産物屋さんです。その物産店に看板に書かれている言葉「こけこんね」って何?と思ったら、この辺りの方言で「こっちへ来なさい」という事だそうです。

バスセンターの建屋は、この表から見ると閉まっているように見えますが、横の通路を通れば入れるようになっていました。ここからは宮崎市都城市へ行くバスも運行されていて、電車の便数の少なさもあって需要があるのかな、という感じでした。列車と併用で交通の重要拠点は、こんな地味に立っていた、そんな小林市でした。

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