続々トラベルとかナントカ

日本全792市を訪問した駅や旅の記録です

やっぱりあなたなしでは生きてゆけない、今更…

さてさて、、

久々に、実に久々に旅や駅の以外の記事を書こうと思います、今更ながらですが…

ホント今回は特別編!

11月29日(金)。Berryz工房10周年記念 日本武道館スッペシャルライブ2013 ~やっぱりあなたなしでは生きてゆけない~ 」に行ってきました。

Berryz工房とは、モーニング娘。などのいる「ハロー!プロジェクト」のユニットのひとつで、当初はモー娘。の妹分ユニットとして2004年3月3日に8人全員小学生(!)でこのコンサートタイトルにある「あなたなしでは生きてゆけない」という曲でデビューしたアイドルユニットです。2005年秋に1人卒業したものの、そこからは現在の7人がそのまま残っている、といい息の長い女性グループです。

今では平均年齢20歳強となり、モーニング娘。よりは随分お姉さんになり、快進撃中の「℃-ute」とは同期になります。もっと分かりやすくいうならば、TVのバラエティ番組ですっかり有名になった「ももち」(嗣永桃子)の居るグループであり、またフットボールアワーの岩尾氏が溺愛するユニット、といっても分かりやすいかと…

前置き長くなるとアレなんで、詳しく知りたい方はググッて頂くとして、とにかくその「ベリ」ことBerryz工房、今年5月にプロデューサーであるつんく♂から初の!単独武道館ライブ決定の報を受け、同期の℃-uteに先越されていましたが、とにかくやるって事で、それまで割と緩くやってた感じが、ガツガツするようになってきました。何せメンバーの悲願が10年目にして叶ったのだから。いきさつはここでは割愛。

で、こっから忘備&レポですが、当日…

かねてより、この日だけは絶対に会社を休む!(理由明かしてないけど…)と公言し、月末の大変な時期に関わらず、強行に有給取得を敢行!9時頃に出発、新幹線で東京へ!その間、時折会社から電話かかりながら(平日だし…)、12時過ぎには東京着。

その後、上野に寄って東京国立博物館での「京都展」を鑑賞、洛中洛外図の大きな金屏風や龍安寺石庭の四季の移り変わり映像を見て…、美しかったけど、暑くて混んでた…

結局1時間余り見てから出て、気を取り直して、日本武道館を目指す。上野からメトロに乗ってなんやかんや田舎者迷いながら、武道館最寄りの「九段下」駅へ。時に15時前!結局ホテルチェックインを優先し、「後楽ガーデンホテル」へ。ちょっと時間かかるけど「武道館から歩いて帰れる」条件で選んだのでした。

そんなこんなしてるうちに、16時頃ようやく九段下に着き、あの、あの!日本武道館へ!

武道館といえば矢沢永吉!その永ちゃんの大ファンでありながら、今まで行った事の無かったあの「日本武道館」の姿を遂に、目にしたのでした。今年はいい歳こいて初めてする事が多いなとつくづく…

自分のツイッターはファンである「ヲタ」のツイートで賑わい、現地は勿論多数の「ベリヲタ」(Berryz工房のファン)で溢れかえっていました。しかしここでまた会社から電話があったりで、なかなか人に会えず、結局開演前までぼっちで過ごす事に。日も暮れてきて、めちゃ寒かったけど、心は熱くなっきて…え?

いい加減に本編!ですね…

17:30開場、って事で、少しずつ観客が入っていく…、1万人といわれるその観客で武道館の客席がみるみるうちに埋まっていく…、当初武道館の発表があった頃は、「埋まるのかな…」とかいう声もあったけど、現実にどんどん埋まっていく姿に感動を覚えたし、ベリ(以後、Berryz工房をこう表記)のファンである事を誇らしく思えた瞬間でした。

18:30の開演までは少し時間あって、南スタンド2Fの最上部から全体を眺めてた(ステージのメンバーまともに見えない!)けど、いわゆる「ヲタT」の多い事!そんな中、自分は普通にジャケットとシャツで参戦してたけど…。そして「Helloのテーマ」が流れ、皆の気分は徐々に高揚。18:30定刻に妹分ユニットである新人「juice=juice」のオープニングアクト。そこから暫く、ややじれったく引っ張られてから、遂に!ベリの登場!!

タイトルにある通り、9年前のデビュー曲「あなたなしでは生きてゆけない」を最初の曲にもってきた粋なセトリ。ひとりひとりのメンバーのデビュー時の幼少な姿と、現在の大人になった姿を並べてオーロラビジョンに映す、これまた粋な演出!10年の時の流れを如実に感じさせる、そんな瞬間でした。なかでも最年少・菅谷梨沙子は当時9歳(!)だったのが現在19歳、アイドル界で見ても類まれなそのパワフルなボーカルは、デビュー時には微塵も感じられなかっただけに、その変わりようは「成長」の二文字で表せるようなものではないなと…(ももちは、昔とあんまり顔変わってないけど、笑…)

このデビュー曲は全員小学生とは思えないような楽曲(キャピキャピというよりほのぼの系のサウンド)で、以後の曲の方がよっぽどこのユニット相応かと思いますが、10年後も歌えるように、と見越してつんく♂氏が作ったのか?と考えるのは邪推でしょうか。とにかく10年目になっても、原点に立ち返り、この曲がコンサートタイトルになった、という事は実に感慨深いものがありますね。

で、最初のMCで、徳永千奈美が「2時間超えのライブになる」と宣言、これにはホント高まった、というか得した感じもありで。なにせ10年目にして初の武道館、本番前からメンバーの気持ちは半端ないであろうことは容易に察しつくものの、ヲタとてまた同じ。そんなガチのぶつかり合いが、このLiveの生み出す空間とでもいいましょうか。

最新曲「ROCKエロティック」で一気に会場のボルテージがあがっていく…、こんな曲できるアイドルユニットもなかなかいないかと。アイドルとエロと…その微妙なラインをキープしたまま、エロだけどやっぱりアイドルみたいな、一線は守ってる感がこの曲の妙かな、と。

あと色々書くとキリがないし、順不同で勝手に勝手に書きますが、

◎盟友「℃-ute」登場

2002年に「ハロー!プロジェクトキッズ」としてオーディションに合格し、その後先に約半数のメンバーがBerryz工房としてデビューし、残ったメンバーは後年℃-uteとしてデビューするまで辛酸を舐めた感がありましたが、互いに盟友でありライバルの存在。

特に℃-uteの方は先にデビューされたベリを「追いつきたくて仕方ない存在」とまで言い、武道館は℃-uteの方が先に決めた、というやや複雑な関係が両者には漂うけれど、とにかく結果的に両方のユニットが武道館の単独ライブを開催し、そして見事に埋めた!両ユニットのメンバーにとって間違いなく「めでたい事」だったろうな、と感じさせられました。

℃-uteサプライズって事で登場し、打ち合わせになかった?!ベリメンバーの「キッズ」時代の写真を大公開!に慌てるベリメン。順番に出てくる写真、紹介内容と個人感想混じりますが…

夏焼雅→もう既に幼少期から完成された顔。「みや」はホントにこんな美女が何で有名にならないのか不思議なくらいだった。

熊井友理奈→当時はまだ170㌢なくて3番目に大きかったくらい、とか。「熊井ちゃん」は当初から背は高めだったけど、かわいらしいところが変わらない

清水佐紀→「田舎くさい」顔とか言ってたけど、ホントに色気のある美人になった。

嗣永桃子→メンチ切ってる写真。昔からあんまりかわってない「ももち」。髪型はだいぶ変わったけど(笑

徳永千奈美→昔から黒かった?「ちぃ」。ひまわりみたいな明るさは今も一緒

菅谷梨沙子→天使!「りさこ」はひたすらかわいかった

で、最後が須藤茉麻?え?なんかオチがない、というか、すんなり終わるの??

と思っていたら…

まさかの!半目開きの「まあさ」の写真に、会場大爆笑に包まれる

ここでこんなオチをもってきたとは、さすが…想定外だった…

そんなこんなの後、両ユニット思い出の曲「がんばっちゃえ!」を披露。次に「ライバル」というベリの代表曲を。文字通りこの「ライバル」かつ盟友たちの仲の良さを存分に感じた一コマでありました

◎シングルの歴史ふりかえり

熊井ちゃんが過去33枚のシングルを「適当に」振り返るコーナー

シングルジャケットがグルグル画面上をスクロールしていく中、「この曲からメイクが濃くなって眉毛無くなって…」「この衣装暑かった」「この辺恥ずかしい系ね…」と、曲名も言わずにジャケだけみて適当にコメントする、これが彼女の持ち味である「くまくまトーク」であり、これがファンの楽しみでもあるんですが…

「スッペシャルジェネレ~ション」で「酢昆布」の思い出に結びつくとは、さすがメンバーきっての天然キャラ。

1万人の前でも天然丸出しで喋る「熊井ちゃん」は推しとして尊敬できます!(笑

そういえば序盤での熊井ちゃんの「空回ってる」の言葉も忘れてはいけない…

◎研修生と許してニャン体操

ハロプロ研修生のアクト、と思いきや、黄色いTシャツに「須藤」の文字が!まさか妹とか居て研修生になったのか?とよく見ると、「徳永」とか背の高い「熊井」とか、髪の色の全然違う「菅谷」とかいう子が居て…、ベリメンが研修生に混じってた、という御茶目なコーナーでした。研修生たちの小芝居が入ったと思ったら「ももち先生」が登場し、「許してニャン体操」を踊ろう、とか。武道館でこれやるとは、全然思ってなかったですね…Berryz奥が深い。。カッコいい楽しい、お茶目、どっからでも攻めてくるといった感じで。エンターテイメントですよね。まさに…

夏焼雅 ソロ

ここですよ、ここで自分の涙腺は決壊をはじめました…

最初から、とか始まる前から、とか涙されてた方も沢山居たようですが、自分はこの中盤辺りでした。「みや」が1人で登場してソロで曲を歌うにあたり、今の心境を語り始めたところ。

だんだん声が詰まってきて、涙が溢れるところ…会場は何せ1万人「みやー」のコールが響き、メンバーカラーである紫のサイリウムでいっぱいに!これホントに「きました」…、ヤバすぎる…、

武道館に対してメンバーの中でもとりわけその「想い」が強かった事は容易に想像できるし、武道館目指す宣言をしてから「副キャプテン」に指名され、目には見えなくてもその重責たるや計り知れないものがあっただろうから…。そんな事を考えると、ここで泣かずにいられずで…、そんだけ感情移入できるのが、またいいなと思うんですよね…

◎cha cha SING

2012年7月発売のこの曲、タイのスーパーであるトンチャイ・メーキンタイ(バード)のカバー曲ですが、メンバーがタイへ行って大いに宣伝し、またベリの曲としても「みんなで踊れる曲」として親しみ易く、一緒に踊りながら(小さく)ジャンプしてました。

「音楽って言葉を越える魔力がある」ような事をいいますが、この曲はその象徴的なナンバーといっていいと思います。理屈抜きで楽しく踊ろうよ、的な。

◎アンコールMC

アンコールはいつも「Berryzいくべ」「ヲイヲイヲイヲイ」を繰り返すのですが、まぁこの日はいつも以上に叫んで、メンバーの再登場を待ち望んでいました。

そして出てきて1曲歌った後、最後のMC

徳永千奈美という陽気なキャラでもってしても、この武道館はやはり特別で、言葉に詰まりを感じさせ、ウルッと来てそうな感じ。

須藤茉麻はあくまで淡々と。この子は多分、旧メンバーと別れる時に泣いて以来、絶対泣かない!と心に決めているのか、コメントの時にはスイッチ入ったみたいに機械的に淡々となる感じ。

夏焼雅はさっき泣いた分?最後はサバサバしてたけど、必殺の「みやビーム」を1万人の前で往復披露。

嗣永桃子はTV慣れの賜物か肝が据わっていて淡々と。ももちが仕切やるようになってから、間延びせず適度に突っ込み入るし話も収集つくようになったかと。何よりその名前が売れてBerryz工房の名前だって少なからず知れ渡る事に貢献した「切り込み隊長」だと思う

熊井友理奈は過去のことをいろいろ思い出したか、言葉に詰まりながらもメンバー随一の汗っかきなところを利用して?!「もう涙だか汗だか分かんないけど楽しかった」的な感じ。この子も辞めようと思った時があったとか、そういうの表に出さないけど内面で色々考えてる感じだし…

そして、菅谷梨沙子。涙で言葉にならず、「梨沙子」「梨沙子」と嵐のようなコールが。この空間に居れてよかったな、とつくづく思う。これが泣かずにいられるか…、年齢性別問わず思い入れをもって見てる人間みな同じ感情じゃなかっただろうか?歌は自信満々で余すところなくその声量を発揮するけど、性格はシャイで、自己表現が苦手なタイプだと思うし、堂々としてるように見えてやはりグループ最年少の末っ子なんだな、と改めと感じたかな

で、最後はキャプテン・清水佐紀
「他のグループが色々結果を出していく中、ベリーズはうまくいかず」とか「武道館がきまってから、私が上手くメンバーをまとめられず」とか辛かった心境を吐露していたけど、泣き虫キャプテンらしいコメントだと思って聴いてました。上に立つ者は強くなければならない、なんて事はなく、古いけどスクールウォーズだって「泣き虫先生」だったんだし、その方が感情豊かで人間っぽくていいな、と思う訳です。

あと色々思い出いとキリがないけど、とにかく最高に夢のようなひと時、これを越える楽しみとか幸せ感とか得られる気が、今は全くしないな…と。まだまだ活字にし足り無いけど、きがつけば充分過ぎるぐらい長いので、この辺で置きます。

以上