安城市は愛知県のほぼ中央に位置し、人口は180,488人(2012.11.1現在)で、1952年に愛知県13番目の市として誕生し60年を迎えました。名古屋・豊橋と共に新幹線の停車する3ヶ所のひとつでもあります。
-JR三河安城駅-
【路線】JR東海道新幹線(東京-新大阪間)
東海道本線(東京-神戸間)
【開業】1988年3月13日
【訪問】2007年8月
【1日あたり平均乗車人員】 5,456人/日 (2010年)
【近隣の主要駅】(東京方面)安城駅→隣駅 ※新幹線では豊橋駅が隣駅
(新大阪方面)刈谷駅→3駅 ※新幹線では名古屋駅が隣駅
▼駅名標周辺
元々市名を名乗る隣の安城駅が市の中心として存在しますが、JRへ分割民営化後1年を迎える1988年3月13日にこの駅は開業しました。
この日は掛川・新富士・東広島・新尾道などと共に新幹線の開通した日で、その中でも在来線と新幹線の同時に開業した駅はここのみで、掛川は元々在来線のあった駅で、他の駅は全て新幹線のみで在来線は通っていません。
安城駅から2.6km離れた地点にあり、地元の請願駅として誕生した経緯があり、総事業費の半分は安城市、3割は愛知県が負担としたといわれています。
この駅名標は在来線のもので、隣駅の表示に安城駅の名があります。
▼ホーム
この駅は新幹線はあれど「こだま」しか停まらないので、東京からだと名古屋より手前にありますが、名古屋より時間がかかります。大抵、名古屋まで行ってから引き返すのが最短となるかな、と。
で、新幹線では利用したことがないので在来線の写真オンリーですが、在来線・新幹線ともに2面2線の構造です。ここでは4番線となっていますが、新幹線ホームに1・2番線、在来線に3・4番線が割り当てられているという訳です。
こちらは岡崎・豊橋方面という事で、東行き(東海道線・上り)になります。
▼ホーム階段上
ホームから階段を上がった改札内部分です。
左端に改札が見え隠れしています。という訳で橋上駅舎となっている在来線ホームで、新幹線ホームは一旦改札を出て、更に建屋を出てから、少し離れた所へ移動します。
▼在来を出て…
在来線の駅舎を出ての目線、踊り場つきの階段の上にあり、向こうに見えるのは新幹線の駅舎です。在来線と新幹線の駅舎が向かい合う形で建っていて、九州新幹線の筑後船小屋駅などもこういう構造です。
デンパークと左端にありますが、安城産業文化公園としてここから約6kmの地点にあります。ここ安城は「日本のデンマーク」と称され、というのは随分昔の話のようですが、デンマーク同様に農都として発展する側面があった事が、このネーミングの背景といわれています。
▼在来線駅舎
先ほどの所から階段を下りて振り返ったところ。
在来線の駅舎がこのように見えます。
新幹線の駅舎が横長で大規模だったのに対し、在来線は割にこじんまりとしています。
それでも台形っぽい独特な形の建屋に半楕円の窓と直線の枠が特徴的な駅舎ではあります。
階段に次ぐ階段だった記憶もあります。この時の写真が2007年夏で、もう5年半も前で記憶を呼び起こしながら、というか呼び起こされながら書いてるような状態です。
▼連絡橋
在来線と新幹線を繋ぐ連絡通路です。
駅舎を出て向かいへそのまま広場を突っ切る形でも良ければ、このように連絡橋を渡る方法もあります。ちなみに同様に新幹線と在来が向き合う筑後船小屋駅はこのような通路はなく、純粋に駅舎から外へ出て、もう一方の駅舎に入る必要があります。
▼新幹線駅舎
在来線と向き合って立つ新幹線駅舎ですが、撮り方がかなりひどいですね、すみません、どんな建屋だか全然分からん、という状態です。