続々トラベルとかナントカ

日本全792市を訪問した駅や旅の記録です

鹿児島/いちき串木野 大きな笠のアーケード

鹿児島県いちき串木野市JRいちき串木野駅からの歩き旅です。

いちき串木野市 観光マップ

旧・串木野市と市来町の合併である本市はとても長い市名になってしまっています。

で、串木野駅前にあるこのマップは串木野駅周辺をメインにしつつ、右下には市来周辺を合わせて載せています。

串木野はこのような港町の側面も強いのですが、この時鹿児島県の未訪市をあちこち回っていて、一ヶ所ごとの持ち時間があまりなく、海辺まで到達しませんでした…

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マンホール

旧・串木野市のマンホールで「くしきのし」の表記が見られます。

市の花サルビアとパンジーと交互に何度も登場させたもののようで、真ん中のは串木野市の市章で「串」の字を図案化したものといいます。串というマークは図案化しやすそうですね、それ自体が象形文字で。

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大原バス停

串木野駅前交差点に入り、国道3号線にのって南下しました。

その途中で見つけたこのバス停、いわさきバス「大原」のバス停。

ファミリー感全開のバス停標識の絵が微笑ましい限りです。地方のこのような所で、家族ぐるみでバスが活用されればいいな、、と思うのですが、モータリゼーションが言われて久しいこのご時世、そのような光景はなかなか見られないものでしょうか。

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大原町公民館

3号線を南下中、歩道橋や串木野郵便局やらを越えてきましたが、なんとか海辺へ!と思い、長崎鼻公園とやらを目指しました。しかし、ある地点であと1.5kmとあり、ちょっと持ち時間オーバーになるな…という状況に。

そんな中見つけたのがこの公民館、お稲荷さんの真っ赤な鳥居が真ん前にある公民館です。鳥居の真っ赤ぶりがめちゃきれいで、キラキラ輝いていました。

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いちき串木野市役所

2012年夏当時ですが、市内にある「神村学園」の甲子園出場を祝う幕が吊るされていました。そう、高校野球で有名なこの学校はいちき串木野市にあるんですね。

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御倉町

おぐらちょう」というバス停です。

向こうはバリバリの木造家屋、廃屋でしょうか。

廃屋見るといつも思う事は、「ここいつ頃まで現役だったのかな?」という事。つまり人が住んでいたり、会社だったら稼働していたりという事で、例えば30年くらい前は人も住んでたのかな?と想像すると、その当時のこの辺りはどんな街並みだったのかな??変わっているのかいないのか??という妄想が果てしなく広がります(笑

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青い空に赤い店舗

この日は雲の美しい暑い晴れた日でしたが、そんな中このような赤い建屋はものすごく映えます。

たとえ鮮やかな真っ赤ではなくても、結構映えます。

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見えてきた!

さて、ここまで串木野らしいとか、ならではのものといえば市役所ぐらいでしたが、ここへ来てようやく串木野独特のものに出くわしました。

遠くに何やら素晴らしそうなものが見えてきたのです。

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▼巨大アーケード

ここまでさしてインパクトあるものに出くわさなかったこのいちき串木野市内でしたが、その分よけいにこのアーケードは印象が強烈でした。

これは、「ドリームキャノピー」という建造物で、交差点4点で支えている大屋根で、1991年に竣工されたとあります。

この形は地元の「串木野さのさ」を踊る時に用いる編み笠がモチーフになっているそうです。

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大きな笠

これは2枚の写真です。

全くの偶然ですが、そのまま合わせると一体になるような仕上がりになりました。

ちょっとズレてるからどこが切れ目かは分かると思いますが…

串木野の商店街のシンボル的存在で、夜はネオンが点灯するそうです。この町の様子からすると、夜はこの辺だけが光ってそうな気がするんですが…。でも夜の顔も見てみたいですね。

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串木野さのさ

大きな笠の下を通り過ぎて、駅へと向かう途中で、このような「串木野さのさ」を踊りが描かれている橋?!に出くわしました。川は流れてないから橋ではないか…、暗渠として閉じられているのでしょうか。

当地では漁業従事者の多かったその昔、漁に出ることは大変な覚悟が必要で、港を出る時には涙する者もあったといい、沖へ出ても故郷を偲ぶそんな哀愁が歌になって表れたのが、この「串木野さのさ」だといわれています。

串木野の町には、「さのさ踊り」は欠かせないものであり、その象徴があの商店街の大きな笠でもある訳ですね。

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yの街灯

これも大きな笠と駅の間の通りで、手前が串木野駅側です。

街灯が実に個性的で、英文字yのようなデザインが両サイドに立っていて、これもまたインパクトありました。

この両サイドの歩道屋根が重厚で、昭和の商店街らしさを強く感じさせます。いかにも昭和期は栄えていた、というのが垣間見える光景ですね。このまま廃れずに息を吹き返してほしいものですが…

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