高浜市は愛知県の中南部に位置し、人口は44,159人(2011.2.1現在)で、愛知県では弥富市に次いで人口の少ない市とされ、窯業が盛んで日本三大瓦のひとつにして最多の生産を誇る「三州瓦」の生産エリア内にある瓦の町です。またトヨタ自動車の源流である豊田自動織機の工場もある町です。
-名鉄・三河高浜駅-
【市内】市内3駅(すべて名鉄)中の中心駅
【路線】名鉄三河線(猿投-碧南間)
【開業】1918年4月20日(訪問は2011年2月)
【1日あたり平均乗車人員】 1,768人/日 (2007年)
【近隣の都市駅】(猿投方面)刈谷駅→4駅
(碧南方面)碧南中央駅→4駅
▼ローマ字表記にするとすごい長い文字になるのが分かる駅名標でした。
列車はほぼ全時間帯に1時間あたり4本となっています。
高浜市が市制施行されたのは1970年で平成の大合併でできた市ではありませんが、市としての歴史は浅い部類に入る町と思います。「高浜駅」というのは、私は行った事がありませんが茨城県石岡市に存在し、19世紀中には開業されていたとの事で、当駅はそれもあってか「三河」か冠されたものと思われます。他には私が行った中では若狭高浜駅(福井県大飯郡高浜町)というのがあります。
▼ホームはわずか1面2線で、名鉄三河線沿線(他に豊田・知立・刈谷・碧南市)の中で始点でも終着でもなく、他の路線との連絡もないというのはこの高浜市のみです。当駅の利用者数は名鉄三河線23駅中10位ですが、市の中心としてはやや寂しい感があります。
▼1面2線のホームからは階段を上がって改札へ行く橋上駅舎スタイルで、そこから両サイドへと自由通路が通っています。
▼ホームからの階段にはパチンコ店の宣伝シール?!がぎっしりと貼られていて、これは大変目を惹きました。こういうところには大抵「ようこそ」などの歓迎文句とか、その土地を代表する観光名所やホテルなどのPRとかは見ますが、パチンコ店とは新鮮な印象でした。
▼ホームから見た駅前の様子のひとつです。
駅舎から出た「ペデストリアンデッキ」が円を描く美しい通路になっていて大変ユニークな印象を受けます。
▼三河高浜駅の駅舎です。
階段部分横のギザギザの様な窓が印象深く、また踊り場部分の円形も建物にバリエーションに富んだ印象を持たせています。
階段部分がただの斜め線になっていないところが、この駅舎の建屋を複雑なものにし、また見ごたえも感じさせてくれるように思います。
▼横から(線路に沿って)見た駅舎の様子です。
階段入口には「三高駅」と略称で書かれています。地元の方はたぶん高浜駅と言うんではないかと思うのですが、この「山高駅」という呼び名は使う事はあるのでしょうか??