続々トラベルとかナントカ

日本全792市を訪問した駅や旅の記録です

JR本庄早稲田駅 (埼玉県本庄市)

埼玉県本庄市JR本庄早稲田(ほんじょう・わせだ)です。

本荘市では在来線のJR本庄駅をupした事がありますが、今回の本庄早稲田駅は逆に新幹線のみの駅です。

-JR本庄早稲田
【路線】JR上越新幹線 (大宮-新潟間)
【開業】2004年10月21日
【訪問】2018年10月
【1日あたり平均乗車人員】 2,218人/日 (2017年)
【近隣の都市駅】(大宮方面)熊谷駅→隣駅 
          (高崎方面)高崎駅→隣駅

駅名標

2004年に開業した上越新幹線の新駅で、自治体や企業の寄付によって開業にこぎつけたいわゆる請願駅で、元々市名を名乗った中心駅である「本庄駅」がありながら、これとは別に新幹線のみの駅としてできたものです。

高崎と熊谷の間にあり、埼玉県では大宮、熊谷に続いて3つ目の新幹線駅ですが、大宮、熊谷よりは全然人口の少ない10万に満たない都市の新幹線駅として存在しています。

当初は「本庄児玉」とか「新本庄」とかいう案があったようですが、早稲田大学の本庄キャンパスがあることから、この名になったといいます。

1日辺りの乗車人員は2017年で2,218人ということで、開業当初は4,300人程度を見込んでおり、だとすると半分程度ですが、近年は微増傾向にあるようです。

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●ホーム

2面2線のホームで、この新幹線ホームのみです。

夜の10時を過ぎていたので真っ暗ですが、ここの近くの宿へ泊まりにやって来ました。

駅前にホテルが並び立っているような街ではなく、この時泊まりに行ったホテルも2階建てのこじんまりとしたものでした。

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●新幹線構内

ホームから降りて改札までのスペースにあったものです。

大抵の駅では、その地の名産や名所など象徴するものをあげるのでしょうが、相違ものが見当たらなかったのか、オーソドックスに駅員スタイルの顔抜き看板が設置されていました。

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●彩北未来空間

と記された暖簾がかかった空間がこれまた駅構内にありました。

イベントスペース的な場所で、「ふるさと納税」の幟が立っていましたが、本庄や近隣のふるさと納税商品の紹介として展示しているようでした。あとは近隣の自治体のPRポスターがあったくらいでしょうか。

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●はにぽん、とか

同じ駅構内ですが、本荘市ゆかりのキャラクターの幟が立っていました。

「はにぽん」本庄市ゆるキャラで、2016年のゆるキャラグランプリでは見事2位に輝いたとありました。2010年にキャラクターとして決定し、モデルはその名の通り「埴輪」です。

古代遺跡が数多く出土しており、県内で最古かつ最大の古墳を有していることから、埴輪がその象徴として売り出されているものと思います。

井上小百合さんという方の幟については、ここ本庄出身で乃木坂46に在籍している方だとか。ということで「広報観光大使」および「はにぽんアンバサダー」という肩書がつけられていました。

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●さらに広報観光大使

黛英里佳(まゆずみ・えりか)さんというこの方も、同じ広報観光大使のようで幟が出ていました。

アイドルではなく女優さんで、秘密のケンミンSHOWのドラマパートやCMにも多数出演されているようです。

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●返礼品

駅構内のこういうウインドウにはよく「〇〇市の特産品」として飾られている事が多いですが、実質的にはこれと同じ「ふるさと納税返礼品」として展示されていました。

お菓子詰め合わせはもちろん、石鹸やハムの詰め合わせや、特産である本庄絣(かすり)の詰め合わせなんかもありました。

また、ここにはないですがゴルフ場のプレー券もHPには載っていました。

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本庄市はこんな街

という事を表すものがパネル形式で並べられていましたが、塙保己一(1746-1821)に関連するものでした。

江戸中期に活躍した盲人の国学者で「群書類従」の著作で有名ですが、ここ本庄にあたる地の出身者であり、郷土の偉人として売り出されているフシを所々で感じられました。

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本庄早稲田駅 駅舎

周りになんにもない訳ではありませんが、駅前の街並みに比べて駅舎の立派さが際立っていました。

特徴的なのは、駅出口から長い庇が出ているところです。特に何かの施設と繋がっている訳では全くありませんが。

在来線の本庄駅との距離は約2kmで、歩いて移動は可能ですが、双方を繋ぐバスが出ていて、実際これで本庄駅まで行きました。ただしあまり本数は多くないようです。

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