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日本全792市を訪問した駅や旅の記録です

万葉線/中新湊駅 (富山県高岡市)

富山県高岡市万葉線中新湊(なか・しんみなと)です

高岡市では、JR高岡駅をupした事がありますが、今回は一部路面電車となっている「万葉線」の駅紹介です。

万葉線/中新湊駅-
【路線】
万葉線新湊港線(越ノ潟-六渡寺間)
【開業】1932年11月9日
【訪問】2017年8月
【1日あたり平均乗車人員】 255人/日 (2015年)
【近隣の主要駅 (越ノ潟方面)越ノ潟駅→3駅  
            (六渡寺方面)六渡寺駅→4駅、高岡駅→21駅


駅名標

昨年8月当持の様子です。

住所的には富山県高岡市となっていますが、現・射水市との境界にあり、実質的な射水市の代表駅的な存在です。また射水市になる前は新湊市という人口35,000程度の市であり、かつて高校野球で「新湊旋風」というのが吹き荒れた事がありました。そんな新湊市当時の中心駅がここでした。

万葉線」と冠しているのは?? ○○電車とか○○鉄道との万葉線という事じゃないの??となりましたが、第三セクターである万葉線株式会社」というところが運営しているので、いきなり「万葉線」であり、この前に冠するものは何もないのです。2002年までは「加越能鉄道万葉線として運行されていました。

また、万葉線の中でも新湊港線として属していますが、この路線としては越ノ潟(こしのかた)駅から六渡寺(ろくどうじ)駅までの8駅のみですが、六渡寺方面は六渡寺駅を越えてもそのまま高岡駅まで直通します。それでいくと高岡駅までは21駅を要する事となります。

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●時刻表

割に本数があり、コンスタントに運行されています。

1時間に4本程度ありますが、かなりの利用者数があるようなものすごい駅が特にない中で非常に便利なダイヤとなっています。

越ノ潟まではわずか3駅で、ここは本当に終着駅で、その先はなく港に行き当たるような所です。反対側は高岡駅行きとなっていますが先述の通り、新湊港線としては途中の六渡寺駅までで、そこから路線は変わるものの、そのまま跨ぐ格好で高岡駅まで直通運行されています。

高岡駅までは46分、350円です。JRのない旧新湊市のこのエリアでは、JRからのアクセスはこの高岡駅頼みとなり、また結構な時間がかかるのが現状です。本数がある程度確保されているのは幸いではありますが。

ちなみに終電は22時台と早いです。

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●待合室内

意外に広いホーム上の待合室は、サイドが吹き抜け形になっていて、完全にドアが閉まる室内型ではありませんでした。

しかし細長くて結構広めのスペースで、小奇麗な感じでした。駅入口に改札も何もない状態なので、これが駅の全設備となります。

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●駅入口

線路にぴったりと沿った形の小道が駅への入口通路となっていて、線路を渡る道が駅前道路という構造になっています。

駅への入口は自転車置場が両サイドにある本当に細い小道です。そのまま踏切を渡ると見過ごしてしまいそうなくらいのこじんまりとした駅です。

一応中心駅的な役割の駅という事の表れなのか、入口看板横に周辺地図があります。

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●中新湊駅 駅舎と駅前

駅への道のりの写真で既に待合室が見えていますが、この細い小道を進んでそのまま左折して構内踏切を渡って緩い坂をのぼるとホームに至ります。

待合室イコールそのまま駅舎の状態で、待合室の屋根の妻の部分に駅名も表示されています。

新湊市時代から今の射水市まで、この辺りの中心駅的な座にありますが、これ以上駅が大きくなりそうな気はしないですね。この駅の利用者が爆発的に増えてこの箱では収まらない、となれば再開発が促進され大きくなるかもしれませんが。

実はこの駅へは越ノ潟駅から歩いて探したんですが、ホントに踏切から横をしっかり確認しないと見過ごしそうでした。この先少し目立つ存在になればいいなと思います。

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