越谷市は埼玉県の南東部に位置し、人口は334,421人(2015.5.1現在)で、埼玉県では5番目に多い(さいたま、川口、川越、所沢に次ぐ)人口を有し、 「国民健康保険発祥の地」とされ、全国で1938年に国民健康保険法が施行される3年前に「越ヶ谷順正会」が発足し、一般住民に適用していたといいます。
-東武/越谷駅-
【路線】東武伊勢崎線(浅草-東武動物公園間)
【開業】1920年4月17日
【訪問】2015年11月
【1日あたり平均乗降車人員】 48,128人/日 (2014年)
【近隣の主要駅】(浅草方面)新越谷駅→隣駅、草加駅→5駅
(東武動物公園方面)春日部駅→6駅
●駅名標
越谷市には2011年2月に初めて訪ね、この時はJR南越谷駅を訪ねました。
両隣の駅は北越谷、新越谷、他にJRでも越谷レイクタウンという駅もあり、市内8駅中5つの駅に「越谷」の名がつきます。尚、この隣の新越谷駅とJRの南越谷駅は隣り合わせに位置しています。
さすがに便数は非常に多いですね。東武の区間急行・急行も停車し、快速・区間快速は停車しないという、最上級ではないながら上級に位置づけられているものと思われます。
駅の前の№に「TS21」とありますが、東武伊勢崎線の中でも、始発の浅草から東武動物公園駅間は「東武スカイツリーライン」という愛称がつけられ、当駅もその範囲内にある事を意味しています。
開業が1920年とやや遅いのですが、越谷市の誕生自体が1958年と遅く、今や30万以上の人口を誇る都市で、市制化が1950年代後半という自治体はなかなか珍しいのではないかと思います。
1954年までは「越ヶ谷町」という自治体名(1954-58年は越谷町、ほぼ現在の原型)で、今からは想像の出来ない全くの郡部で、駅が設置されず、当時の越ヶ谷町での町を挙げての熱心な誘致活動の末、開業にこぎつけた「東武初の請願駅」なのだそうです。駅に歴史ありですね。
通過線の2線を含む2面6線のホームを有しています。通過以外の4線は、上りと下りの各々急行線と緩行線に割り当てられています。
高架駅につきエレベーターがついています。
高架駅になったのは1993~94年にかけてのようです。
越谷駅を出ての様子ですが、向こうに見えるのは「越谷ツインシティ」のAシティ(隣にもうひとつ、Bシティもあり)です。
2012年9月に開業したというかなり新しい複合商業施設ですが、上の高層建築物も同じものであり、「奥に見えているマンション」ではありません。4Fまでが商業等の施設で、ここから上は「グローリオ越谷ステーションタワー」というマンションです。
そしてこの建屋は、29階建てで高さ約105mにもおよぶ、越谷市内では最も高さのある建築物でもあるそうです。
●駅前通り
やはり圧倒的な高さを誇るグローリオ越谷のマンションの存在感が抜けていますが、その奥もそこそこの高さのビル群が続きます。
ちなみに隣の新越谷駅までは南へ約1kmほどで、ここから隣接している南越谷駅にてJRへの乗換が可能となります。
個人的にジンクスのようなものかもしれませんが、埼玉県を訪ねる時は雨の日が多いようです。
●越谷駅 駅舎
(東口)とありますが、こちらがメイン側かなというところです。
各施設も東側に集中していて、ここから南で(隣の東武新越谷駅でJR南越谷駅と)直角に交わるJR側からでもアクセスできます。互いが十字交差するとすれば、その北東部に色々とある感じですね。
西側は行ってないのですが、地図の雰囲気からするとすっかり市街地という感じでした。
新越谷駅の方がJRと接続できたり便利ではありますが、駅規模としては市内ではここが一番大きいようで、市名を名乗る中心駅らしい、新幹線停車駅を思わせるような堂々たる雰囲気でした。