松江市では、JR松江駅をupしていますが、今回は新生・松江市で新たに松江市内の駅となったこの駅をお送りいたします。
-JR宍道駅-
【路線】JR山陰本線(京都-幡生間)
木次線(宍道-備後落合間)
【開業】1909年11月7日
【訪問】初訪問-1990年11月
【1日あたり平均乗車人員】 631人/日 (2008年)
【近隣の主要駅】 (京都方面) 松江駅→4駅
(姫路方面) 出雲市駅→3駅
(備後落合方面)出雲大東駅→4駅
●駅名標
駅名標は床埋めタイプと吊下げタイプの両方を載せています。
ここに初めて来たのは実に今から25年も前の1990年秋の事で、かつては八束(やつか)郡宍道町という郡部の中心駅でしたが、平成の大合併で松江市となり、市内で唯一JR路線に複数属するキー駅として存在しています。
ちなみに写真はもっとも直近に訪れた2013年2月頃のカットを使用しています。
電車が往かんとするところですが、向こうが松江・米子方面になります。
この宍道駅は、松江駅と出雲市駅という島根の2大拠点を結ぶ主要駅として非常に重要な位置づけにあり、松江や出雲市はJRで山陰線しかない全くの単線ですが、この駅では木次線にも分岐するという重要な役どころを負っています。
上の写真と反対側で、向こうが出雲市駅方面となります。
ホーム面の右が駅舎側になりますが、こちらは各柱に蛍光グリーンのような色が節のようについていて。反対側の島式ホームは朱色のペイントがつけられていました。
ホームへの階段が2つ見えて、3面構造の線かと思いましたが、現在は実質2面3線のみで、いちばん左側のホーム(かつて4・5番線だったところ)は廃止されています。
●宍道町観光マップ
旧自治体である「宍道町」エリアでの観光マップが駅前に出ていました。この時2013年につきとっくに松江市になっている状態ですが。
この地図で宍道駅はやや左上の部分になりますが、駅近くの名所としては「八雲本陣」があります。1733年に建てられた小幡家住宅ですが、江戸時代に歴代の松江藩主が国内巡視の際に本陣とした建屋です。あとは、海が割に近いのでちょっと歩けば見る事ができます。
ちなみにJR山陰本線では松江市では最西端の駅となり、これを抜けると出雲市に差し掛かります。
●宍道郵便局
宍道駅の真ん前にある本局です。
本局が駅の真ん前にあるって結構珍しいではないかと思います。大抵は駅前だと「〇〇駅前郵便局」だったりするので。
あとこの局の独特のものとしては、手前に立っているフクロウ?の石像です。これ見る度に「宍道郵便局に来たな」と感じます。
●駅前通り
駅を前にしてL字形に道路が続いていて、向こうへ続く道が駅からまっすぐ伸びている通りになります。
高い建屋はありませんが、金融機関があったり、それなりに旧郡部の町の中心駅前らしい通りが形成されてはいます。
●宍道駅 駅舎
松江市の駅では松江駅に続く規模の駅舎てはないでしょうか。少なくともJRでは。
昔はこの駅舎に「やくも新幹線」などと掛けられてあったのですが…、手前右側に少し出ている「ひさし」部分がちょっと出っ張っているだけでも違うのかもしれませんね。