彰化県は台湾中西部に位置し、人口は約130万。その中で彰化市は県の中心的な自治体で、人口は約23.6万人です。花の都として華々しい面を持ち、大仏もあるなど観光資源的に魅力溢れる町です。
-台鉄/彰化駅-(臺鐵/彰化車站)
【路線】台鉄・台中線<山線>(竹南-彰化間)
海岸線<海線>(竹南-彰化間)
縦貫線(彰化-高雄間)
【駅区分】一等駅
【開業】1905年3月26日
【訪問】2013年5月
【1日あたり平均乗車人員】 13,322人/日 (2008年)
【近隣の主要駅】(竹南方面)<山線>新烏日駅→2駅
<海線>竹南駅→17駅
(高雄方面)斗六駅→10駅
▼駅名標
日本語読みでは「しょうか」ですが、英語表記すると「Changua」となります。「チャンファ」という感じでしょうか。駅を色々めぐっていても、日本語読みで覚えてしまうんですよね。「えーっと、次は"しょうか"か…」てな感じで。
隣駅が片側のみ二股に分かれていますが、竹南駅から二股に分かれる「海線」と「山線」が合流するのが、ここ彰化駅なのです。双方向に隣駅とはやや距離があります。
駅名標にはまた、彰化を代表する存在のひとつ・八卦山大仏の写真が載せられています。
▼ホーム
電光掲示のついた3面4線の広いホームを有しています。
屋根が波打っているのが、2ホーム並んでいるのが見えて、風景として面白かったです。
ちなみにここには台中からやって来ました、普通列車で26元、日本円で80円ちよっとくらいでしょうか。日本に比べると割安ですね。
そういえば台中から乗った時に「集集線」となってて、違う(彰化に着かない)んじゃないか?と思ったけど、言葉も分からないし路線見ると多分着くだろう、といわば見切りで飛び乗りました。1駅1駅列車の行く先をヒヤヒヤしつつ確認してました、こういうのもちゃんと旅のメモ取っておいてこそ出てくるものですね。メモがなければ、現時点でこの旅のちょうど半年後、すっかり忘れ去ってたところでした。
▼多数の線路
側線が大変多く、広大なホーム敷地となっています。
「月台」はプラットフォームの事で、いわば「二番線」てことになるでしょうか。
跨線橋の階段サイドに描かれているイラストがいい味出してました。八卦山大仏らしき絵も描かれていました。
▼これもホーム
ここもホーム上です。
ホーム上が花壇と保線車らしきものが停まっていて、これだけ見たらとてもホームの上とは思えない形ですね。
「花都彰化」とあり、ここがどんな町か分かりやすくていいですね、こういう表示。
▼電気機関車
E206という型のもので、台湾鉄道ではE200形を主力に、E300、E400番台のそれぞれ電気機関車を有しており、これらは70年代後半~80年代前半を中心にアメリカから輸入されたものだそうです。
▼招福
これもホーム内ですが、駅長室横にありました。
吉祥とは「縁起の良い」とか「めでたい」等を意味し、如意が続いて、「思いのままにめでたく」というところでしょうか。とにかく縁起物が飾られています。
▼跨線橋内
改札入った所の各ホームへの分岐となる通路です。
それぞれの階段を下りて各番線(月台)へ行くわけですが、その窓の下部分には、周辺の各駅名とその駅舎の写真が並べられていました、こういうのいいですね~旅行者目線では特にそう感じます。
▼駅前モニュメント
駅を出ました!
噴水の真ん中に、これは…花をあしらったものでしょうか。
▼駅前花壇
花の都を名乗るだけあって、駅前にもデーンと花壇が腰を据えていました。
「歓迎光臨彰化」と看板が立っていますが、歓迎光臨とは中国語で「ようこそ、いらっしゃい」というような意味だそうです。歓迎、とあるので歓迎看板である事はなんとなく分かりますが、ここまで調べて分かるとスッキリするものですね(笑
▼駅前
都市の中心らしい華やかな駅前の様子で、高層の建屋も沢山建っています。
ここに来る前にいた台中と共に、あいにくのお天気でした。海外旅行して長く自由行動できる日に限って天気が悪いような気がします。8月の韓国の時もそうだったし。
▼彰化駅 駅舎
彰化車站と記されています。
花壇が真ん前に腰を据え、高木がこれに花を添えるように立ち並ぶ姿は大変絵になります。角度を変えるとだいぶ違う雰囲気になりますが。
台湾の駅舎はそんなに大規模なものは多くないので、日本のものほどは見応えがないかもしれませんが、ここのように花が真ん前にあると、絵になっていい感じです。
ちなみに駅名の下にあるのは時刻表示です。この時、16:51でした。が、まだ明るく、いい旅となりました、悪天候以外は…。ここを少し旅した後は、新烏日まで行って、そこと連結している高鐵の台中駅まで出て、高鐵にて台北に帰還したのでした。