平川市は青森県南部の真ん中に位置し、秋田県とも接しており人口は32,959人(2013.6.1現在)で、2006年に旧・西津軽郡の2町1村が合併してできた新しい市です。旧3町村を流れる岩木川の支流、平川から名付けられた市名といいます。当駅は旧・平賀町の中心駅です。
-弘南鉄道/平賀駅-
【路線】弘南鉄道弘南線(弘前-黒石間)
【開業】1927年9月7日
【訪問】2013年8月
【1日あたり平均乗車人員】 不明
【近隣の都市駅】(弘前方面)弘前駅→5駅
(黒石方面)黒石駅→7駅
▼駅名標
前回記事の黒石市に続いて、2ヵ所目に訪ねたのがここ平川市の平賀駅でした。
「ひらか」と濁らずに読みます。来る前はずっと普通に「ひらが」だと思い込んでましたが、行ってみないと分からないもんですねぇ…
前回の黒石とはまた全然違うタイプの駅名標で、このような黄色バックのトラカラーの駅名標って結構珍しい気がします。
ちなみにこの弘南線、○○高校前という名の駅がやたら多かった印象が強いですね。それだけローカルな路線という事でもあるのでしょう。
▼ホーム
駅舎側のホームです。
2面2線の構造ですが、両ホーム間はビッシリ天井で覆われている格好です。
弘南線の駅の中では弘前を除いては、最も大規模感のある駅だと思います。
▼ホーム・2
駅舎と向かい側のホーム(2番線)です。
こちらは2007年に起きた脱線事故以来、使用されていないそうです。
をチラッとだけ。
黒石駅よりは広々としたスペースがある感じで、そんな広いものではないですが、そこそこスペースあるかな、という感じではありました。
▼東北の駅百選
選定駅なのです。
弘南鉄道の駅にあるとは正直思ってませんでした。黒石駅を見て、市の中心なのにえらい小さな駅だな…と思ったのもあって。
選定理由は後述しますが、そのような素晴らしい駅なのです。
▼駅より目線
駅を出てすぐの所ですが、真ん中にあるのは待合室兼ミニギャラリーといったところで、ギャラリーには陶器や平川市の特産物などが展示されていました。
床面はこんな風に整備されていて、広場エリアが形成されています。
▼出入口
重厚なひさしが出た出入口となっています。
その横には「栄えゆく弘南の碑」という大きな碑がありました。
そしてその横には、弘南鉄道の本社ビルの出入口があり、右側はJAビルという合築駅舎です。
▼平賀駅 駅舎
駅舎全景です。
といっても、JAビルが前面に出た形のもので、一見駅舎かどうか見まがうようなものでした。この辺りでは異例というほどの駅舎規模ではあります。
ちなみに東北の駅百選の選定理由は「近代的な四階建ての総合的な駅舎」だそうで、いやまぁ確かにその通りなんですが、駅のスペース自体はあまり広くなく、ビル内あちこち利用できるとも思えない様子で、店とか色々入ってたら賑やかな感じかな、と思うんですが、そういう感じはなかったです。