久慈市は岩手県の北東部に位置し、人口は35,924人(2013.6.1現在)で、三陸復興国立公園の北部にある自然豊かな町で、「北限の海女」の存在もクローズアップされてきています。
-JR久慈駅-
【路線】JR八戸線(八戸-久慈間)
三陸鉄道北リアス線(宮古-久慈間)
【開業】JR-1930年3月27日
三陸-1984年4月1日
【訪問】2013年8月
【1日あたり平均乗車人員】 JR-235人/日 (2012年) ※三陸は不明
【近隣の都市駅】(八戸方面)階上駅→11駅
(宮古方面)田野畑駅→7駅
※三陸北リアス線、田野畑-小本間寸断の為、代替バス輸送
▼駅名標(JR)
この盆休で行ってきた場所のひとつで、前半の旅(8/11-13)のメイン観光地だったかな、という印象だったので真っ先に記事として挙げました。
JRと三陸鉄道のそれぞれ駅を持ち、駅舎としては隣り合う形で並んでいますが、まずはJRの方から。
JRでは八戸駅と当駅を結ぶ「八戸線」の駅で、今回初めて乗りましたが、その終着駅にあたり、隣駅表示は片側のみです。陸前陸中というのはあるけど、陸後というのはないのかな、などと頭に浮かびました。陸後とはならずに陸奥になったとか。そうそう「むつ」ですね。
八戸駅から5:30過ぎの電車に乗って、着いたのが8:00.約2時間半かかりました。実際はもっと短いのですが、途中の階上(はしかみ)駅で34分待ちがあり、この時は皆下りて写真をバシバシ撮ってました。
▼ホーム(JR)
JRでやって来た所のホームです。
1面2線のみのホームで、向こうに見える跨線橋は三陸鉄道用への乗換用のもので、JRの改札へはこの手前側から出ていく事となります。
▼構内踏切
上の写真と反対向きで、JRホームに降り立つと、この方向に向かって坂を下り、構内踏切を渡ってJRの改札に至ります。
▼車庫
車両からして三陸鉄道のものと思われますが、1両だけの列車が付近に何台も停まっていました。
▼ようこそ北三陸へ!
久慈へは何年か前から、宮古と共に行きたかったところでしたが、アクセスに時間がかかり、なかなか行けずにいましたが、今回はここと宮古に絞って計画立てたところ、思ったより時間かからず行ける、って事で決断しました。
で、ここ北三陸は現在ヒット中の連続テレビ小説「あまちゃん」のロケ地、なかでもここ久慈はその核となる北三陸市のモデル的な街であり、図らずもトレンディな所を訪ねる事となりました。たまたま未訪だったので行ったところ、あまちゃんのロケ地だったという偶然に嬉しい誤算でした。
▼駅スタンプ
がJRの駅舎内にありました。
駅スタンプ押して集めたりというのがありますが、押してもあり合わせの紙を使うし、気合い入れて収集しようという気もないので、こんな風にスタンプの内容が写真に撮れれば充分です個人的には。
「北限の海女の駅」と銘打たれています。さすが「あまちゃん」の街!
▼駅名標(三陸鉄道)
こちらは三陸鉄道(以後「三鉄」とします)側の駅名標です。JRホームから直通できるそうですが、この時は三鉄側の駅舎に入ってから、ホームに入りました。正確には、ここ久慈を発つ時のカットですが、ここでは時系を無視してお送りいたします。
JRでも終着駅ならば、三鉄側でも北リアス線の終着で、やはり隣駅表示は片側です。そしてやはりこの時、北リアス線にも初めて乗りました。つい6日ほど前です。
久慈は先のような「北限の海女」で一躍有名になった(と思う)のですが、琥珀の産地でもあり、JRの駅舎内では琥珀の装飾品のお店も入っています。値段はピンキリ様々でした。また、ここ久慈で琥珀の中に閉じ込められた約8700万年前のカマキリとされる化石(日本最古)が、2008年に見つかったりしています。
▼三鉄電車
北リアス線の電車です。
途中の田野畑駅行きとなっています。
というのも、田野畑駅までの7駅までしか現在通っておらず、やはり東日本大震災の深い爪痕は計り知れないものがある、とここでも思い知る事となります。田野畑からは小本駅までの2駅間、代替バスが出ていて、列車が着くと田野畑駅前にはバスが待ち構えていました。
あんな震災があっても現在の不通は2駅間のみという事に逆に驚きを感じました。
で、この電車に乗って行くのかと思ったら違いました。
▼乗った電車
上の写真と向かいのホームに停まっていたこの電車で、田野畑駅まで行く事となりました。
とてもカラフルで素晴らしいその名も「ココから号」です。
▼跨線橋階段
三鉄のホームと駅舎を結ぶ跨線橋です。
緑の外枠に緑の階段が印象的でした。
「不思議の国の北リアス」とは少々苦しいながらもうまく掛けましたね^^;
▼跨線橋内
跨線橋内にナント!ベンチが並べられていました。
少々古めかしい感じですが…、、なかなか見ない光景でした(少なくとも自分は見た事ありませんでした)。
ホームで待つの寒い時にここで待つ用、なのでしょうか。
掲示物もなくやや殺風景な印象を持ちました、時が止まってる感が出てるというか。
▼跨線橋から
全然柄の違う電車が2両つながっていました。
三鉄の駅舎から改札入って直後にこのようなものがありました。
久慈は山形村短角牛という牛の産地で、赤身の旨い肉として売り出されています。
魚は鮭でしょうか、北海道だと熊が鮭を咥えた木彫りが多く見られますが、この組み合わせは見てて面白かったです。牛は駅員帽被ってるし…。
手前には虫のケースが!鈴虫が飼育されていました。こういうのは時々駅で見かけますが、いい音を出してくれますよね。
▼接続用
写っているのはJRのホームで、跨線橋を上って右へ行くと三鉄側ホームへ、左へ行くと三鉄側の改札へと至り、三鉄とJRのつなぎとしての跨線橋であり、JR単独利用の場合は最初の通り、構内踏切の利用となります。
▼三鉄 駅舎
三鉄久慈駅の駅舎です。
階段数段を上がった所にあります。
JR駅はこのすぐ右にありますが、この三鉄側の駅舎はやや控えめな規模の建屋となっていて、屋根近くのオレンジのラインが印象的にものとなっています。
▼顔抜き看板
顔の部分が抜けているかというと、?ですが、三鉄駅舎前の立て看板が2つありました。
ちゃんと日付もついていて、よい記念になりますね。一人で来てると流石に撮りませんが…
▼駅前噴水
三鉄駅舎のすぐ前にある噴水です。
見た限りでは常時上がっていて、暫く見入ってました。
何せこの夏は異常ともいえる暑さなので、見てるだけでも幾分涼しかったです。まぁ岩手県なので?!多分報道にあったような各地点より多少気温は低めだったとは思いますが…
▼JR駅前
の様子です。
割にタクシーが多く停まっていました。
あまちゃん効果で観光客が増えているのでしょうか?
向こうの左側の高い建物は「駅前デパート」とありました。昭和から時が止まっているようなすばらしい佇まいでした。中は観光案内等はありますが、百貨店のような雰囲気はまるで感じられず、2Fより上はどうなってるのか?見るのも怖い?!雰囲気でした。
こちらはJR久慈駅の駅舎です。
三鉄側より豪華な佇まいでした。
下2枚は出入口近辺をアップで撮ったものです。
遠景だけでは分かりにくい部分も多々あるので…
ここもまた人口自体は36,000ほどの小さい街ですが、付近が郡部ばかりの為、都会的なポジションであり、また観光資源に恵まれている事から実際の人口規模よりも賑やかな雰囲気を持っている、と感じました。