埼玉県本庄市のJR本庄(ほんじょう)駅です。
本庄市は埼玉県の北西部に位置し、人口は81,291人(2011.10.1現在)で、中山道で最大の宿場町・本庄宿として栄え、明治時代にはこの本庄への遷都案も出されたといいます。
失明の身でありながら江戸時代に国学者として大成した塙保己一(はなわ・ほきいち:1746-1821)の故郷でもあり、かのヘレン・ケラーは塙保己一を手本にせよと両親に言われながら育ったといいます。
-JR本庄駅-
【路線】JR高崎線 (大宮-高崎間)
【開業】1883年10月21日
【訪問】2011年2月
【1日あたり平均乗車人員】 10,502人/日 (2010年)
【近隣の都市駅】(大宮方面)深谷駅→2駅
(高崎方面)高崎駅→4駅
▼市内ではつい最近までは唯一の駅でした。2004年に新幹線のみの「本庄早稲田駅」が開業し、さらに2006年には児玉郡児玉町(合併前人口2.1万)をと合併したため、現在では市内で全3駅となっています。市の中心駅である事は変わりありません。
開業は1880年代の前半とかなり早い時期であり、再来年で開業130周年を迎えます。
バス〇十分って所が多く、あまり気軽に行ける所がないです。
市の象徴的存在・塙保己一の生家があるんですね。
▼ホームは2面3線でホームから上がった先が改札の橋上駅舎です。
ホームの柱の真ん中部分だけが明るい黄色にペイントされています。柱の足下だけペイントされているのはよく見かけますが、真ん中部分だけってのは珍しい気がします。訪問時が悪天候で全体的に風景が暗めなこともあって、この黄色ペイントはひと際目立つ感じがしました。
▼壁面が真っ黄っ黄な部分もあって、これはさすがにかなり目を惹きました。ここだけ別世界のような明るさだったので…。
屋根のある部分が長く続いていて市の中心たるにふさわしい雰囲気です。
▼ちゃんと塙保己一生誕の地、と出ています。
ただ生誕地は旧・児玉町であり、平成の大合併前は本庄市内ではなかった事になります。市に入ったことで、本庄市として保己一の里とアピールする事ができるようになったのでしょうか。
▼駅の階段は手すりの上部分が手すりラインに沿うようにブルーにペイントされています。
▼駅出て目線です。
通りには高い建物が結構並んでいます。それにしても駅前広場のこのモニュメントはインパクトあります。
▼本庄駅の駅舎です。
屋根が平たかったり傾いてたり、色々な形が見られる駅舎です。
JR以前の表記なのか「本庄駅」とだけ建屋には表示されています。別の箇所ではJR付で冠されているのかもしれませんが、JRの冠のないまま建屋に表示されているものもいいなと思います。
いつか新幹線だけの駅、本庄早稲田にも行ってみたいところですが…