続々トラベルとかナントカ

日本全792市を訪問した駅や旅の記録です

JR安中榛名駅 (群馬県安中市)

群馬県安中市JR安中榛名(あんなか・はるな)です。

安中市群馬県の西部に位置し、人口は60,888人(2011.3.1現在)で、2006年には旧・安中市松井田町で新設合併して新・安中市となっています。

かつては中山道の宿場町として栄え、碓氷関所なども設置されていました。また江戸時代に藩士の鍛錬として取り入れられた「安政遠足」は日本でのマラソンの発祥といわれます。

-JR安中榛名
【市内】市内6駅(いずれもJR)中の1駅 
【路線】
JR長野新幹線(高崎-長野間)
【開業】1997年10月1日(訪問は2011年4月)
【1日あたり平均乗車人員】
 261人/日 (2009年)
【近隣の都市駅】
(高崎方面)高崎駅→隣駅 
          (長野方面)佐久平駅→2駅

群馬県では高崎と2つしかない新幹線駅ですが、この駅は在来線が停車しない新幹線だけの駅で、1997年の長野新幹線開業に合わせて開業しました。新幹線駅とはいえ、新たにできた上に周りに何もなく、中心駅は以前からある在来線の安中駅です。

新幹線が停車すると言えど、この東京方面の時刻表を見ると、1日に12本しかありません。

昼間は2時間半以上も間隔のあく時間帯もあり、何の気なしにフラッと下りて、その後すぐに乗ろうとしても当分新幹線は来ないという状況になります。

実際この時も18時過ぎに降り立って、周りに何もないから「もうそろそろいいや、次行こう!」と18:30頃に思ってたら、20:14までないという新幹線駅で今までありえなかった状況に出くわしました。
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▼比較的新しい新幹線駅であることもあってか、しっかり安全柵が設けられている2面2線のホームです。
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▼「安中榛名へいらっしゃい」という歓迎の横断幕がありました。

梅林、温泉、湖、ゴルフ、果物、とキーワードが列挙されていました。
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▼駅舎内の待合室にて。

先述のマラソン発祥といわれる「安政遠足」の由来、として説明書きがありました。

当時の安中藩主が50歳以上の藩士を対象に29㌔を走らせたとか。50歳で30㌔は辛いですね、、同じ年頃でも今みたいに飽食でないし、もっとスタミナもあったんでしょうかね。
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▼待合室内の様子です。

外は何もなく、また誰も来ないので、1時間半近くもこの部屋を独占状態で、退屈でまた鼻炎がキツくてしんどくて、思いっきり寝っ転がったりもしていました。
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▼待合室の入口付近。

安中榛名駅にまたきてね、とありますが、あまりに何もないので正直かなり微妙な気分になりました…。何を見に行けばいいんだ!と…。群馬ディスティネーションキャンペーン、というのがこの7月~9月まであるようです。
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▼駅から出ると、安中市周辺の広域地図がドドーンと。

しかし、これ以外何もない様子がこの写真においてだけでも伝わってくるような…
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▼駅からの目線です。

小さなバスがポツンと停まっていますがそれだけ。

向こうに見えるヤマザキデイリーストアの建物、駅前にある建屋らしいものといえば、これだけしかありません。新幹線駅としては個人的には今までにありえない光景でした。

九州新幹線で先日開業した筑後船小屋駅(福岡県筑後市)も公園の中の駅という事で、出口の前に何もなかった風景が見られましたが、この駅の場合は元々在来線もあったし、片側はそれなりに人家もあったかな(かなり寂しくはありますが…)という雰囲気ですが、この安中榛名はホント、パッと見これだけです。寄る際は何もないことを予め知ってから寄った方がよいかもしれません。知らずに驚くのも悪くはないですが、都市的なものを想像して行くとエラい目に遭います。
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安中榛名駅の駅舎です。

駅舎自体は新幹線駅らしい立派なものとなっていて、その事が尚、駅前の何もない様子との大きなギャップを生み出しています。ガラス張りのクォーターな円形がなんとも素晴らしく感じました。
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▼駅からまっすぐ伸びている駅前道。

果てしなく道路と樹木の緑が広がっているだけの光景。

何度もいいますがこれが新幹線駅の駅前です。

こんな異色の新幹線駅を見てみたいなら、オススメです。
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