続々トラベルとかナントカ

日本全792市を訪問した駅や旅の記録です

JR天童駅 (山形県天童市)

山形県天童市JR天童(てんどう)です。

 

天童市山形県の東部に位置し、人口は62,118人(2011.1.1現在)で、何より将棋の駒のイメージの強い町ですが、近年は山形市ベッドタウン的側面も出てきています。

 

-JR天童
【市内】
市内3駅(いずれもJR)中の中心駅
【路線】
JR奥羽本線(福島-青森間)、山形新幹線
【開業】
1901年8月23日(訪問は2010年9月)
【1日あたり平均乗車人員】
1,689人/日 (2009年)
【近隣の都市駅】
(福島方面)山形駅→6駅 
                       (青森方面)さくらんぼ東根駅→3駅      
 

 

近隣の都市駅、として挙げた両駅は山形新幹線では共に隣駅となります。

 

演歌歌手の天童よしみさんの苗字の由来は、デビューが少女時代で「天から才能を与えられた童」という意味だそうで、この地と直接的な関係があるわけではないようです。

 

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▼ホームは2面3線で、跨線橋が改札となる橋上駅舎です。

 

ホームの看板には「天童織田藩めん街道」の看板や幟が出ていました。

 

天童藩1830年と幕末に近い時期に立藩し、織田信長の子孫にあたる信美(のぶかず)がその初代藩主におさまりましたが、わずか2万石の小藩で財政に悩まされたといい、時代が変わると信長期の栄華など微塵も感じられなくなるという訳でしょうか。

 

めん街道、とあるのは、この天童は将軍家献上そばの里であるとのことです。
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▼天童は温泉の町でもあります。

 

山形も温泉が多いところですね、他にも上山温泉や尾花沢の銀山温泉とか。

 

フルーツの里ともありますが、隣の東根市と共にさくらんが名産のようで、ここにもイラストに描かれています。ぶどうやリンゴの絵もありますが…
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▼新幹線停車駅らしく電光掲示があり、天童温泉の歓迎のぼりも出ていました。

 

その横には「全国くちびる美人コンテスト」なるのぼりも

 

毎年6~9月に天童温泉の宿泊客を対象に、指定の用紙にリップマークをつけて応募するイベントだそうで、2010年には2437点が寄せられ、2次にわたる審査を経てベストリップ賞には賞金10万円と3万円相当の温泉利用県が送られたそうです。
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▼将棋の駒の町らしく駅内でも至る所に将棋の駒に関したものがあります。

 

独特なのは、左側のこの「馬」の字の反対になったもの、「左馬」といいますが、「うま」の逆は「まう」(舞う)であり、古来舞はめでたい席での催し物とされていたことから、縁起のよい招福の駒とされています。
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▼改札を出たところ、自由通路内です。ちょうど両出口に分岐しているところ。

 

東口が市役所・温泉方面、西口がスポーツセンターとあります。ここでは見えにくいと思いますが、矢印の内側には将棋の駒の形で「東口」や「西口」と表されています。

 

歓迎看板も将棋の駒が両サイドに。
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楽天イーグルスモンテディオ山形などの試合案内などがありました。イースタンリーグの試合が天童で行われたのですね。
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▼清潔感のある自由通路内です。

 

両側で高さが違っている面白い形となっていて、窓も上部は斜めになっています。
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▼時計だって将棋の駒。
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▼駅前のポストの上にも将棋の駒が乗っかっています。

 

観光駅馬車とありますが、調べるとワゴン車の巡回便だそうで馬が来るわけではないようです。馬だったら大分の由布院駅で馬車を見かけました。
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天童駅の駅舎です。(東口)

 

東口しか行っておらず、駅舎の写真はこちら側しか撮っていません。西口にはまた違った立派な駅舎があるようですが、こちらもなかなか大規模で立派な駅舎です。
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▼駅東口とつながる複合型商業施設のパルテです。

 

ユニークな形状にどこか古めかしい骨組みが見えたりする興味を惹く建物でした。この右端に駅と直角につながっています。

 

先にも書きましたが、とにかく至る所で将棋の駒が見られる楽しい町です。
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