大阪府大阪狭山市の南海・大阪狭山市 (おおさかさやまし)駅です。
大阪狭山市は大阪府の南部に位置し、人口は58,075人(2010.9.1現在)で、大阪府でば3番目に人口の少ない市ですが、市制施行は1987年と比較的新しい市で、この新市の誕生は大阪府では1971年の交野市以来16年ぶりの事で、35番目の市となりました。
市制施行時、既に埼玉県に狭山市が存在していた為、そのまま狭山市とはなれず、大抵はこんな場合、旧国名を頭につけたりする(河内長野市・泉佐野市などのように)のですが、何故かここは府名である「大阪」を頭に持ってきて現市名になっています。
-南海・大阪狭山市駅-
【市内】市内3駅(いずれも南海)中の中心駅
【路線】南海高野線(なんば-極楽橋間)
【開業】1917年7月5日(訪問は2007年9月)
【1日あたり平均乗降車人員】8,776人/日 (2005年)
※南海99駅中33位
【近隣の都市駅】(なんば方面)北野田駅→2駅
(極楽橋方面)金剛駅→隣駅
▼かつては「狭山遊園前駅」を50年間名乗っていましたが、南海系の遊園地である"さやま遊園"の閉園により2000年に現駅名に改称されました。
大阪狭山市役所の最寄り駅という意味での市内中心駅で、市名そのままの駅名となっていますが、隣は昔からの地名である「狭山」で、反対隣は市内でダントツに利用者数の多さを誇る「金剛駅」であり、どれが中心か一見よく分からない部分があります。
金剛駅には特急も快速急行も停車しますが、当駅には停車せず、格下感も否めない中心駅という事になっています。
駅名標もそうですが、ベンチもグリーン一色でかつての南海ホークスを思わせる鮮やかなカラーです。
▼ホームは2面2線で、それぞれのホームに出口がある構造となっています。こういうホームの場合、方向を間違った時大変なんですよね。一度改札を出て、また踏切渡って反対ホームの改札を通らないといけないという…
▼大阪狭山市の駅舎です。
といっても両ホームに出口があるので、こういうのが2つあります。私が最初に出てきたのがこちら側でした。市名を名乗る駅の割にこの規模とは…と驚きました。
▼踏切を渡った反対側の駅舎はこんな感じで、こっちがメインか!と思って撮ってみました。
こちらは屋根がなかなかのもので、三角が幾重にも絡むような模様で、大きな建物ではないもののそれなりの規模は感じさせます。まぁこの手の構造の駅には大規模駅はなく、入口から改札通るとすぐホームへと出てしまうのですが…。
▼駅前の踏切拡幅のイメージ図がありました。
なるほど、両側では駅舎の建屋がだいぶ違いますね。
拡幅工事はこの訪問後着手されたようですが、今ではこんな風に両サイドがグリーンカラーの踏切となっているのでしょうか?遮断機の部分の存在によって、車の通る幅が明確となっていて歩行者・自転車には優しいですね。