高鍋町は宮崎県の東部に位置し、人口は21,715人(2010.7.1現在)で、かつては高鍋藩として栄えた城下町で、全寮制の藩校まであっという教育熱心な町だったという事です。現在の宮崎県では最も面積の小さい自治体です。
-JR高鍋駅-
【町内】町内唯一の駅
【路線】JR日豊本線(小倉-鹿児島間)
【開業】1920年9月11日(訪問は2010年8月)
【1日あたり平均乗車人員】 921人/日 (2006年)
【近隣の都市駅】(小倉方面)日向市駅→7駅
(鹿児島方面)宮崎駅→6駅
▼前回豊後竹田駅で載せました大分県に続いて宮崎県も今夏13年ぶりの訪問となり宮崎県の駅も初登場です。九州の西側を走るメイン路線が鹿児島本線ですが、東側のメインを走る日豊本線の駅としても初登場です。
▼ホームは1面2線で、改札口への跨線橋が設けられています。右側の線路は1本あってその右は柵がされていますが、かつてはもう1本あったのかと感じさせられます。ホームまでの距離といい、もう1本あってその後廃止になり撤去されたのかと…。
この辺りの日豊本線の郡部の駅では特急が全停車する唯一の駅です。
▼ホームから電車が出て行くところです。
九州は普通車でもよそからは考えられないほど豪華だったりして車両の宝庫とも言えると思います。
▼ホームから見える「舞鶴灯籠」、高鍋藩主・秋月種茂公を偲ぶとあります。
秋月種茂(あきづき・たねしげ:1744-1819)公とは高鍋藩第7代藩主で名君の誉れ高く、また上杉鷹山(治憲)の兄にあたる人物で、弟の鷹山が米沢で興譲館として学問所を再興させた人物ならば、種茂も藩校・明倫館を設立し武士だけでなく民百姓にも学問を広めたといいます。
今では高鍋城灯籠まつりとして、高鍋城の石灯籠に多くの明かりが灯されるといいます。
▼跨線橋内は特急停車駅の割に掲示物のない寂しいものとなっています。
▼跨線橋から眺めたホームの様子です。
1面だけのせいかこじんまりとした印象を受けます。左が改札側になりますが、右側は完全に緑ですね。
▼高鍋駅の駅舎です。
建物の真ん中部分からひさしが張り出し、その先は下へと連子状(縦線だけの)の窓?!壁??がおりています。これがこの建屋の大きな特徴となっています。
▼ロータリーの植え込み部分には真ん中に大きく駅名表示の看板が出ています。
一応駅舎にもちゃんと駅名の表示があるんですが…。
前の看板には「ようこそ 高鍋海水浴場・キャンプ村へ」とあり、海水浴場はこの駅の裏手少し行ったところにあります。