宝達志水町は石川県の中部、県が真ん中の部分でキュッとくびれている所に位置し、人口は14,396人(2010.6.1現在)で、旧志雄町(しおまち)と押水町とが2005年に合併してできた新しい町で、宝達の名は能登最高峰の宝達山(637m)から取られています。石川県で最初の旧石器が発掘された町でもあります。
-JR宝達駅-
【町内】町内3駅(いずれもJR)中の1駅
【路線】JR七尾線(津幡-和倉温泉間)
【開業】1898年4月24日(訪問は2010年7月)
【1日あたり平均乗車人員】 456人/日 (2007年)
【近隣の都市駅】(津幡方面)宇野気駅→4駅
(和倉温泉方面)羽咋駅→3駅
▼石川県の北陸本線を走る津幡駅から能登半島の方へ伸びる七尾線の駅として、また石川県のJR駅としても初登場です。石川県のJR線は北陸本線とこの駅のある七尾線の2つしかないというすごい事になっています。
旧・押水町に2駅あったうちの中心駅でしたが、合併後町役場は旧・志雄町側に移り、中心駅の位置づけを隣の敷浪駅に譲る事となりました。それでも利用者数は現・宝達志水町内で最多で実質的な中心駅といえるのではないでしょうか。
▼ホームは2面2線で、コンクリート色そのままの感じの跨線橋でつながっています。
左側がメインの駅舎側ですが、右側にも駅舎があり、それぞれまったく別の顔を持った駅舎が存在しています。右側ホームは全く屋根がありません。
▼上から見ると片側しか屋根が設置されていないのが一目瞭然です。
▼屋根のある西側ホームの様子です。
行った時は無人で改札にはきっぷ回収箱がありました。
ベンチはホーム上には4脚が2セットで8人分座れるようになっています。
▼跨線橋はコンクリート然としていて、掲示物はありませんでした。
▼元々あったというメインの西側駅舎内です。
簡易委託駅ということで、訪問時は無人で出札の窓口には「終了」の札が置かれていました。駅舎内に自販機があり、かつての町の中心駅であったことが窺えます。
▼同じく西口駅舎内で、上の写真と反対側の様子です。
結構多く椅子があります。この訪問時は舎内こそ殆ど居ませんでしたが、列車の来る頃になるとホームには片側ずつで20~30人くらいは居て意外に利用あるんだな、と感じました。
▼宝達駅の西口駅舎です。
白と肌色のツートンでコンクリート然とした角ばった印象の強い建物で、数段の階段と共に横にスロープも設けられています。
▼駅前は広場スペースはなく、普通に道路沿いに建っているという感じです。一応タクシーの停車スペースとされる区画は記されていますが…。
▼こちらは東口の待合室です。
左側がホームで、これを出て右側にこの待合室が設けられています。
こちら側にも自販機がありました。ただし出札は西口のみです。
▼同じく東口の駅舎内で、宝達志水町の特産品展示コーナーがありました。しかしワイン以外は殆ど額にある絵ばかりでした。
▼東口の駅舎をホーム側から。
西口とは似ても似つかぬ全く違う建物となっていて、真ん中部分が高くなっていてどこか教会風でもあるように思えます。
▼外から見た東口駅舎です。
ホーム側からよりは、より複雑な構造の建屋で、屋根部分には小屋根がつけられ、窓にも工夫が見られます。JRの表記はありませんが、「宝達駅東口」の表記が入口横になされています。