続々トラベルとかナントカ

日本全792市を訪問した駅や旅の記録です

福島/南相馬 南相馬は原ノ町

福島県南相馬市JR原ノ町駅前の様子です。

(2010年9月当時)

原ノ町駅周辺地図

駅前によくある周辺地図です。ちなみに2010年当時につき、この記事全般にわたり震災前の様子です。

左上が北となりますが、その左上部分に書いてある地名は「南相馬市原町区」となっています。

これは、ここが旧・原町市から周辺町との合併によって南相馬市に2006年になった際に、この辺りが原町「区」という地名になったもので、新市制化による名称変更がなされたものです。

市内には原町区以外に「小高区」(旧・小高町)、「鹿島区」(旧・鹿島町)があり、いずれも合併前の自治体名が南相馬市内の区名となっています。

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●野馬道の里案内図

「のまおいの里」と読みます。

平将門が野馬を放って、これを敵兵に見立てて行なった軍事訓練が元とされている「野馬追」は国指定重要無形民俗文化財であり、年に一回イベントとして実行され、今年は7/29~31の期間で行われたという事です。その「野馬追」のお行列があったりして、ルートなどが示されていました。

このような全身鎧の武士が馬に乗って次々続々とやってくる姿は、Youtubeで見ただけですが壮観でした。お行列は割に淡々と、「行列」として練り歩く感じなので、見入る感じですが、本祭りの草原上での何十、いや百を超えてるのか??というぐらいの多数の武将を乗せた馬たちの乱れ走りともいうべき「馬追」はまさに戦国時代の合戦前のような雰囲気でした。

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原ノ町駅前通り

現在の南相馬市になる前から、原町市として市の中心駅であった当地は、駅前の通りはそれなりにできあがっている感じでした。右手前の大きめの建物は市民情報交流センターです。

格別高い建物が続く街並みではないものの、そこそこ中層の建物は続いている感じでした。

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●駅横

原ノ町駅を降りて右側の線路沿いの道路周辺です。

右にあるのは駐輪場ですが、屋根が波のようになっていて、左側の道路のカーブと相まって曲線だらけの美しい絵面になっていたので、ここに載せました。この道路が直線であったなら、ここまで面白い画にならなかったかも、と勝手に思っています。

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●マンホール

旧・原町市のマンホールという事で、市の花しらゆりとの表記も見られます。

ちなみに現在の南相馬市の花はサクラだそうです。

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●駅前バス停

駅前のバス停です。表記が原ノ町駅前ではなく、旧市名の「原町」駅前になっています。

本数を見るとかなり少なく、3ルートぐらいありますがいずれも1日に1,2本くらいしかない極少路線のようでした。

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原ノ町駅前郵便局

よく〇〇「駅前」郵便局とある場合は小さな局である事か多いのですが、ここは大きめの郵便局でした。しかしこれと別に本局があり、原ノ町駅からこの道路をそのまま1kmほど進んだ所に「原町郵便局」として存在します。

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●駅前更に進んで

原ノ町駅前郵便局の更に向こう、これでもまだ駅から100mもないぐらいの地点です。

向こうのホテル西山というのがありますが、この原ノ町駅からここまでの短距離で実に3つものホテルがあるという何気に宿泊には便利な街です。ちなみにこのホテル西山というところは、シングル4,000円で泊まれるというリーズナブルさですが、バストイレはなし(共同)で、バストイレありだと5,600円となっていました。それでも安いですね。しかも大浴場サウナ完備だそうです。

左手前のこじんまりとした建物は当時は釣具店でしたが、現在は建設会社の事務所になっているようです。この時の看板に「マミヤ・オーピー」とありますが、この東証二部上場企業名が出てるのは、かつてこの会社が釣具事業をやっていた事によると思われます。(2000年に撤退)

その向こうの建物が取り囲まれていますが、おそらくこの直後に取り壊されてしまったのでしょうね、今はそのまま更地になっているようです。7年でもこんなに変わってしまうのか、と感じさせられます。

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そんなこんなで、原ノ町駅から100mすら歩いたかどうか、ぐらいの短い旅?しかできなかった南相馬市でしたが、なんとか行く機会をつくってもっと魅力を感じたいものです。

GoogleMapとの対比でえらく様子が変わっている部分も知る事ができましたし、より一層また行ってみたいです、いつ機会がつくれるかですが…。