韓国/金海(キメ)市の釜山-金海軽電鉄の首露王陵(スロ・ワンヌン)駅です。
金海市は韓国南東部の慶尚南道に属し、人口は約507,000人(2012年時点)で、釜山広域市のベッドタウン的な役割を果たしています。韓国第二の都市・釜山の空の玄関も「金海」国際空港の名であり、実際は釜山市内にありますが、金海市域の近くになります。
-釜山-金海軽電鉄/首露王陵駅-
【路線】釜山-金海軽電鉄線(沙上-伽耶大間)
【開業】2011年9月9日
【訪問】2014年3月
【近隣の主要駅】(沙上方面)大渚駅→10駅
(伽耶大方面)伽耶大駅→4駅
今回、つい先週3/1,2の1泊2日で2度目の韓国へ行ってきました。前回同様、今回も博多港から高速艇{BEETLE」に乗って、釜山へ。
で、前回はこの釜山金海軽電鉄の始発駅である沙上(ササン)駅まで地下鉄では行ったのですが、この電車に乗らずして折り返してきました。
というのもあって、今回はこの電車に乗って、釜山広域市を出て、金海市に入りました。前回は釜山のし市外では梁山市の端っこに足を踏み入れましたが、韓国で3つ目の市の訪問となった訳です。
この路線は2011年9月に開業したばかりで、まだ2年半程度の新しい路線ですが、沿線には金海国際空港もあり、釜山の空の玄関が鉄道で結ばれるようになったのですね。
基本的にこのように高架上を走っています。
ここでは一枚ものの看板状の駅名標的なものは見当たらず、この列車の出入口ゲートの上に駅名と両隣の駅名表示があります。
高架を走りながら、このような密閉型のゲートがある形は名古屋の「リニモ」と同じようなタイプですね。
首露王陵と書いて「スロ・ワンヌン」と読みます。首露という王の墓がある所です。金海市はこのような歴史的な遺産の多い街で、釜山の足伸ばしとして歴史に触れたい派の方々にはおススメの街といえると思います。
●ホーム電光掲示
釜山地下鉄の沿線ではビジョン画面があったりして動画も見られますが、こちらはこういった電光掲示での列車案内が出ています。
しょっちゅう向かい側と行き交っていた覚えがあり、ダイヤ的には相当本数は多いと思います。
また、22kmほどの距離を21の駅で結んでおり、駅間は平均1kmほど。隣駅へは十分歩いて行けますし、実際ここから3駅分歩きました。
道路を隔ててこのような高層マンションが多数立っていました。釜山を離れたとはいえ、人口50万の市でなかなかのものです。沿線走ってると、なーんにもない所も多々見受けられますが。
これが実質、金海市で撮った最初の風景写真という事になるでしょうか。今度韓国に行く時は北部のソウル周辺にしたいな、と。 南部を2回目訪ねたわけですが、ソウルはまだ寒いようなので…。ちなみにこの時の釜山、3月初めながら寒くなくて何よりでした。
●首露王陵駅 駅舎
といっても、沿線の駅ほとんどこんな感じで、高架から出て、道路を横切る歩道橋があって向こう側へ降りていく、そんなスタイルです。
歩道部分に多少の違いはあったりしますが、駅舎にあたる部分は各駅、区別つかなかったですね。均一化されているというか…
全体像的に見るとこんな感じで、柱の部分はそれほど太くなく、浮かんでいるようにも見えます。
駅には売店等々はありません。 沿線このような駅が短距離間にいくつも点在している格好です。
とにもかくにも「ここが金海市か」と浸りながら風景を見つめておりました。
無人運転の電車が駅を出ていく姿を何度も見かけました。ダイヤを見た覚えがありませんでしたが、殆ど待つ事もなかったし便利でした。
ただ惜しいところは、釜山地下鉄の1日乗車券が使えなかったところ。乗る度毎に切符を買わなければならなかった事ですね。沙上からここまで駅数にして16あったと思いますが1500ウォンで、日本円だと150円もしないレベルです。券売機は日本語表示もあるので、その点は便利ですが、1000ウォンを超える紙幣は使えなかった感じだったので、特にこの沿線駅を幾つも訪ねるのなら、1000ウォン紙幣はそれなりに持っておいた方が良いですね。
ここからは駅名にもなっている「主露王陵」他歴史を感じるスポットが多く、目を見張るような絶景がある訳ではありませんが、国の歴史を肌で感じるには良い場所だと思います。