鴻巣市は埼玉県の中央よりもやや北東部に位置し、人口は119,251人(2012.4.1現在)で、昔からひな人形づくりの町として知られ、日本一高いピラミッド雛壇として30段ものひな壇が存在するそうです。
-JR鴻巣駅-
【路線】JR高崎線(大宮-高崎間)
【開業】1883年7月28日
【訪問】2008年8月
【1日あたり平均乗車人員】 19,908人/日 (2010年)
【近隣の都市駅】(大宮方面)北本駅→隣駅
(高崎方面)行田駅→3駅
▼駅名標
開業は1883年とかなり古い部類で、高崎線でも他に数駅あるだけの、開業当初から存在する駅のひとつです。
隣の北鴻巣駅は開業が1984年と、まだ30年に満たない比較的若い駅です。
ちなみに鴻は「ひしくい」と読み、大型の雁を表し、その鳥の巣という事になるのでしょうか、この地名は。
▼名所案内
すぐ近くにてっとり早く行ける所はここでは見当たりませんでしたが、伊奈忠次の墓所というのがこの中では最も近く、それでも約1kmあるので、行って戻ってを考えると、30分以上はみておきたいものです。
伊奈忠次(=いな・ただつぐ。1550-1610)とは戦国-江戸初期の武将で、徳川家康の重臣の一人で、鴻巣の地で一万石を与えられた彼は、新田開発や河川改修など様々な事業を行い、江戸幕府の財政基盤を築き、また農民に桑、麻、楮などの栽培方法を伝えて、神仏のように見られていたといわれ、相当な人物であったことが窺えます。
また、この鴻巣は埼玉県の運転免許センターの最寄駅という事で、この関連で混雑する事もしばしばといいます。
▼ホーム
計2面3線のホームで、この左側が1面1線で、右側の長さがずれているホームは1面2線になっています。
向こうに見えている跨線橋にて繋がっており、また階段を上がったところが改札となっている橋上駅舎です。
ここは2008年盆の旅で最後に寄った所として、記憶にあります。
▼鴻巣の特産品
駅内に展示されている鴻巣市商工会による特産品の数々です。
麺類、米菓などの菓子類、はちみつ、等々、そしてなんといってもというぐらい象徴的なものとして、ひな人形も展示されていました。
しかしまぁひな人形の生産地や名所的な所は結構あるものですね。
▼駅から目線
駅前風景です。
お花畑のようなきれいなロータリーの真ん中が印象的です。
▼鴻巣駅 駅舎
横へ出ている階段を降りたところからのカットです。
階段の入り口屋根部分に駅名表示がありますが、これ以外にも階段を上がった通路にあたる部分にもこのアングルから駅名の表示が出ています。
▼外からのホーム
駅を出てからのホーム周辺のカットです。
ここから、ホームのてっぺんに相当する位置に「鴻巣駅」という駅名の表示が真正面から見えるのって結構珍しい気がします。
鴻巣高校の90年云々という横断幕が見えますが、鴻巣高校は市内唯一の全日制共学の高校で、1916年に鴻巣裁縫専修所として設立されたのがその歴史に始まりとされています。もうあと4年で100周年を迎えるわけですね。
▼鴻巣駅 駅舎・2
ロータリー周辺を含めた駅舎の様子です。
ここでは近くのドトールでカフェして、15:30過ぎくらいまで居て、「今日中に帰れるかな…?」と思いつつも緊張感なく一服していたのをよく覚えています。