埼玉県三郷(みさと)市、つくばエクスプレス/三郷中央駅からの歩き旅です。
(2011年2月当時)
▼三郷中央駅から川を隔ててすぐのところにある「におどり公園」です。
「におどり」というのは鳥の種類で、カイツブリの別名だそうです。
人々が出会い交流する空間、とありました。特に何があるというより、その空間が広がっているという感じでした。
向こうにはCanonの建物が見えますが、「キャノン ファインテックニスカ」というキャノンの関連会社の本社屋があります。
▼三郷中央駅前に流れている川で、第二大場川という利根川水系の川だそうです。
その上を、つくばエクスプレスの高架が通っています。
▼三郷中央駅から歩き出し、200mほど離れた地点です。
こうして見ると、あまり何もないみたいに見えますが、この手前は住宅が沢山建っていました。
▼上の写真の反対側で、この方向へ向かって歩いていましたが、偶然にもこんなにたくさんの方々が走っている状況に出くわしました。
何事か?と思ったら「みさとシティハーフマラソン」が行われていました。時に2011年2月6日の事でした。
21kmのハーフマラソンをはじめ、10km、3km、1.2km…とコースがあるとの事でした。タイムや記録も勿論ですが、多くの人たちと共に走る楽しさみたいなものも傍目からは感じられました。
ともあれ、何もないな…と思っていた矢先に、とても素晴らしい光景が目に入り、良い旅になった訳です。
▼市の鳥・カイツブリ(冒頭の「におどり」でもあります)にちなんで名づけられた「かいちゃん」「つぶちゃん」のうちの、「かいちゃん」の方です。
マラソン大会というイベントもあり、その「かいちゃん」が子供連れに絡んでいました。
このキャラクターは2009(平成21)年にデビューしたという事で、この当時だとまだ2年ほどしか経っていないフレッシュなものだった訳ですね。
▼三郷市役所へ来ました。
今もこの庁舎のようで、1983(昭和58)年竣工だそうです。
ちなみに三郷「市」になったのは1972(昭和47)年ですが、三郷「村」成立が1956(昭和31)年、三郷「町」になったのが1964(昭和39)年の事で、村成立からわずか8年ずつで市制化へと駆け上がっていった訳ですね。
▼マラソン大会の受付テントでしょうか。
横には仮設トイレがズラリ並べてありました。
▼マラソン大会のイベント会場であったこの市役所前には、太鼓がいくつも置かれていました。和太鼓の披露もあったそうで。
この時の大会要項がサイトに残っていました。
▼傍にあった友好都市記念樹です。
長野県安曇郡三郷村とのもので、同じ「三郷」(読みもおなじ「みさと」)である事からの取り交わしと思いますが、さすがは長野からのもので「リンゴの樹」でした。長野県なのに「つがる」でしたが(笑)
この三郷村は平成の大合併で自治体としては消滅し、現在は安曇野(あづみの)市になっていますが、村でありながら合併直前の人口は17,000人余りであったといいます。
▼最後はこのカットで。
出店で売っていた「小松菜焼きそば」です。
三郷名産の小松菜を使って調理された焼きそば、三郷の思い出として強く残っているものです。
さてここでお送りしてきましたが、ほぼマラソン大会の為に成立した旅記事だったと思います。マラソン大会が無かったらどんな記事になっていた事か、、特にこれという目当てがなかったので、街の流し歩きになったろうと思いますが、壮大なイベントに出くわすとこんなに旅が変わるんだと思ったものでした。