続々トラベルとかナントカ

日本全792市を訪問した駅や旅の記録です

大分/別府① 地獄の一丁目、ワニが待つ沼

大分県別府市JR別府駅からの旅です。

(2017年11月当時)

 

▼今から4年前の2017年秋の様子です。

まず最初にこの不老泉というこの施設は、別府駅近くにある温泉施設です。

別府といえば温泉が有名ですが「別府八湯」といい、エリアごとに様々な温泉を有しています。

ここは別府駅前の別府温泉で、この不老泉は250円で入れる日帰り入浴施設です。

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▼この時、宿泊した「ビジネスホテルはやし」です。

別府駅の真ん前にあって、4,000円ほどで泊まれて超絶リーズナブルでした。

大浴場もあって、最上階に男湯があります。

大浴場と更に朝食付で4,000円、古いという事を気にしなければかなりお得です。

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▼朝食付の「ホテルはやし」でしたが、朝食はそこではなく、ホテルを出て2分ほど歩いたこの「ホテルSEA WAVE別府」で取るようにという事で、ここに入ってレストランで頂きました。

朝食はこんな感じで十分です。佃煮があったら、ごはんは全然いけます。

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▼さて、別府駅から離れて、別府八湯の中で最も温泉街らしい所である「鉄輪(かんなわ)温泉」へ、バスでやって来ました。

別府駅から「亀の井バス」外回り循環線(鉄輪行)にて鉄輪口まで約40分、510円です。ダイヤ的には約30分に1本の間隔です。

鉄輪と書いて「かんなわ」ってなかなか読めないですね…

そんな訳で、鉄輪温泉街の入口に到着。こんな地図がありました。

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▼鉄輪のターミナルに止まっていたバスの様子です。

鉄輪はただのバス停ではなく、ターミナルになっていて、このような停車スペースもありました。左側の車は前面の顔がかわいかったです。

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▼亀の井バス・鉄輪ののりばで、こちら別府駅方面。これで帰る事になるので、時刻をチェックしましたが、30分に1本程度なので、待てるといえば待てるかなというレベルでした。

それとこんな立派な待合になっていて、やはり別府きっての観光地という事を感じます。

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▼鉄輪のターミナルを出るところ、その名も「地獄めぐり」というタイトルがインパクトありました。

雲仙地獄、なんかもありますが、温泉の湯けむりですね。その辺りが楽しめる一帯、という事ですが、地獄とは?というと温泉の吹き出し口の事をいうそうです。

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▼地獄めぐりとして、こんな坂を上っていきます。

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金龍地獄

というのがありました。

中国や台湾の宮殿風の建物でした。

しかしこの建物、2009(平成21)年以来一時休業の形で、2021年現在に至るまで公開されていないそうです。

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▼地獄のエリアですが、そんな中に「パワースポット」とされる場所もあり、成田山不動院とありました。恋みくじがズラーっと結び付けられていました。

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▼鉄輪のバス停からずっと坂を上ってきて、この「みゆき坂」を上り切ったところが、この地獄エリアの駐車場でもあり、タクシーも停まっていれば、観光バスが多数乗入れてもいました。

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▼この坂を上り切ったところから、周辺の山々を見渡すと、その長めの素晴らしい事に気づきました。大分県の山々ってなんでこんなに美しいのかな?とよく思わされます。

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ようこそ「地獄」へ

という事で、地獄めぐりのチケットを購入しました。「別府地獄組合」というところが発行しています。

beppu-jigoku.com

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▼地獄めぐりのチケットは、ここ「鬼山地獄」の表で購入しました。

ここには何十頭もの「ワニ」がいます。とにかくめちゃめちゃワニがいます。

こんなに纏まってワニを見た事がないし、なかなかない機会だと思います。

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▼鬼山地獄の中へ入りました。

泉温99℃の地獄において、湯気がごうごうと立ちのぼり、向こう側が見えないほどで、まさに「地獄」の雰囲気が出ていました。

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▼鬼山地獄の鬼です(笑)

昔の仮面ライダーアマゾンに出てきた「十面鬼ゴルゴス」を彷彿とさせるものでした?!

横の注意書きに「鬼に登らないでください」と(笑)

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赤ちゃんワニ展示中

との建屋が見えたので入ってみました。

ここから先は、爬虫類とかワニとかその手の生き物が苦手な方は見ないでください!

 

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▼赤ちゃんワニ展示中

の表示の中、大きな水槽に確かに赤ちゃんワニがいました。

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▼赤ちゃんワニです。

ワニは平均60個の卵を産み付けられますが、子供のうちは弱い事もあり、成体まで生きられるのは200匹に1匹などともいわれています。平均寿命は野生で20~30年、飼育下では70年以上生きた記録があるといいます。

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世界一の大ワニの剥製

がありました。

ボルネオ産のクロコダイルという事ですが、1923(大正12)年に生まれ、生後3ヶ月の頃よりここで飼育され、1996(平成8)年、73歳の天寿を全うした個体です。

体長5メートルと大きいうえに長生きときて、先述の70年を越える寿命を誇った個体とは、これの事だった訳です。

このワニの名前は「イチロウ」で、つい先日亡くなられた「お笑いマンガ道場」で人気を博した漫画家・冨永一朗氏の命名による、とありました。

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▼そして、ここに現役の三代目「イチロウ」がいました。

二代目イチロウは1949(昭和24)年生まれで、2016(平成28)年に67歳でやはり天寿を全うし、初代ほどは大きくなく、寿命もわずかに及びませんでしたが、それでも大往生というもので、現在はこの「三代目」がイチロウを襲名?!し、この個体は1992(平成4)年生まれという、ワニとしてはそれなりの寿命の年齢ながら、先2代に比べれば遥かに若い(今年29歳、この当時で25歳)個体です。

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▼こちらはアリゲーター科メガネカイマンという種のワニです。

映画「アリゲーター」ってありましたが、その種類のワニです。

両目の間にメガネの柄のような隆条がある事からの命名といい、割に小型で気性は荒いとありました。

この個体はイチロウより年上で、40歳近くとも記されていました。

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▼一方、こちらはクロコダイル科イリエワニです。

「ばいばイリエワニ」で有名な?!あのイリエワニです(知らんて)

こちらは大型のワニで、先の「イチロウ」もこの種類です。ワニはおろか世界最大の爬虫類だそうで、恐竜亡き後の爬虫類の盟主的存在です。

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▼さぁ、ここではワニの群れです。

泳いでいるワニの群れ。コイの群れでも獰猛さを感じるのに、ワニの群れなんて…と思いつつ眺めていました。この中に飛び込まされたら、一体どうなるんだろうか??と…

前にこんなような所に飛び込んだインパラ?!の動画を見たもので…

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▼クロコダイル科とかアリゲーター科とか出てきましたが、大きく2つに大別される格好で、それぞれどんな特徴があってどう違うのか?と思っていたところ、こんな比較表がありました。

アリゲーターも獰猛とありましたが、クロコダイルのが乱暴のようです。大きさと口の先に違いがあるようですね。

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さて、今回は地獄の一丁目てな感じで鬼山地獄だけをお送りしましたが、ここのワニが大迫力で、かなり時数を割く事となりました。

次の記事では、他の地獄めぐりをお届けします。