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日本全792市を訪問した駅や旅の記録です

山陽電車/広畑駅・夢前川駅 (兵庫県姫路市)

兵庫県姫路市山陽電車広畑(ひろはた)夢前川(ゆめさきがわ)です。

姫路市の駅シリーズが続きますが、今回は山陽電車の駅です。

山陽電車/広畑
・路線 山陽電車網干線(飾磨-山陽網干間)
・開業 1940(昭和15)年12月23日
・訪問 初訪問-1994(平成6)年11
・1日あたり平均乗車人員 1,007/日 (2017年)
・近隣の都市駅 (飾磨方面) 飾磨駅⇒3駅  
        
(山陽網干方面) 山陽網干駅⇒3駅 
・鉄道での所要時間 東京駅から: 4時間10分
            大阪駅から:1 時間 11分
          ※AM9:00発での最短時間

▼ここに初めて来たのは1994(平成6)年でしたが、本記事の写真は2003(平成15)年頃の様子です。

あまりちゃんと撮っていないので、駅名標の写真とかなくて、いきなりこんな風にホームを遠目に撮った写真だけが構内で撮った唯一のカットでした。

山陽電車で本線ではなく支線にあたる「網干線」に属する駅で、1939(昭和14)年に当時の日本製鉄の広畑製鉄所として開業し、翌1940(昭和15)年に「日鉄前駅」の名称でこの駅が開業しました。

その翌年1941(昭和16)年に現在の広畑駅と改称され現在に至ります。

日本製鉄はその後1970(昭和45)年に新日鉄となり新日鉄広畑」の名でかつて一世を風靡し、ここから輩出されたプロ野球選手も多数いました。

新日鐵はその後、2012(平成24)年に「新日鉄住金」となり、2019(平成31)年からは、またも日本製鉄の名前になり現在に至ります。

そんな鉄の街「広畑」に建った駅という訳です。

ホームは2面2線で跨線橋はなく、手前の構内踏切でホーム間を行き来する構造です。

右側のホームで屋根があるのはほんのわずかです。

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 ▼広畑駅の駅舎です。

1974(昭和49)年11月改築の古い駅舎で、現在もこの駅舎です。

駅前のスペースはあまり広くなく、バスが乗入れるような事はありません。

新日鐵の隆盛期には、周辺の街は潤ったものですが、時代の波が押し寄せて合理化が進んでからはすっかりと寂れてしまい、なくなったもの、廃墟として残るものが多数見受けられます。そんな街めぐりをしながら、往時を偲ぶのも良いのかもしれません。

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次は、隣の夢前川駅です。

 

山陽電車/夢前川
・路線 山陽電車網干線(飾磨-山陽網干間)
・開業 1940(昭和15)年10月15日
・訪問 初訪問-1984(昭和59)年10
・1日あたり平均乗車人員 979/日 (2017年)
・近隣の都市駅 (飾磨方面) 飾磨駅⇒2駅  
        
(山陽網干方面) 山陽網干駅⇒4駅 
・鉄道での所要時間 東京駅から: 4時間7分
            大阪駅から:1 時間8分
          ※AM9:00発での最短時間

▼ここに初めて来たのは昭和時代!で、自分が昭和時代に訪ねた数少ない駅のひとつです。写真は2007年1月訪問時のものでお届けします。

上記の広畑駅の隣駅で、広畑駅より姫路寄りとなります。

山陽電車網干線では1940(昭和15)年の開業当初は当駅までであり、ここが終着駅でしたが、それからわずか2ヶ月で隣の広畑駅まで延伸され、途中駅になりました。

夢前川というだけあって、上側の駅名標周辺写真の右向こうは川の堤防が写っていて、その向こうは夢前川です。南北に長く流れていて実は範囲が広い夢前川ですが、そんな川の名前が付けられた駅です。

利用者数的には広畑駅とほぼ同数ですが、わずかに広畑駅の方が多い格好です。

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▼ホームは2面2線で、夢前川の堤防を横切る形で線路が通っていますが、ホームそのものへは、改札を入ってから階段を上がって行き着く形で、高架駅舎のようです。

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▼改札を入ったところです。

手前が姫路・神戸方面、向こうが広畑・網干方面としてそれぞれ階段を上っていく事となります。

改札が一ヶ所しかなく、向こう側にも出入口はありますが、一度この左端の柵の向こうの通路まで手前側へ通ってきて、改札を通ってからこの写真の地点まで来る必要があります。向こう話にも改札があるととっても便利ですが、そこまではお金をかけられないようです。

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夢前川駅の駅舎です。

広畑駅の駅舎よりさらに古い1969(昭和44)年12月築の駅舎が今も建っています。

駅前のスペースは広く、駐車場としても利用されていますが、バスの乗り入れはありません。この広場は十分スペースがあるのですが、幹線道からここへ行き着く道路が細い(といっても車の行き交いは普通にできますが…)のもあるのかも。近くの幹線道にある「歌野橋」というバス停が最寄りとなります。

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