(2009年8月当時)
▼前回記事の一関市と同じ日に訪ねました。もう12年近く前の2009年お盆の旅でした。
水沢駅前はホテルなど中高層のビルが並んでいました。
▼水沢駅から駅前通りを進みゆくところですが、右側のみアーケードつき歩道が続いていました。
▼自治体名が表記されていませんが、旧・水沢市のマンホールです。
市の花モミジと市の木シダレザクラ、そして市の鳥ヒバリという「市の〇」で固めたものでした。
▼水沢駅前の通りも、進んでいくうちに両サイド歩道にアーケードがついていました。
突き当りに見えるのは「Maple(メイプル)」という商業施設で、元は1985(昭和60)年にジャスコ水沢店として開業していたものが2005(平成17)年に閉店となり、この建物を改装して翌2006(平成18)年に開業しており、この時はその3年後という状態でした。
▼中央通り三丁目というバス停名で「岩手県交通」と「コミュニティバス」と2軒の標識が建っていました。
それにしても気になるのは岩手県交通側のバス停名に両サイド「いちご薬局入口」と表示してある事でした。確かにここは、いちご薬局という薬局の入口ですがえらい強調するな、と。電車の駅でいう「副駅名」みたいな感じでした。しかもなんで2ヶ所も会貼ってあるんだろう?というのもツッコミどころでした。
▼2階建てのテナントビルらしきものがありましたが、色の擦れ具合が渋すぎて惹かれました。かつてはすべてバリバリに営業していたのかもしれないなと思いを馳せました。
▼水沢公園が見えました。水沢駅から徒歩約10分の所にあります。
左側の写真に見える高塔のような建物は旧の消防署のものだそうです。
今回はここを訪ねただけのようなものですが、早速中へ入っていきます。
▼という事で水沢公園へと入りました。
この時は夏で季節外れでしたが、ここは岩手県有数の桜名所だそうです。
開園は1878(明治10)年で、それまでは松や杉がうっそうと茂った丘であったと書かれていました。ここに来た時には勝手にここが水沢城跡かと思っていましたが、全然違ってて、水沢城跡は別な場所にありました。
▼公園敷地内に「高野長英記念館」がありました。
幕末の世に現れては消えた高野長英はここ水沢の出身だったのですね、訪ねてみて初めて知りましたが、これもまた旅の醍醐味というものではないでしょうか。
ここはそんな長英の偉業を顕彰する記念館として1971(昭和46)年に開館したという事で、今年でちょうど開館50周年という節目を迎えています。
入館料は200円で、普段は有料なのですが、5月5日は高野長英生誕記念ということで「無料入館」できるそうです。
▼公園内は緑いっぱいで、マイナスイオンに溢れた空間を感じました。
石垣なんかも見てると水沢城跡と勘違いするのも無理からぬところ、と勝手に思いました(笑)
▼水沢公園を出て、再び街へ来ましたが、とにかく渋い建物が目に飛び込んできて撮りました。
左側の写真のコンクリート色丸出しの建物に「生鮮コンビ となりのお店」とあり色々調べてみましたがヒットせず、とうに営業していないお店と思われます。右側の写真は染物店だそうですが、ここはググったら地図にもその名前があったので現役かもしれないです。ガラス張りで桟のある入口が昭和感に溢れていました。
という訳で、奥州市では実質水沢公園をちょこっと見ただけでしたが、渋い建物も色々見れたので良しとしました。